【医師監修】切迫流産の原因、腹痛や出血などの症状とは? 発症時期はいつ?

 専門家監修 公開日:2017/09/28
【医師監修】切迫流産の原因、腹痛や出血などの症状とは? 発症時期はいつ?
監修
山田美恵先生
賛育会病院 産婦人科部長

切迫流産というトラブルがあることは知っていても、「どんな症状なの?」「流産しちゃうの?」実際にはどんなトラブルなのかわからず、不安になる妊婦さんも。しかし、「切迫流産」と診断されても、そのまま流産してしまうとは限りません。切迫流産の症状や安静と指示されたときの過ごし方について、ドクターが解説します!

切迫流産とはどんなトラブルなの?

切迫流産とは、文字通り「流産」が「切迫」しているトラブルをいいます。妊娠22週未満に出血や下腹部痛が起きた状態をいいます。 一方、「流産」とは、妊娠の早い時期(赤ちゃんがお母さんのおなかの外では生きていけない週数である、22週より前)に妊娠が終わってしまうことすべてを指します。「切迫流産」と「流産」とは違うものだということをきちんと知っておきましょう。

《先輩ママに聞きました!》Q.切迫流産・切迫早産になった?

アンケートに答えてくれた先輩ママのうち、約2割が切迫流産・切迫早産を経験していました。ただ、「入院して絶対安静」から「切迫ぎみ」まで、症状には個人差が大きかったようです。

切迫流産になる主な原因とは?

切迫流産の原因はわかっていませんが初期流産の半数以上は、胎児側の原因によるといわれます。後期流産は、安静と治療により避けられることもあります。

初期流産(妊娠12週未満)の主な原因

・受精卵の染色体異常 ・母体側の原因 ・原因不明 半数以上は胎児側の要因によるため、予防はむずかしく、安静や薬服用などでも症状を抑えられないケースも。初期流産の場合、ママの行動とは関係なく起こるものがほとんどといえるでしょう。

後期流産(妊娠12~22週未満)の主な原因

・夫婦間もしくはママの免疫異常 ・ママの持病 ・感染症 ・子宮の異常(筋腫、腫瘍など) 免疫異常や持病、感染症などは治療を行うことで流産を防げることも。子宮にトラブルがある場合も、超音波検査などでこまめに経過を観察していきます。

妊娠22週未満の出血や腹痛の症状がみられるものが切迫流産。兆候はある?

生理2日目ぐらいの出血がある、出血が続く、強い下腹部痛がある場合などは受診しましょう。子宮筋腫や子宮腺筋症など、もともと子宮に病気のある人は、切迫流産症状が出やすい場合もあります。妊娠22週未満にこのような症状がみられた場合「切迫流産」と診断され、妊娠22週以降は「切迫早産」と呼ばれます。

《先輩ママに聞きました!》Q.切迫流産の診断前、どんな自覚症状があった?

・強い筋肉痛のようなズキズキするおなかの痛みで、前かがみにならないと歩けないほど。(Mさん) ・下着につく程度の少量の出血が1回だけあって、子宮がキューッとなるような違和感がありました。(Rさん) ・生理痛のような下腹部痛。(Nさん) ・おなかの下のほうがシクシクする痛みが少しずつ強くなったような……。(Mさん) ・生理の始まりみたいな出血があったのでビックリしました。(Mさん)

切迫流産の主な症状は、出血や強い腹痛。出血なしの場合もある?

妊娠している状態で、出血や下腹部痛などの症状が見られた場合、「切迫流産」と診断されます。ただし、医師の指示を守ることで、無事に妊娠が継続されることも多くあるので、心配しすぎないで。診断されてもすぐ流産につながるわけではありません。 また、出血と腹痛の両方の症状が必ず出るわけではないため、出血がなくても「切迫流産」と診断される場合もあります。気になる症状がある場合には受診をして医師の指示に従いましょう。

出典 :First Pre-mo(ファーストプレモ)2017年春夏号 ※情報は掲載時のものです

監修
山田美恵先生
賛育会病院 産婦人科部長
順天堂大学医学部卒業。同大学附属順天堂医院産婦人科をへて、2006年より現職。専門は周産期。妊婦さんたちの健やかなマタニティライフをサポートしている先生です。

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