離乳食の始め方!おすすめの進め方とスケジュール、レシピ・量は?

 専門家監修
公開日:2018/03/02
更新日:2019/10/08
離乳食の始め方!おすすめの進め方とスケジュール、レシピ・量は?
監修
上田玲子先生
帝京科学大学教育人間学部教授 栄養学博士

母乳やミルクだけでなく食事からも栄養がとれるよう、生後5~6ヶ月からスタートする離乳食。はじめのひと口は、何をどのように食べさせるのがいいのでしょうか。離乳食を始めるタイミングや食材の形状まで、離乳食初期の基本を知っておきましょう。

離乳食はどんなタイミングで始めればいいの?

離乳食を始める目安は、生後5~6ヶ月ごろ。始めるのが早すぎると赤ちゃんの体に負担がかかり、遅すぎても栄養不足になってしまいます。ゆっくりめでも、6ヶ月にはスタートしましょう。そのほか、下記にあるスタートOKのチェックポイントも参考にしてください。

首がすわり、支えがあればおすわりできる

順調に発達している目安です。支えがあればおすわりができるようになると、離乳食を食べる受け入れ態勢もできたということに。

人が食べているのを見て、食べたそうにする

あーんと口をあけたり、食べたそうに口をモグモグ動かしたりするのは、口のまわりの筋肉が発達して、かむ運動の準備ができた証拠です

赤ちゃんの口を指で刺激しても押し出さない

哺乳反射(舌や唇にふれたものを反射的にくわえようとする動き)が少なくなってきたら、離乳食を始めていいというサインです。

離乳食を食べさせる時間や進め方などのスケジュール

スプーンをで離乳食をたべさせてもらっている赤ちゃん

離乳食の初期(生後5~6ヶ月ごろ)は、授乳時間の1回を離乳食タイムにします。深夜や早朝は避けて、おなかがすいている時間帯に設定するのがおすすめです。もし授乳時間が一定でなければ、ママの都合のいい時間に。赤ちゃんの機嫌がいい午前中にしたり、上の子がいる場合は、家族がそろう夕方に設定するなど、なるべくいつもと同じ時間を守れるのが理想です。離乳食を始めて1ヶ月ほどたち、1日2回食にする場合は、離乳食の間隔は4時間以上あけましょう。

離乳食で気をつけることや、1回の量を知りたい

ひざに赤ちゃんをのせて離乳食を食べさせる女性

①最初のひと口は、消化吸収がよくアレルギーの心配も少ない10倍がゆからスタートしましょう。小さじ1さじから始め、2日目も1さじ、3日目になったら2さじと増やし、慣れたころに大さじ2~3(30~40g)が目安です。

②おかゆに慣れたら、2品目に野菜を用意します。かぼちゃ、にんじんなどアクが少なくて甘みがあり、調理しやすいものから1種類を選びます。同じものを少しずつ量を増やし、慣れたころに野菜10gを目安にしましょう。

③おかゆと野菜1種類を順調に食べられたら、タンパク質源食品を1種類プラスします。最初はトロトロにしやすい豆腐がおすすめ。少しずつ量を増やし、慣れたころに豆腐25g(3cm角1個)を目安にします。

離乳食初期は、必ず加熱してから与えます。また、塩分は赤ちゃんの内臓に大きな負担をかけてしまうため、味付けは不要です。タンパク質源食品は、豆腐や、アレルギーの心配が少ない真鯛から始め、離乳食初期は、肉や卵、乳製品はまだ食べさせません。

先輩ママ体験談①離乳食を始めたばかりのころは、どうやって進めた?

10倍がゆを1さじから始める離乳食。どれくらいの期間をかけてメニューや量を増やしていったのでしょうか。

●10倍がゆを小さじ1からスタート!初めての食材はアレルギーが怖かったので、どれも米粒くらいの量を最初に与えてみて、平気だったら次の日に量を増やす形で進めました。

●生後5ヶ月になったとき、10倍がゆを小さじ1さじから始め、その2日後に2さじ、さらに2日後に3さじ、と増やしました。スタートして1週間後に初めて、10倍がゆ以外でにんじんを1さじ食べさせました。

●離乳食を始めた1週目は10倍がゆを、2週目にカボチャやサツマイモを裏ごししてトロトロにしたものを、3週目にほうれん草など食材を2種類混ぜ、少しずつ量を増やしました!

離乳食初期のころの形状をチェック!

ごはん

ごはんのペースト

10倍がゆの裏ごし、すりつぶしから始め、少しずつ水分量を減らしていきます。最初のころは、米1:水10の割合で炊いた10倍がゆを、裏ごしかすりつぶしてトロトロにします。慣れてきたら、米1:水7の割合で炊いた7倍がゆにします。なめらかにすりつぶし、ポッテリ状に。

にんじん

にんじんのペースト

皮をむいてやわらかくゆでて、時期に合わせて裏ごししたり、すりつぶします。最初はやわらかくゆでて裏ごしし、水どきかたくり粉を加えて加熱し、とろみづけをします。慣れたらやわらかくゆでてすりつぶし、水どきかたくり粉を加えて加熱し、とろみづけをします。

豆腐

豆腐のペースト

絹ごし豆腐から始め、必ず湯通ししてから食べさせます。絹ごし豆腐を湯通しし、なめらかにすりつぶします。

白身魚

白身魚のペースト

最初は真鯛がおすすめです。ゆでて皮と骨をとり除いてから、繊維をすりつぶし、湯でゆるめ、水どきかたくり粉を加えて加熱し、ゆるいとろみをつけます。

離乳食初期のおすすめレシピ10選

離乳食の初期は、ゆでてすりつぶす・裏ごしをするのが基本。この時期は、トロトロ状の食べ物をスプーンでゴックンと飲み込むことに慣れるのが目的。1種類ずつ、ゆっくり量を増やしていきましょう。離乳食を作るのは初めて、というママにもチャレンジしやすいメニューをピックアップしました。

だしがゆ

まずはごはんからスタート!

だしがゆのレシピ・作り方

材料 

10倍がゆ……30g(大さじ2)

だし……大さじ1

作り方

10倍がゆをなめらかにすりつぶし、だしを加えて混ぜ合わせる。

かぼちゃがゆ

自然な甘みに赤ちゃんも夢中!

かぼちゃがゆのレシピ・作り方

材料

10倍がゆ……30g(大さじ2)

かぼちゃ……5g(1.5cm角1個)


作り方

1 かぼちゃは皮と種を除き、やわらかくゆで、すりつぶす。

2 10 倍がゆをなめらかにすりつぶし、1を加えて混ぜ、湯大さじ1~2(分量外)で食べやすくのばす。

さつまいものトロトロ

電子レンジで加熱すれば裏ごしもラク!

さつまいものトロトロのレシピ・作り方

材料

さつまいも……20g(2cm角2個)

だし……大さじ2~3


作り方

1 さつまいもは皮ごとラップで包み、電子レンジで1分ほど加熱し、冷めたら皮をむく。

2 1をなめらかに裏ごしし、だしでのばす。

アップルキャロット

りんごの酸味とにんじんの甘みが好相性!

アップルキャロットのレシピ・作り方

材料

にんじん……10g(2cm角1個)

りんご……5g(5mm幅のくし形切り1個)

作り方

1 にんじんとりんごは皮をむき、鍋に入れてかぶるくらいの水(分量外)を加え、やわらかくなるまでゆでる(ゆで汁はとっておく)。

2 1を裏ごしし、ゆで汁で食べやすいかたさにのばす。

かぼちゃのトロトロ

こっくりとした甘みを満喫できるお手軽メニュー

かぼちゃのトロトロのレシピ・作り方

材料

かぼちゃ……10g(2cm角1個)

作り方

1 かぼちゃは種を除いてラップで包み、電子レンジで40秒ほど加熱し、皮を除いて裏ごしする。

2 1を湯冷まし大さじ1~2(分量外)で、食べやすくのばす。

トロトロトマトがゆ

10倍がゆの味付けとしてトマトが活躍

トロトロトマトがゆのレシピ・作り方

材料

トマト……20g(中1/8個)
10倍がゆ……30g(大さじ2)

作り方

トマトは裏ごしして皮と種を除き、器に盛った10倍がゆにのせる。

ブロッコリーと高野豆腐のトロトロ

高野豆腐のとろみでブロッコリーを食べやすく!

ブロッコリーと高野豆腐のトロトロのレシピ・作り方

材料

ブロッコリー……10g(小房1個)
高野豆腐(すりおろし)……大さじ1
だし……大さじ3

作り方

1 ブロッコリーはやわらかくゆで、裏ごしする。

2 鍋にだしを煮立て、高野豆腐を加えてとろりとするまで煮る。

3 器に2を盛り、1をのせる。

豆腐のとろみ仕立て

タンパク質デビューにピッタリの一品

豆腐のとろみ仕立てのレシピ・作り方

材料

絹ごし豆腐……25g(3cm角1個)

だし……大さじ2

水どきかたくり粉……少々


作り方

1 豆腐は裏ごしする。

2 鍋に1、だしを入れてひと煮し、水どきかたくり粉でとろみをつける。

豆腐キャベツがゆ

大豆の栄養をまるごと!やさしい口あたり

豆腐キャベツがゆのレシピ・作り方

材料

絹ごし豆腐……20g(2cm角2個)
キャベツ……10g(葉1枚くらい)
10倍がゆ……30g

作り方

1 キャベツはやわらかくゆで、裏ごしする。豆腐もさっとゆで、裏ごしする。

2 10倍がゆをなめらかにすりつぶし、1を加えて混ぜ合わせる。

鯛にんじん

野菜の甘みに上品な鯛のうまみをプラス

鯛にんじんのレシピ・作り方

材料

鯛……5g(刺し身1/2切れ)
にんじん……10g(2cm角1個)

作り方

1 鯛は熱湯でゆでて火を通す。にんじんはやわらかくゆでる(ゆで汁はとっておく)。

2 1をなめらかにすりつぶし、ゆで汁で食べやすくのばす。

先輩ママ体験談②離乳食をスタートする前の重湯や麦茶、どうやってあげた?

10倍がゆを食べさせる前に重湯から始めたり、麦茶をスプーンで飲ませるなど、離乳食開始の準備をしたママもたくさんいます。離乳食がスムーズに進められるよう、参考にしてください。

●はじめに何もないスプーンを口に運び、口を開けるのを確認できてから麦茶を始めました。
●生後5ヶ月の記念にほ乳瓶で麦茶を飲ませましたが、すごい顔をして吐き出しました!その後は離乳食のたびに、スプーンで1さじあげて慣らしました。
●口に入れやすい、先が小さいスプーンで口に乗せてあげて、様子をみながら飲ませました。
●重湯は離乳食用のプラスチックのスプーンで、麦茶はパックにストローを刺して、パックを押したら出てくるようにして飲ませました。

先輩ママ体験談③保育園に通っている赤ちゃんは、どうやって離乳食を進めた?

保育園に通っている場合、自宅では離乳食をどのように進めるのでしょうか。ママたちの体験談を見てみましょう。

●生後7ヶ月から保育園に通っています。お昼に離乳食を食べさせてもらえるので、家では朝か夕方に食べさせて1日2回食に。今は生後10ヶ月なので、朝昼晩の3回食になりました。食べさせるもの、アレルギーなどは、先生と確認しながら進めています。
●家では全く食べなかったので、保育園で少しずつ食べる練習をしてもらった。初めはスプーンの先でひと口のお粥から。
●保育園の「今月のメニュー」を見て、出される予定のものでまだ食べてないものがあれば、家でまず食べさせておきました。
●保育園に入った時は離乳食初期~中期くらいでした。子どものお迎え時や連絡帳を利用して、保育園の先生と細かく相談していました(主に離乳食を進める時期や、アレルギーが心配な食べ物があった時)。先生もよく様子を見てくれていて、離乳食を進めることを先生から提案されたこともありました。これは嫌い、この硬さなら食べられるなど、情報交換しながら、同時にステップアップするよう進めています。

監修
上田玲子先生
帝京科学大学教育人間学部教授 栄養学博士
栄養学博士・管理栄養士。小児栄養学の第一人者として活躍するかたわら、トランスコウプ総合研究所取締役として栄養コーチングの手法を開発。日本栄養改善学会評議員や日本小児栄養研究会運営委員なども務める。『はじめてママ&パパの離乳食』『離乳食大全科』(主婦の友社)など監修書多数。

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