赤ちゃんがなかなか泣きやまない理由&「泣きやませ」必殺テクを大公開!

 専門家監修 2017/10/17更新
赤ちゃんがなかなか泣きやまない理由&「泣きやませ」必殺テクを大公開!

監修
日本女子大学 人間社会学部心理学科教授 塩﨑尚美先生
専門は臨床心理学。あと追いや人見知りにもかかわりが深い、母子の分離不安が研究テーマ。一男一女の母。著書に『乳幼児・児童の心理臨床』(放送大学出版社)など。

赤ちゃんがいつまでたっても泣きやまない…。誰もが経験するママあるあるです。何をやっても泣きやまないときは、赤ちゃんと一緒にママも泣きたくなっちゃいますよね。でも赤ちゃんが泣くのは成長の過程で大切なこと。赤ちゃんが泣く理由を知っておくと、ママの心も少しラクになるかもしれません。先輩ママたちの泣きやませテクもぜひ参考に!

赤ちゃんはなぜ泣くの?

赤ちゃんが泣く理由には、いくつかの種類があって、心の成長とともに変化します。

0歳と1歳では泣いている理由が違う!

生まれてすぐ
空腹、眠い、暑い・寒いといった体の不快感から起こる「生理的な泣き」

生後1ケ月ころ~
生理的な泣きに「かまってちゃん泣き」が加わります。さびしい、つまらない、抱っこしてほしいという人恋しさから起こる泣きは、意外と早くから始まります

生後3ケ月ごろ~
なんとなく周りの様子をうかがうような泣き方に。でもこのころはまだ、かまってくれるなら相手はだれでもいい

生後6ケ月ごろ~
特定の人が判別できるようになり、「この人(ママやパパ)が、いつもかまってくれる」ということを覚えます。相手によって泣き方を変えるようにもなり、人見知りが始まります

生後8ケ月ごろ~
思いどおりにならない、くやしいといった理由での「自己主張泣き」が出てきます

1歳半~2歳ごろ
ハッキリ自己主張するようになり、本格的なイヤイヤ期に突入。じだんだを踏みながら大泣きし、ママを手こずらせます。

赤ちゃんはこんな理由で泣くことも!

暑さによる不快泣き
0才代に比較的多いのは、暑さによる不快泣きです。おむつを替えて、おなかもいっぱいのはずなのになぜ泣くの?というときには、着せすぎていないかどうかをチェックしてください。最近は赤ちゃんを「大切にしすぎる」傾向があり、寒さで泣くよりも、暑さで泣くことのほうが多いようです。服を1枚脱がせたら機嫌が直ったということが、よくあります。

たそがれ泣き
生後3ケ月ごろに多い「たそがれ泣き」(夕方コリック)。夕方になると決まってグズグズと泣き、ママもなんだかせつない気持ちに。薄暗くなると、人は不安やさびしさを感じます。たそがれどきは大人でも気持ちが不安定になりやすいもの。赤ちゃんも同じです。でもこれは、赤ちゃんが昼夜を区別するようになったということ。薄暗さという、デリケートな光の変化を感じ取れるようになったあかしなのです。

「退屈」で泣くことも。低月齢の赤ちゃんなら、腕や足につけるガラガラが意外と効果あり

赤ちゃんは泣くことで心を成長させている

「赤ちゃんが泣くのは運動と同じ」と言う人もいるくらいで、泣くこと自体は、それほど悪いことではありません。自分ではどうすることもできない空腹や暑さ・寒さなどの不快感を、泣いて訴えて解決してもらうことには、重要な意味があります。赤ちゃんは泣くことで、「だれかが不快を解消してくれる」ということを覚え、さらに「また来てくれるよね」と予測しながら泣くようになります。「泣く→不快解消」が繰り返されることで、人を信じることや、愛されているという心の土台が築かれていきます。泣くことは赤ちゃんの学習や成長に、大きくかかわっているのです。

泣かせてはいけない、すぐに泣きやませなくてはいけないと思わなくてもいいのです。手が離せないときには「待っててね、今ミルクをつくっているよ」とか「手を洗ったらすぐに抱っこするね」などと声をかけながら、その間は泣いて待っていてもらいましょう。

泣いたあと、自分の欲求が満たされて大きく安堵する、という経験を経て、赤ちゃんの心は成長します。やがて自分が困っていることをひとつひとつ、泣かなくても解決できるように成長していきます。赤ちゃんは泣くことで、毎日機嫌よく過ごせるようになるための練習を重ねているんですね。

 先輩ママおすすめ! 効果テキメンの泣きやませテク

ペットボトルがつぶれるパリパリ音がすると泣きやむ!(Mさん・Mちゃん10 ケ月)
ペットボトルを握ったときのバリバリという音で泣きやみます。娘の力でもつぶれる、やわらかい「いろはす」のボトルが特にお気に入りで、夢中でつぶしています。


タケモトピアノのメロディー入り絵本が最強です!(Wさん&Aちゃん、Hちゃん/ともに1歳2ケ月)
泣きやまないときは、いないいないばあで気持ちを切り替えさせたりしますが、最強なのは『赤ちゃん泣きやみメロディーえほん』。タケモトピアノのCMソングってすごい(笑)。


愛用の枕やタオルが心のよりどころ(Iさん&Kちゃん1歳2ケ月)
おなかいっぱいでおむつを替えて、抱っこをしてもぐずることが。そんなとき、娘愛用の枕やタオルを握らせると、ぎゅっとつかんで泣きやみます。心のよりどころのようです。

鏡に映った自分の顔を見て、思わずニコッ(Kさん&Kくん6ケ月)
泣いたときは、ママの唇でブルブル音を鳴らしたり手拍子を打ったり。それでもダメなら鏡に映った自分の姿を見せると、だいたいニコッと笑顔になります。

その他のテクには…

●インターフォンのモニターをつけて外の様子を見せるとピタッと泣きやみます(Kさん&男の子1歳2ケ月)
●裁縫道具のメジャー。伸ばしたり、ボタンを押して巻き戻したりして気をまぎらわします(Sさん&Sくん1歳2ケ月)
●顔にフゥ~ッと息を吹きかける♪(Nさん&Aちゃん生後9ケ月)

パペットで泣きやむ赤ちゃんが続出!

絵本の付属品から手づくりのものまでいろいろですが、パペットが泣きやませの味方!というママがたくさんいました。やさしく話しかけてくれるお友だちみたいに感じるのかも?

手づくりの「いないいないばあ」手袋(Kさん&Rくん1歳1ケ月)

きりんのパペットは、お出かけのマストアイテム(Iさん&Kちゃん生後10ケ月)

猫のパペットはばあばの手づくり(Mさん&Mちゃん生後10 ケ月)

イラスト/すぎうらゆう



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出典 :Baby-mo2017年秋冬号※情報は掲載時のものです

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