新生児の沐浴のやり方・手順を写真で解説!準備・温度と期間はいつからいつまで?

 専門家監修
公開日:2018/03/06
更新日:2019/09/06
新生児の沐浴のやり方・手順を写真で解説!準備・温度と期間はいつからいつまで?
監修
五十嵐 隆
国立成育医療研究センター 理事長・総長

産院から退院した日から、すぐに赤ちゃんのお世話が始まります。その中でも、育児初心者のママ・パパにとって難易度が高いのが、沐浴でしょう。慣れないうちは、赤ちゃんが動くと落としそうになるなど、こわごわかもしれませんが、何回も行うことでだんだん上手になっていきます。入れ方の手順やコツを覚えて、あせらずに入れてあげましょう。

赤ちゃんのお風呂・沐浴方法と手順

洗い方の基本は、「上から下、きれいなところから汚れているところへ」

洗い方は、頭や顔など上のほうのあまり汚れない部位から、おしりのように汚れやすい部位へ、上から下へと洗っていくのが基本です。

①お湯の温度を確認する

ミッフィーのお風呂と温度計

湯温計を使ったり、ない場合はママやパパがひじを入れたりして、お湯の温度をはかります。

②沐浴布をかけて足からお湯に

沐浴布をかけてお湯に入る赤ちゃん

裸になると不安になり泣く赤ちゃんもいるので、沐浴布を体にかけて足からゆっくりお湯に入れます。体がプカプカ浮いてしまうときは、ベビーバスの底にお尻をつけて座らせるようにすると安定。お湯の量は、胸の上くらいがベストです。

③しぼったガーゼで顔を拭く

洗う順番は、顔などきれいな場所からだんだん下へ。目、耳、口の周りなどを、しぼったガーゼでやさしく拭きます。湿疹ができている場合は、石けんをよく泡立て洗い、ガーゼで拭くように流しましょう。

④頭を洗う

ガーゼで髪をぬらし、ママの手で石けんやシャンプーを泡立てて指の腹で洗い、きちんと流します。

頭を洗うとき、耳にお湯が入らないよう気になるかもしれません。赤ちゃんの耳を押さえるには、手を広げて親指と小指で赤ちゃんの両耳をふさぐようにしますが、手の小さいママの場合は届かないことも。そんなときは、耳たぶを下から軽く押し上げるようにするのがコツです。

⑤首からおなかを洗う

よく泡立てた石けんを手につけ、首から胸、おなかを洗います。首やわきの下など、くびれやしわは、汚れがたまりやすいので、特にていねいに洗いましょう。くびれやしわなど皮膚と皮膚が重なったところは、できるだけ伸ばして、石けんをつけた指で洗うのがコツ。石けん分が残ると赤くなったりただれたりすることがあるので、しっかり流しましょう。

⑥手足を洗う

赤ちゃんが手を握っていたら、小指からママの手を入れると開きやすくなります。手足の指の間やひざの裏側は、汚れがたまりやすいので特に念入りに洗って。

⑦背中、おしりを洗う

ママの手を赤ちゃんのわきの下に入れ、ママの腕に赤ちゃんの胸、手首にあごを乗せるようにして裏返しに。背中からおしりを洗います。おしりの割れ目の中も忘れずに。

裏返すのがこわい場合は、自分の手元側のベビーバスのふちに赤ちゃんを引き寄せ、ベビーバスの底におしりをつけて座らせるようにすると背中が見えて洗いやすくなります。

⑧性器を洗う

再び赤ちゃんを上向きにします。太もものつけ根をはじめ、女の子のしわやひだになった部分、男の子の袋の裏側などやさしく丁寧に指で洗いましょう。

⑨上がり湯をかける

沐浴布をはずして、洗面器に用意しておいた上がり湯をかけて、赤ちゃんの体に残っている石けん分をきちんと落とします。

⑩タオルで体を拭く

タオルで全身くるまれる赤ちゃん

お湯からあげたら、バスタオルで全身をくるみ、そっと押さえるようにして体の水分をふきとります。ゴシゴシこすって肌を傷つけないよう、気をつけて。

監修
五十嵐 隆
国立成育医療研究センター 理事長・総長
東京大学医学部卒業後、都立清瀬小児病院、東大附属病院小児科助手、ハーバード大学ボストン小児病院研究員、東大附属病院分院小児科講師などをへて、2000年に東京大学医学部小児医学講座教授に。2012年より現職。日本小児科学会会長などの要職も務める。私生活では3人の男子の父。

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