生後7ヶの月赤ちゃんの体重や授乳回数は?離乳食の進め方と成長の特徴も【医師監修】

 専門家監修
公開日:2018/04/26
更新日:2019/07/03
生後7ヶの月赤ちゃんの体重や授乳回数は?離乳食の進め方と成長の特徴も【医師監修】
監修
渡辺とよ子先生
わたなべ医院院長

赤ちゃんが生まれてから半年が過ぎ、お母さんやお父さんは赤ちゃんのいる生活に少しずつ慣れてきたのではないでしょうか。この時期の赤ちゃんはズリバイやはいはいで自分の行きたいところに移動できるようになっている子もいます。嫌なものは泣いて意思表示をするのもこの頃。生後7ヶ月ならではの成長具合や離乳食についてのこと、授乳回数など気になるあれこれをドクターがお答えします。

生後7ヶ月赤ちゃんの睡眠時間や夜泣きについて

赤ちゃんが夜よく眠れるようになるためには、眠りのリズムをある程度大人がつくってやることも必要です。朝決まった時間に起こして夜は大人も静かに過ごすなど、しっかり眠れる環境づくりを心がけて。その他、必要な栄養を十分に取れていることや、昼間必要以上に興奮させたりしていないか気をつけて。たとえば、母乳が大好きな赤ちゃんで離乳食が足りていないと、夜の授乳がいつまでも続くこともあります。

夜泣き

夜泣きの期間や程度には個人差があって、なかには何ヶ月も続く子もいます。ママは夜が来ることさえ、ゆううつに感じるかもしれませんね。ママやパパは大変ですが、残念ながら「こうすれうば夜泣きはおさまる」という秘策はありません。たまには家族に対応を代わってもらい、ママが続けて眠れる時間をつくってもらいましょう。夜中の授乳が続いているなら、そろそろやめてみるとぐっすり眠る子もいます。

夜泣きの際の添い乳

添い乳は赤ちゃんが泣き止み寝てくれるのであれば、してはいけないということはありません。ただ、添い乳はママが対応せざるをえないので、パパが休みの日は赤ちゃんの相手をしてもらい、ママがゆっくりと昼寝をするなど睡眠を確保するようにしましょう。

睡眠中の服装

一般的に赤ちゃんの寝相はかなり悪く、寝ている間に驚くほどよく動きます。寒い時期はスリーパーを着せたり、布団から飛び出していたらそっと戻してあげますが、あまり神経質にならず冷え込む朝などは控えめに暖房をつけておきましょう。

母乳、ミルクの授乳回数や量について

【母乳】

回数:3~5回/1日

飲む量:600ml~1100ml/1日

【ミルク】

回数:3(+2)回/1日

※( )内は、離乳食後に飲ませるミルクの回数です。

飲む量:200~220ml/1回

生後7ヶ月の時期になると、離乳食が2回食になるころ。その場合、授乳でとる栄養と食事でとる栄養の比率は、母乳・ミルク70%、離乳食が30%に。おっぱいが大好きな子ほど、離乳食が進まなないという傾向があるようです。母乳をよく飲んでいるし、体重も増えているから安心、と思うかもしれませんが、この時期に母乳とミルクだけでは栄養不足。中には貧血になる子もいるので注意しましょう。

この時期の赤ちゃんの栄養について

1日2回の離乳食が定着し、食べる量が増える時期。栄養の主体はまだ母乳やミルクですが、離乳食からとる栄養の割合が30~40%に増えてきます。食後の母乳・ミルクが減る赤ちゃんもいますが、離乳食をその子なりに食べて体重も増えているなら、心配いりません。

この時期のママの体について

母乳は「需要」に合わせて「供給」されるもの。離乳食が進んでいくと、赤ちゃんが飲む量も減るため、自然に母乳の分泌が減り始めます。ママにはさびしさがあるかもしれませんが、少しずつ「おっぱい中心」の食事を「離乳食中心」に変えていきましょう。

生後7ヶ月頃の赤ちゃんの離乳食の量・回数・味付けについて

生後7ヶ月頃の赤ちゃんの離乳食については1回食から2回食に進む時期でもあり、食べることにも慣れてきたのではないでしょうか。少しずつ水分を減らし、新しい食材にもトライしていきましょう。

この時期なら、2回食の場合の1回の量の目安

●おかゆ50~80g

●野菜果物20~30g

●タンパク質や肉や魚なら10~15g

このほか、この時期の離乳食についてのママたちの悩みをドクターにお答えいただきました。

離乳食の好き嫌い

Q:食事の回数も増え、色々なものを食べさせるようにしていますが、嫌いなものは口に入れても出してしまいます。

A:食材そのものが嫌いなのではなく、食感や舌触りが好きではないことが原因かもしれません。

この月齢では、まだ特定の食べものを意識して嫌っているわけではないです。食材そのものではなく、舌ざわりや食感などが好きではないことが原因ではないでしょうか。やわらかくしてみたりかたくしてみたり、調理方法や味付け、食べるタイミングなども工夫してみてください。今まで嫌いだと思っていた食べものでも食べるようになるかもしれませんね。

10倍がゆしか食べない

Q:10倍がゆしか食べてくれず、離乳食が進みません

A:おなかがすいているかどうかタイミングをみましょう

離乳食をしっかり食べるためには、おなかがすいていることが大事。眠いとき、疲れているときは、食べる意欲わきません。離乳食のタイミングを見直し、母乳で満腹になってしまうようなら回数を減らすなど工夫しましょう。また、ママやパパといっしょに食べると、楽しい雰囲気に思わず口を開けるようになることも。ごく少量の調味料やだしを使ったり、ミルク味にしたりと、赤ちゃんが好きな味を探してみるのもいいですね。

食べ過ぎ?

Q:あげればあげるだけ食べますが、やっぱり良くないですか?

A:水分が多いため実際の量はそれほど多くはないことがほとんどです

この時期に食べさせるおかゆは、ほとんどが水分です。「多いかな」と思っても、実際のごはんの量はそれほど多くはありません。おかゆに野菜を混ぜるなど、バランスよく食べさせる工夫をしてみてましょう。

便秘とその解消法

離乳食をはじめてうんちの回数が変わったというお母さんもいるようですね。便秘気味の場合は、食物繊維を多く含む野菜を多めにする、腸の働きを活発にしてくれるヨーグルトをとるなど、離乳食の内容を工夫してみましょう。また、うんちが腸内で停滞していると、かたくなって、出にくくなってしまいます。自然に出るのを待つのではなく、綿棒にベビーオイルをつけて、うんちが出そうな時間帯に肛門をくるくるとマッサージするのもいいですよ。

監修
渡辺とよ子先生
わたなべ医院院長
札幌医科大学医学部卒業後、国立小児病院新生児科(NICU)や東京都立墨東病院周産期センター新生児科部長、同病院副院長をへて2014年より現職に。多くの乳幼児をみてきた渡辺先生ならではの、的確で親切な助言が好評。これまで『母乳育児 ミルク育児の不安がなくなる本』(主婦の友社)など監修に携わった育児本多数。

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