【医師監修】逆子の原因と直す方法とは?出産までに直る確率は?帝王切開になる?

 専門家監修
公開日:2018/01/18
更新日:2019/07/02
【医師監修】逆子の原因と直す方法とは?出産までに直る確率は?帝王切開になる?
監修
小島俊行先生
ミューズレディスクリニック院長

妊婦の3人に1人が「逆子ですね」と言われた経験がある(育児誌『Baby-mo』読者アンケートより)ほど、ポピュラーな逆子。「逆子は直る?」「どうやって直す?」「帝王切開になる?」など、逆子に関する気がかりについて、ドクターにうかがいました。

逆子とはどういう状態なの?

赤ちゃんの頭が上でおしりや足が下になっている状態です

胎内での姿勢は、赤ちゃんの頭が下で足が上を向いている「頭位」、赤ちゃんの頭が上にあって、おしりや足が下にある「骨盤位」、子宮の中で横たわっているような姿勢の「横位」に大きく分けられます。胎児の92%が頭位で、出産のときもそのまま頭から生まれてきます。骨盤位が、いわゆる逆子と呼ばれる姿勢です。

妊娠28週ごろまでなら自然に直ることが多い

妊娠28週ごろまでは胎児も小さく、体の大きさに比べて羊水がたっぷりあるので、子宮の中をクルクルと向きを変えて自由に動き回っています。ですからこの時期までの超音波検査で「逆子ですね」と言われても、「=逆子のまま出産」になるわけではありません。多くの赤ちゃんは出産が近づくにつれて、頭を下にした姿勢をとるようになります。また妊娠後期まで逆子でも、あるとき、急に頭位に戻ることもあります。最終的に逆子のままお産になるケースは5%ぐらいです。 妊娠35~36週になっても逆子の場合は、経膣分娩にするか帝王切開にするか、最終的な方針を決め、出産となります。

おなかの中の赤ちゃんはどんな姿勢をしているの?

頭位の赤ちゃん

頭を子宮口に向けた姿勢で、おしりや足は上。お産のときもこのままの姿勢で頭から出てきます。ほとんどの赤ちゃんはこの姿勢です。

逆子(骨盤位)の赤ちゃん

お母さんのおなかの中で、頭が上、おしりや足を子宮口のほうに向けた姿勢です。逆子になっている原因や赤ちゃんの大きさなどによって、経膣分娩できる場合と帝王切開になる場合とがあります。 逆子にはいろいろなポーズがありますが、代表的なのが単殿位、複殿位、膝位、足位の4つです。膝位、足位の頻度は少なく、たいていが単殿位、複殿位です。

次に逆子の種類について解説していきます。

単殿位

単殿位の胎児の写真

おしりが下になって、両足を上に持ち上げるような姿勢のこと。赤ちゃんがおしりから出てくるケースが多いので、経膣分娩できる可能性が高いといえます。

複殿位

複殿位の胎児の写真

ひざを曲げて、おしりと足が下にある姿勢です。両足が下にある「全複殿位」と、片足は下、片足は上に上げた「不全複殿位」とがあります。

膝位

膝位の胎児の写真

ひざを曲げて、両ひざがいちばん下にあるようなポーズ。まれに片足が後ろに、もう片足が前にある「不全膝位」という姿勢の場合もあります。

足位

足位の胎児の写真

両足を下に伸ばしたポーズ。帝王切開になる確率の高い姿勢です。

出典 :Pre-mo2017-2018年冬号※情報は掲載時のものです

監修
小島俊行先生
ミューズレディスクリニック院長
東京大学医学部卒業後、産婦人科入局。埼玉医科大学、焼津市立病院産婦人科部長を経て、米国スタンフォード大学留学。2004年より三井記念病院 産婦人科部長を経て、2017年より現職。専門は母子感染で、感染予防認定医。

あなたにおすすめ

注目コラム