どんどん増える「おもちゃ」と「絵本」をどうにかしたい! プロが教えるスッキリ収納術とは?

 専門家監修 2017/11/11更新
どんどん増える「おもちゃ」と「絵本」をどうにかしたい! プロが教えるスッキリ収納術とは?

ライフオーガナイザー さいとう きいさん
個人の性格や考え方に応じた空間整理を考えるのが、ライフオーガナイザー。収納を通じ、より豊かな人生を目指します。Webマガジン「片づけ収納ドットコム」編集長。『ものが多くてもできるコンパクトな暮らし』(すばる舎)が好評発売中。

どんどん増えるベビーグッズ。気がつけば、家じゅうにおもちゃが、絵本が、あふれかえって……。ベビーグッズに家が乗っ取られる前に、きょうから実践できる、収納テクの極意を教えちゃいます。

ベビーグッズ、2歳までにどれくらい増えるかというと…

主婦の友社読者ネットアンケートで、6カ月と2才のお子さんを持つ方それぞれ100名にアンケート。増えて困るものとして9割以上のママがあげたのが洋服、絵本、おもちゃでした。3アイテムの量の平均値は、写真のとおり。1年半で洋服は約2倍、絵本とおもちゃは3倍近くに! 

<生後6ケ月>

おもちゃ11個、絵本10冊、ベビー服24枚

<2歳>

おもちゃ28個、絵本26冊、ベビー服44枚。たった1年半でこんなに増えるんです!!

増え続けるベビーグッズ収納の心構え4箇条

ベビーグッズをスッキリ収納して、居心地のいい家にしたい……と思っても、ものは増える一方。むやみに増やさないようにするには? 今あるものをどうしたらいい? そうか! なるほど! の金言を教えてもらいました。

1. 空間はお金と同じ。管理しないとあるだけ使ってしまう

収納スペース=空間は、お金と同じで、あればあるだけ使ってしまいます。使うかどうかわからないものはとりあえずクローゼットに置いておく、引き出しは詰めればもっと入るだろう……と無計画にスペースを使っていると、あっという間にものがあふれてしまいます。生活費が急に増えないのと同じように、広い家に引っ越しでもしない限り、収納スペースもいきなり増えることはありません。ものがあふれる前に、わが家の収納スペースを管理することが大切なのです。

収納スペースを家族で割る。3人家族なら30%が子ども用
最初のステップは、わが家にどれくらい収納スペースがあるのか、全体量を把握すること。家族共有のものの収納スペースを除き、個人で使える収納スペースの広さを洗い出しましょう。それを家族の人数で割ると、1人に割り当てられる収納スペースがわかります。夫婦と子ども1人の家族なら、約30%が子どもグッズの収納に使えるスペースということになります。

30%のスペースを確保するためには、大人のものを減らさなくてはなりませんね。この作業はぜひ、パパと相談しながらすすめましょう。パパにいきなり「ひかなくなったギターを処分して!」と言えばカドがたちます。でも、家の収納をいっしょに確認すれば、「ここに子どものものが増えてくるのなら、なにかを減らさなければはみ出す」と納得できるはずです。人が増えれば当然ものも増える。そのことを夫婦でしっかり認識しましょう。

2. いただきものは、受け取った瞬間にその役割を果たしている

出産祝いにいただいたけれど趣味に合わず、しまい込んでいるものはありませんか? 私は整理収納を仕事にしていますが、実はものを処分するのが苦手です。自分で買ったものならまだしも、出産のお祝いにいただいたものを処分するなんて、贈ってくださった方に申しわけないと思っていました。

でも、収納場所をふさいでいるものを見るたびに、「これ、いらないのにな~」という思いがわきあがることのほうが、よほど失礼なのではないか、と思うようになりました。贈りものは、贈ってくださった方のお気持ちに感謝してありがたく受け取った時点で、その役割を終えているのではないでしょうか。自分が使わないなら使ってくださる方に譲るほうが、贈り主にもものに対しても誠実だと思うのです。

ものは増やすだけ増やしてから手放すのではなく、家の中に入れるときに厳選しましょう。いただいても困るものは、たとえ義父母や親友でもムリにいい顔をせず、最初にきちんと伝えます。のちのちお互いに不愉快な思いをしないためにも、これは大切なことだと思います。

3. ほしいもの、持ちたいものを無理に手放さなくていい

持ちものを減らして少ないもので暮らすことが、最近のはやりのようです。確かに、ものが少なければ、片づけも収納もラクですね。でも、持つことで幸せな気持ちになるものは、たとえ「必要」でなくても持っていていいと思うのです。

「子どもの喜ぶ顔が見たい」とおもちゃを買うことがあってもいいですし、「子育ての思い出が詰まっていて捨てられない」ものは手放さなくてもいい。もののせいで暮らしが窮屈になるのは困りますが、ものを持たないせいで気持ちがさびしくなるのも同じようにおかしなことですね。幸せな気持ちになるものは、あなたに必要なもの。それをどのようにして持つかが、収納の知恵なのです。

4. 手放すものの場所を決めよう

手放すと決めたものは、あちこちに置かずに、1カ所にまとめておきます。段ボール箱や大きめの紙袋でいいので、「手放しボックス」をつくり、サイズアウトした服や、遊ばなくなったおもちゃなどを入れておきましょう。いっぱいになったら、譲る、売る、捨てるなどでサヨナラします。

使わなくなったものと今使っているものを同じ場所に収納するのはNG。収納スペースがギューギューになり、使いたいものがすぐに見つからなかったり、出し入れしにくかったり。「もう使わない」というものは、普段使いのものと分けておくのが鉄則です。

こどもにもわかりやすい! おもちゃ&絵本の収納ワザ

ベビーグッズ収納のコツ

●専用ボックス&ケースをつくる
●ひとつのボックスに収納するおもちゃの量は、親子で5分以内に片づけられる量
●増やすおもちゃは「おもちゃ箱に入る分だけ」と決める
●絵本も「本棚に並ぶ分だけ」と決める


ここに入る分だけ、と視覚的に訴えると、子どもにもわかりやすい

今すぐ真似したくなる、プロの収納ワザ!

おもちゃスペースはたっぷりとる

普段よく遊ぶおもちゃは、ブロック、ミニカー、積み木などアイテムごとにざっくり分けて、それぞれのボックスに。アイテムに分けることで、遊んだものを片づけてから次を出すのが習慣になります。

おもちゃのボックスはおもちゃのカテゴリやサイズに合わせて、カゴの大きさを変えて。子どもがひとりで出し入れできる大きさと、持ち運べる重さにするのがポイント。

絵本は使えるスペースを計算

たとえば絵本の厚さを約1㎝とすると、50冊で50㎝、100冊で1mになります。絵本のために確保できるスペースを割り出して、わが家の絵本の適量を計算しましょう。スペースを先に決めることが大事です。

絵本はおもちゃに比べてスペースが計算しやすい

2軍おもちゃ箱をつくる

よく遊ぶ「1軍」のおもちゃは子どもが出し入れしやすい位置に。それ以外は「2軍」として別の箱でママが管理し、子どもが遊びたがるときだけ出します。たまに1軍と2軍を入れ替えるのも、変化があっていいですよ。

出し入れするママ自身が扱いやすいサイズに。中身が多いと重くなるので、底が抜けないように丈夫な素材のものを。

あえての見せワザも!

折り紙などは、箱にしまうと、ギュッと押し込めばいくらでも入ってしまいます。私はザルに乗せ、あえて出しっぱなしに。これ以上は乗らないというのが、視覚的に子どもにわかりやすくて〇。

ザルを活用して見せる収納に

作品はファイリングして保管

子どもがかいた絵やぬり絵などの作品は、ポケットファイルに収納します。作品集として、ときどき見返すのも楽しいものです。

大きなものは縮小スキャンしてファイリングを

イラスト/小松容子

出典 :Baby-mo2017年秋冬号※情報は掲載時のものです

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