【妊娠21週0日/予定日まで133日】消化器官も動かし、生まれてからの準備をしています

【妊娠21週0日/予定日まで133日】消化器官も動かし、生まれてからの準備をしています

連載 2人で読む【妊娠中期】 安心マタニティ

赤ちゃんに必要な栄養は、胎盤・臍帯を通じて届いていますが、消化器官を動かすことで、生まれたあと必要な栄養を受け取るための準備を今からしています。ママは免疫バランスが崩れやすい妊娠中、カンジダになることも。おりもののにおいや色がこれまでと違うようなら主治医に相談し、早めのケアを。


【赤ちゃん】消化器官を動かして飲んだ羊水を排出しています

赤ちゃんは盛んに羊水を飲んではおしっことして排出しています。糖やタンパク質といった必要な「栄養」は、胎盤・臍帯を通じてダイレクトに血管の中にもらっているのに、なぜ、消化器官を動かすようなことをしているのでしょうか。これは、おなかの外に出たとき、つまり「生まれた」あと、必要な栄養を消化器官から受け取るための準備をしているのです。

【ママ】これまでと違うおりものの様子や変化はチェックして

妊娠してからの変化として、おりものの様子が変わったという人も多いでしょう。単におりものの量がふえたということなら、代謝が変わって分泌量がふえたということなので問題ありません。でも、かゆみがあったり、これまでとにおいが違ったり、色が違ったりしたら、必ず主治医に相談しましょう。たとえば、かゆみがあってヨーグルトのような白いおりものが出たら、カンジダかもしれません。カンジダは常在菌のカビ菌によって起こる症状なので、元気なときには症状が出ませんが、疲れたり寝不足だったりして免疫バランスが崩れたときにあらわれます。いわゆる性感染症とは異なりますが、早めのケアが必要なことには変わりません。

【ドクターより】夫婦ゲンカがふえるのは当然のこと

妊娠がわかったころは、「これからいっしょに子どもを守っていこう」と誓い合い、幸せのオーラに包まれていたはずの2人。それなのに、妊娠が進むにつれて夫婦ゲンカがふえてきてしまった......という話をよく耳にします。でもそれは、当然のことかもしれません。今までの生活は、恋人同士の延長のようなものだったでしょう。大人2人の共同生活は、最小限の配慮でもめ事を回避することが可能でした。けれど、2人の間にやってきた小さく無力な命は、そんな均衡をたやすく崩してしまいます。妊娠中の妻は、100%のエネルギーを注いでおなかの命を育みます。体調に配慮し、栄養を考え、お酒もタバコも旅行もがまんします。しかし夫は、 生活を変える必要はありません。働き盛りで仕事も忙しい時期ですし、日本はまだまだ「奥さんが妊娠中なんだから、早く家に帰ったほうがいいんじゃないの?」なんて言ってくれる社会ではありません。「なぜ私ばかり?」「オレだって大変なんだ」。そんな感情のぶつかり合いが生じやすくなるのも当然のことです。それで、いいと思います。よそゆきの顔ではない、本音の部分をさらけ出したということなのですから。


この連載について

安定期に入る妊娠中期の週ごとのアドバイス。1つずつ読むごとに、そのときの赤ちゃんの様子、ママの生活上の注意点などが少しずつ理解できます。赤ちゃんの成長を実感して、自然とママになる心の準備も整うはず。35年以上にわたって妊婦さんと赤ちゃんを見守ってきた産婦人科ドクターによる温かくて信頼できるアドバイス!

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監修
鮫島浩二先生
産婦人科医
東京医科大学卒業後、東京警察病院、木野産婦人科医院などをへて、2006年さめじまボンディングクリニック開院。妊婦さん自身が主体になるお産を実践。また、母と子、父と子、そして妊婦さんどうしの絆づくりを支援する日々。ベストセラー『わたしがあなたを選びました』著者。3男の父。 (*)リーブ法の母親学級:さめじまボンディングクリニックで実施される、現代の日本の妊婦さんに向けたリラックス出産法。
さめじまボンディングクリニック

出典 :安心マタニティ280DAYS※情報は掲載時のものです

出典 :First Pre-mo(ファーストプレモ)2017年春夏号 ※情報は掲載時のものです

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