徳澤直子さん 私は多分、子離れできないタイプ。だからこそ情熱を注げる仕事を見つけたかった ~mama’s LIFE Vol.11 第2回~

徳澤直子さん 私は多分、子離れできないタイプ。だからこそ情熱を注げる仕事を見つけたかった ~mama’s LIFE Vol.11 第2回~

連載 MAMA'S LIFE〜Vol.11〜徳澤直子さん

テレビや雑誌などで産後も輝き続ける、あこがれのママのリアルな気持ちに迫る連載「mama’s LIFE」。今回登場されたのは、『Seventeen』『CanCam』などのファッション誌にて人気モデルとして長年活躍してきた徳澤直子さん。現在は2児の母となり、モデルとしての活動を継続しつつ、大学院生として学業にも勤しむ日々を過ごしています。早朝から過密スケジュールをこなす徳澤さん、いったいどんな24時間になっているのでしょうか。


朝は3時から家事! 好きなことをしているから、疲れより充実感のほうが大きい

2011年に第一子となる女の子を出産して間もなく、大学入試のための勉強を本格的にスタートした徳澤さん。0歳児の育児をしながら受験勉強をしていたころのことは、「目まぐるしすぎて、あまりよく覚えていない」というほど。独学での受験勉強を続け、2013年、念願の看護大学への入学が決定しました。大学へ入学したころ、娘さんはまだ1歳。それから大学院へ通う現在までの5年間、徳澤さんの1日は午前3時から始まります。

「今もですが、大学に通っていたころは、本当に毎日が戦争のように過ぎていきました(笑)。朝は3~4時に起きて6時くらいまでは家事や育児をし、もし大学の課題が残っていれば、その時間にすることも。それから娘を起こして朝ごはんを食べさせ、バタバタと保育園へ送り、1時間ほど電車に乗って大学に到着。夕方まで授業を受け、終わったらダッシュで保育園へ娘を迎えに行き、帰ってご飯を食べさせてお風呂に入って、寝かしつけながら自分も寝る……、というのが当時の基本的な1日の流れです」

看護系の学部のため、授業時間は長く、実習も山ほど。さらに、育児や大学の授業に影響しない範囲でモデルの仕事もするなど、想像を絶する超多忙な毎日。それでも、大学に通った4年間はとても充実していたといいます。

「無我夢中でしたが、大学で勉強するのは自分で決めたことだったので、すごく楽しかったです。大人になってから『勉強したい』と思ったことって、10代のころと違い、やはり集中して学べるし、好奇心を持って授業に臨めるんだなって実感しました」

育児と学業、何も言わず見守ってくれている両親に感謝

大学の勉強や仕事は、ある程度予測や調整ができても、予期せぬことが起こるのが育児。娘さんが熱を出したときなど、いざというときにとても頼りになったのはご両親でした。

「保育園に入り始めのころから2歳くらいまではよく熱を出していたので、どうしても授業を休めない場合は、その時間だけ私の両親にお願いすることもありました。これまで、両親には精神面でもとても助けられていて、私の育児に関して『こうしなさい』と口を出すことがないんです。私もそう両親に育てられてきましたが、『子どもが自分で決めて動くことが一番いい』という教育方針。小さな娘を育てながら大学へ行くと決めたときも反対されることもなかったし、親族に医療従事者が多いのもあって、『その仕事のほうが向いているんじゃない?』と応援してくれたくらい(笑)。あまり固定観念に縛られない点で、すごく救われた部分はありました。両親のそんな姿を見ていると、私も理解のある親にならないといけないなって感じます」

2017年に看護師国家試験に合格し、看護師の資格を取得した徳澤さん。常に時間に追われる4年間を過ごすなかで、先々のこともしっかりと見据えていました。大学を卒業後は、大学院に進み、助産学を研究することを決めます。

「学部生(大学生)のころから進路の候補には入れていたのですが、ハッキリと定めていたわけではなかったんです。ただ、論文を読むのは楽しいと思っていたし、助産学の勉強や研究をできるのが大学院だったというのもあり、自然と方向が決まったかなと思います。大学院も学部のころと勉強する基本的な内容は同じですが、講義よりも研究が多いですね。たとえば、教科書を読んで覚えるのが学部(大学)だとしたら、教科書に書いてあることを疑い、調べ、塗り替えるのが大学院だと言わるように、アプローチの仕方が違う感じです。研究以外にも、実際に病院を回ったりもします。昨年の夏に下の子を出産し、今は休学中なのですが、同学年の子はお産の現場に10件以上も行き、実際に赤ちゃんを取り上げたりしているんです。4月からは下の子の保育園の入園も決まり、いよいよ復学するので、生活がまたハードになると思いますが、お産の現場に立ち会えるのはとても楽しみです」

育児が終わっても人生は続くから、一生を捧げられる仕事を見つけておきたかった

「本当に毎日大変です!」と明るく話す快活さと、どこかそんな自分を客観視している冷静さも兼ね備える徳澤さん。女性らしい雰囲気のなかに、とても強い「芯」のようなものを感じさせます。

「モデルという職業上、女性っぽいイメージで見られることが多いのですが、本当は男性っぽい面のほうが強いかもしれません。行きあたりばったりが苦手なので、エクセルで人生プランを立てたりもしますし(笑)。何事も、将来の予測を立てて『見える化』しておきたいんですね。家族全員のこれからを予測して『この年にはこんなイベントがあって家の中に大きな波が立つだろうから、そのときまでに心構えをしておこう』とか、前もって準備をしておかないと心配で。目標を立ててそれを完璧に遂行しよう、というわけではなく、少しは遊びの部分を作っておきながら、『きっとこんな感じなんだろうな』という予測をしておかないと、不安になっちゃうんですよね」

もちろん、育児を終えた20年後のご自身の未来も、今からしっかりプランニングしています。

「大学院を卒業したあとは、助産師として病院で勤務をしたいなと思っています。周囲からは『大変じゃない?』とよく言われるのですが、私は常に何かしていないと、潰れてしまうと思っているんです。忙しいほうが心地いいというか。仕事や大学院に注いでいるエネルギーを家庭だけにまるごと向けてしまうと、過干渉な親になってしまいそうなんですよね。きっと私は子離れできないタイプだと思うし、だからこそ育児以外にも情熱を注げるものがあったほうがいい。助産師の仕事は、20年後もそれからもずっと、一生をかけてできる、生きがいだと思えるような仕事になるんじゃないかなと思っています」

第3回(3月19日月曜記事配信予定)へ続きます。

■徳澤直子さん 長女が1歳のとき大学へ入学! 母・学生・モデル……、3足のわらじを履くことで、いいバランスが取れるように ~mama’s LIFE Vol.11 第1回~

●徳澤直子さん着用クレジット

トップス10,800円+税、デニムパンツ21,800円+税/ともにFEMIND TOKYO ピアス9,000円+税/REMYU その他私物

●徳澤直子さん着用分のお問い合わせ先

FEMIND TOKYO/☎03-6416-4360/東京都渋谷区猿楽町11-6サンローゼ代官山102 

REMYU(ルイールコーポレーション)/☎03-6427-5521/東京都渋谷区渋谷2-14-17渋谷SSビル6F

撮影/羽田徹(biswa.)/ヘア&メイク/MAKI(P-cott)/取材・文/長澤幸代


この連載について

数々のファッション誌にて絶大な人気を誇り、母となった今も華やかなオーラを放ち続ける徳澤直子さん。26歳のときに第一子を出産、28歳で看護系大学の大学生に。看護師の資格を取得した昨年からは大学院生になり、さらに第二子を出産! そんなエネルギーに満ちた徳澤さんの育児ライフをインタビュー! 2人の子どもを育てるママならではのリアルな気持ちをお届けします。

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PROFILE
徳澤直子さん
1984年10月16日生まれ。神奈川県出身。2001年、ファッション誌『Seventeen』のミスセブンティーンに選ばれモデルデビュー。『Seventeen』卒業後、2004年からは『CanCam』の専属モデルに。誌面で着用した服が次々に完売するなど、同世代の女性から絶大な支持を受ける。2011年8月に第一子を、2017年8月に第二子を出産。2013年より大学で医療・看護を学び、2017年、看護師国家試験に合格。同年春より大学院にて助産学を学び、育児、学業を両立しながらモデルとしての活動も続ける。

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