新生児の沐浴のやり方・手順を写真で解説!準備・温度と期間はいつからいつまで?

 専門家監修
公開日:2018/03/06
更新日:2019/09/06
新生児の沐浴のやり方・手順を写真で解説!準備・温度と期間はいつからいつまで?
監修
五十嵐 隆
国立成育医療研究センター 理事長・総長

産院から退院した日から、すぐに赤ちゃんのお世話が始まります。その中でも、育児初心者のママ・パパにとって難易度が高いのが、沐浴でしょう。慣れないうちは、赤ちゃんが動くと落としそうになるなど、こわごわかもしれませんが、何回も行うことでだんだん上手になっていきます。入れ方の手順やコツを覚えて、あせらずに入れてあげましょう。

赤ちゃんの沐浴・お風呂をするときに適切な温度

夏は38~40度、冬場は40~42度くらい

お湯の温度は、熱すぎるとすぐに赤ちゃんがのぼせてしまいますが、ぬるいと冬場などは湯冷めする心配があります。めやすは、「熱すぎずぬるすぎず」。季節や室温にもよりますが、適温は夏なら38~40度、冬場は40~42度くらいをめやすにします。慣れるまでは、湯温計で確認するといいでしょう。湯温計がない場合は、ママ・パパのひじをお湯につけてみて、ややぬるめと感じる程度ならOKです。

赤ちゃんの沐浴・お風呂の注意点

毎日できるだけ決まった時間に入れる

沐浴は、毎日できるだけ同じ時間帯に入れるようにしましょう。そうすると、赤ちゃんの生活リズムも整いやすくなります。

深夜は避けて夜までに入れる

沐浴は、深夜の時間帯を避けて、1日の疲れが出て赤ちゃんがぐずりやすくなる夕方に入れると、いい気分転換になります。パパの帰りを待って入れようと思うと、夜遅い時間の沐浴になってしまう場合もあるでしょう。沐浴の時間が夜遅くなると、ねんねも遅めになってしまいます。ママ一人では大変な場合は、時間に余裕がある午前中や日中に入れるのでもかまいません。

沐浴のタイミングは授乳と授乳の間

沐浴は、空腹時と授乳の直後は避けるのが原則です。おなかがすいていると、赤ちゃんはぐずりがちでゆっくり入れることができにくくなります。また、授乳の直後はおなかがいっぱいなので、体を動かすと吐いてしまうことがあるからです。

1回の沐浴は10分以内に済ませる

赤ちゃんの沐浴は、冬でも大人の入浴と違ってゆっくり温まる必要はありません。長湯をすると、赤ちゃんはかえって疲れてしまいます。おふろといっても、あくまで体を清潔にすることが目的と考えて、10分程度を目安に手早く済ませることが大切です。

赤ちゃんの沐浴・お風呂でよくある質問

石けんとシャンプーは、どう使い分けるの?

A.沐浴の時期は、石けんだけでOK

生後1ケ月くらいまでは、頭も含めて全身、石けんで洗ってかまいません。1ケ月を過ぎると、皮脂の分泌がより盛んになってきます。汗をかいて頭がにおうときは、髪をベビー用シャンプーで洗うようにするといいでしょう。

耳にお湯が入ると、中耳炎になるのではと心配…。

A.耳からお湯が入ることで中耳炎にはなりません

おふろのお湯が耳の穴から入ると、中耳炎になると勘違いしている人も多いようです。中耳炎は、耳の鼓膜のさらに奥にある中耳がウイルスなどに感染して炎症を起こす病気ですが、感染経路は耳とのどや鼻の奥をつなぐ耳管から。おふろのお湯が耳の穴から入って炎症を起こすことはないので、耳にお湯が入らないよう神経質になる必要はありません。耳にお湯が入ったとしてもやがて自然に出てきますが、気になるときは沐浴後に綿棒で吸い取るといいでしょう。

沐浴のときにうんちをする場合は?

A.授乳直後の沐浴は避けましょう

授乳直後はうんちをしやすいので、沐浴を避けます。ただ、赤ちゃんも気持ちよくなってうんちをするのでしょうから、止めるのは無理というもの。ふいにうんちをしたときには、赤ちゃんを洗面器に移して体を流せるように、お湯を用意しておきましょう。

文/村田弥生

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監修
五十嵐 隆
国立成育医療研究センター 理事長・総長
東京大学医学部卒業後、都立清瀬小児病院、東大附属病院小児科助手、ハーバード大学ボストン小児病院研究員、東大附属病院分院小児科講師などをへて、2000年に東京大学医学部小児医学講座教授に。2012年より現職。日本小児科学会会長などの要職も務める。私生活では3人の男子の父。

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