生後4ヶ月の赤ちゃんの成長(授乳間隔・体重・風呂・睡眠)と過ごし方

 専門家監修
公開日:2017/10/24
更新日:2019/10/08
生後4ヶ月の赤ちゃんの成長(授乳間隔・体重・風呂・睡眠)と過ごし方
監修
渡辺とよ子先生
わたなべ医院 院長

生後4ヶ月ごろになると赤ちゃんは感情表現が豊かになってきて、ますますかわいい時期。生活のリズムも整ってきて、日中長く起きていることも多くなってくるでしょう。この時期の体重や授乳間隔、育児のポイントなどを総括的にご紹介していきます。

生後4ヶ月赤ちゃんの成長の様子

・大きな声で泣いたり、笑い声を立てたりと感情表現が豊かに。

・首がしっかりすわってきます。

・自分の手を握ったまま口で吸うことも

ほとんどの赤ちゃんは首すわりが完成します。視力も良くなってきていますから縦抱きで視野を広げて、色々なものを見せてあげましょう。また、声をかけると、その方向に顔を向けたりするようになります。少しずつ腕や胸に筋肉がつき、腹ばいにすると上体をグイッと持ち上げキープできるようになります。探究心が旺盛で、手に触れたものを上手に握って口に持っていきます。感情の幅がますます広がり表情豊かに。その分、気に入らないと体をそらせて泣いたり、手足をバタバタさせることも。逆にあやされると声を出して笑ったりします。4か月でも知らない人の顔をじっと見て、泣き出す子もいます。赤ちゃんの個性の違いもこの頃になるとでてくるでしょう。

生後4ヶ月赤ちゃんの体重と身長は?

この時期の体重増加は、最初の新生児の頃と比べるとゆるやかです。体重が数十グラム増えた減ったと気にしたり、他の子より小さいと神経質になりすぎないようにしましょう。それよりも、赤ちゃんのごきげんがいいか、顔色がいいかどうかをよく観察してください。身長・体重ともに母子健康手帳に記載されいる成長曲線内であれば心配することはありません。

体重増加の目安

1日20g(600g/月)

生後4ヶ月の赤ちゃんの母乳やミルクの量と授乳間隔

生後4ヶ月ごろになると、夜間には長く眠るようになり、目覚めている間の授乳間隔は3~4時間ほどあくようになってきます。この時期は、1日に5-6回ほどの授乳でも大丈夫です。1回に飲む量が増えているので、新生児のときのように必ずしも3時間ごとのペースであげる必要はないのです。ただ、授乳のリズムは個人差が大きいので回数や量はあくまで目安と考えましょう。また、よだれの量が増えたり、家族の食事を見ながら口をモグモグさせる子も。離乳食のスタート準備として、麦茶や白湯をあたえたり、スプーンに挑戦してみるのもいいでしょう。ただし嫌がるようであれば無理強いはしないようにしましょう。

生後4~5ヶ月の赤ちゃんの母乳やミルクの授乳回数や量の目安

赤ちゃんにより体格の違いも、飲む量の違いもはっきりとしてきます。

【母乳の場合】

授乳回数

5~7回/1日 

【ミルクの場合】

授乳回数

5-6回/1日 

1回あたりの授乳量

180~200ml~220ml/1回

1日あたりの授乳量

800~1100ml/1日

生後4ヶ月の赤ちゃんの1日の過ごし方や生活リズム

生後4ヶ月の赤ちゃんは1日をどのように過ごしているのでしょうか? 育児誌「Baby-mo」で紹介されたAくん(生後4ヶ月25日目)の様子を見てみましょう。現在は、母乳で、この日は1日7回飲んでいます。

生後4ヶ月の赤ちゃんの1日の過ごし方や生活リズム

0:00
1:00 ねんね
2:00 母乳
3:00 ねんね
4:00
5:00
6:00 母乳/ママ起床・パパ起床
7:00 ひとり遊び・グズグズ/ママ・パパ朝食
8:00 ねんね/パパ出勤・ママ出勤
9:00
10:00 母乳
11:00 ママとお散歩
12:00
13:00 ひとり遊び・母乳
14:00 ねんね/ママ家事
15:00
16:00 ひとり遊び
17:00 グズグズ・母乳
18:00 ママとお風呂
19:00 ひとり遊び/ママ夕食・パパ帰宅
20:00 母乳/パパ夕食・お風呂
21:00 ねんね・母乳
22:00
23:00 ねんね/ママ・パパ就寝

生後4ヶ月の赤ちゃんの睡眠時間とタイミングの目安

4ヶ月ごろになると、昼夜の区別はつき始めていますが、まだ午前午後問わずたくさん寝る時期です。ただし、大人と同じで毎日きっちり同じ時間だけ寝るわけではありません。ある程度リズムはついていますが、睡眠時間はバラバラです。午前・午後・夜とそれぞれ睡眠時間がとれて、トータルで寝ている時間が足りているようなら問題ないでしょう。また、個人差はありますが夜まとめて眠るようになり、朝まで寝てくれる赤ちゃんも多くなります。これにはもちろん個人差があるので、夜中の授乳が続く子もいます。ママは赤ちゃんと一緒にお昼寝などして、体を休めましょう。

ママのお悩み①:夜30分で起きて夜泣きが始まりました…

赤ちゃんが寝ているときの状態にはパターンあります。寝ている時間に変な顔をしたり体が動いたりすることがあるレム睡眠と、静かな睡眠が、約30分交代で見られます。レム睡眠の際、自分の意志ではなく体が反応してビクッとなることがあります。自分の動きに驚いて泣いてしまっているのかもしれません。添い寝をして体をトントンしたりして、安心させてあげましょう。

ママのお悩み②:4ヶ月になって急に夜寝る頃になるとグズります

夜寝る前などにグズグズと泣くのはこの時期に特有のもの。本当は眠たいけれど、興奮して神経が高ぶって寝られない状態です。ママがやさしく抱っこしてあげると、赤ちゃんも安心して寝られるはず。ママにとっては少し大変な時期ですが、今だけだと思って乗り切りましょう。

生後4ヶ月の赤ちゃんの便秘やうんちの回数について

赤ちゃんの便秘

毎日うんちが出る赤ちゃんもいれば、数日間出ない赤ちゃんもけっこういます。毎日出ていなくても、母乳やミルクをよく飲んでご機嫌で、うんちをするときに苦しそうでなければ、便秘を気にすることはありません。そのため、○日でないから便秘というわけでもありません。ただ、何日間もうんちが出ず、それをおなかにためておくのは気になるかもしれませんね。そういうときはベビーオイルなどで湿らせた綿棒で刺激する「綿棒浣腸」をして、うんちを出すきっかけをつくってあげてもいいでしょう。綿棒浣腸がこわくてできないという場合は、ママの指でも綿棒と同じような効果が得られます。つめを切り、きれいに洗った指にベビーオイルをつけて、肛門の周りを円をかくようにマッサージしてみて。肛門の力がふーっと抜けてうんちが出やすくなります。不安なときは、保健師さんやドクターにお手本を見せてもらいましょう。また、薄めた果汁を少量飲ませると、腸管が刺激されて排便につながることも。

うんちの回数について

うんちの回数や量は個人差が大きいもの。いつも同じような回数なら、それがその子なりのペースなのでしょう。1日の中でも、1回だけ量が多く、そのほかのときはほんの少しということもあります。また果汁など母乳以外のものをあげたために回数が増えることも。1日複数回うんちが出る赤ちゃんのママは心配な声を聞きますが、うんちの状態がいつもの様子と変わらなければ心配しなくても大丈夫です。

生後4ヶ月の赤ちゃんはお出かけOK?服装など注意すべきことは?

外のさまざまなものに刺激を受けるので、天候が良い日はお散歩に出かけましょう。毎日の散歩は親子ともに疲れすぎないことがポイント。人が多いデパートを歩き回ったり、子どもが大勢いる公園に長時間いるのは、赤ちゃんにとって負担になることもあります。近所の歩きやすいコースを30~40分ほどがおすすめです。児童館や公園などで休憩をして時間を延ばしてもかまいません。外出するときは夏は暑さ対策を、冬は寒さ対策も大切ですね。

生後4ヶ月の赤ちゃんにおすすめの遊びやおもちゃ

この時期の赤ちゃんは手足を思い通りに動かすことができるようになり、バタバタさせることを楽しんでいるようです。手首や足首に巻くタイプのガラガラをつけてあげると、リンリンと振って楽しんでくれるでしょう。寝返りできるまでにはまだ少しあるので、赤ちゃんの顔の上におもちゃが吊り下がるベビージムを用意したり、天井から軽いおもちゃを吊り下げてあげれば、手が触れるとおもちゃを握ったり、足でけったりして遊ぶ子もいます。おもちゃの好みがだんだんはっきりしてくるので、遊ぶ様子を見ながら用意してあげましょう。またその子なりの世界でひとり遊びをしているときは、そばで静かに見守ってあげるようにしましょう。

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生後4ヶ月の赤ちゃんの黄昏泣き対処法

この時期の赤ちゃんは1日の終わりの夕方ごろによく泣くので、黄昏泣き以外にも「夕暮れ泣き」とか「3ヶ月コリック」といった泣き方に呼び名があるほどです。かんしゃくを起こしたように泣くのは、赤ちゃんにとっては1日の疲れによる不快な気分を表現しているのでしょう。抱っこをしたり、声をかけるなどして、泣きやむきっかけをつくってあげましょう。過ぎてみれば、ほんの一時期のことです。

生後4ヶ月の赤ちゃんの育児ポイントや注意点

生活リズムが整い、日中に長く起きていることが増えてくるのでベビーカーや抱っこひもでの散歩も増えてくるでしょう。夏であれば帽子をかぶらせて紫外線対策をすることを忘れないようにしましょう。また、冬なら防寒用に帽子やおくるみを忘れずに。室内でも暑さ、寒さに合わせて衣類の調節をしてあげましょう。

生後4ヶ月赤ちゃんの心配・不安を医師が回答!教えてとよ子先生

指しゃぶりについて

やたらと手をしゃぶるようになりました。やめさせたいけれど、何分くらいならさせてもいいですか?

A.手をきれいに拭いてスタイをまめに替えるなど、肌への影響に配慮を。

指しゃぶりほど細かい作業はできない時期なので、自分の手を口に持っていき、手全体をよだれでびしょびしょにしますね。何分ならいい、悪いということはありません。ママはときどき手をきれいにふいてあげて。よだれは首元の湿疹の原因にもなるので、スタイはこまめに取り替えましょう。赤ちゃんはしゃぶっている感触を楽しんでいます。頻繁にしゃぶるのが気になるなら、ママとのおしゃべりなど、違う遊びに誘ってみるのもいいでしょう。

予防接種の延期について

体調などの理由から、予防接種を延期する場合、延期することで、効果が薄れてしまうの?

A.スケジュールを少し組み替えましょう。効果は変わりません

生後2ヶ月にスタートした予防接種、同時接種をしていれば、ほぼ毎月一回まとめてしていくことになります。兄弟がいると風邪を引いたりすることもあります。そんな時は小児科医に相談して1-2週間ずらして接種していきましょう。1ヶ月以上空きすぎて困った時も、大丈夫、医師に相談すればスケジュールを組みなおしてくれますよ。すでに接種した予防注射は無駄にはなりません。

赤ちゃんの風邪について

このごろ鼻水が出たり、せきをしたり。低月齢でも風邪をひくものですか?

A.低月齢でも風邪をひくことが。母乳やミルクを飲むのがつらそうなくらいなら小児科へ

低月齢でも風邪をひくことはあります。とくに年齢の近い兄弟がいると、上の子が風邪ひけばうつると思ってください。鼻かぜ程度であれば、鼻をよくふき取ってあげるだけでも良いかもしれません。でも泣けば涙が鼻から出てきて鼻水のように見えることもあります。もし、母乳やミルクを飲むのがつらそうなほどの症状であったり、38度以上の熱が出た場合は小児科へ行きましょう。予防のためには、家族みんなが人混みに行かないようにすることが大切です。インフルエンザの予防注射は、赤ちゃん以外の家族が接種をしましょう。

先輩ママの生後4ヶ月の赤ちゃん育児の体験談

ある夜、初めての鼻風邪をひき、ズルズルして寝づらそう。私もパパも、夜間救急に行くべきかと悩みながら、鼻水を吸ったりして一夜を過ごし、朝イチで病院へ。先生には「大丈夫よ」と言われましたが、あたふたした思い出です。(Rちゃんママ)

大きめに生まれたのに、4ヶ月の体重がほとんど増えなくなり、成長曲線からはずれそうに! でも元気だし、パパが痩せ型だから遺伝かな!?と考えたら気がラクに。スマートな体型も“個性”としてとらえるようにしていました。(Sくんママ)

初寝返りの瞬間を撮ろうと、パパは常にビデオカメラを構えていました。ある日、一瞬、娘から離れたあと、ふと見ると、あおむけからうつぶせになってニコッ! 初寝返りは見られなかったけど、得意げな顔はカメラに収めました。(Sちゃんママ)

初めての便秘で病院へ。1度の浣腸では出なくて、2度目をしてもらうと、数分後、池どころか海ほどの多量のうんちが出てきました! 替えのおむつが1枚しかなく、とても間に合わない。慌てて家に帰りました。(Sくんママ)

パパの実家へ初めて娘を見せに帰省。無事に到着して、さぁ、抱っこしてもらおうと、娘を渡しところ、人見知りが始まりギャーッ! 何も、じいじ、ばあばに会った瞬間から人見知りしなくても……とあせりまくりでした。(Nちゃんママ)

出典:『Baby-mo』、『母乳育児 ミルク育児の不安がなくなる本』『8月生まれの赤ちゃん』より

監修
渡辺とよ子先生
わたなべ医院 院長
札幌医科大学医学部卒業。都立築地産院新生児科部長、都立墨東病院新生児科部長、同病院副院長をへて、2014年に医療法人社団わたなべ医院に赴任。2016年よりわたなべ医院本院院長。日本麻酔科学会専門医、日本周産期新生児学会功労会員、日本新生児生育医学会功労会員、日本周産期新生児医学会周産期新生児専門医元指導医。多くの乳幼児をみてきた経験による、的確で親切な助言が好評。これまで『母乳育児 ミルク育児の不安がなくなる本』(主婦の友社)など監修に携わった育児本多数。


医療法人社団わたなべ医院

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