生後2ヶ月赤ちゃんの体重や授乳の回数、成長の様子など育児のすべて

 専門家監修 2017/09/13更新
生後2ヶ月赤ちゃんの体重や授乳の回数、成長の様子など育児のすべて

監修
渡辺とよ子 わたなべ医院院長。札幌医科大学医学部卒業後、国立小児病院新生児科(NICU)や東京都立墨東病院周産期センター新生児科部長、同病院副院長をへて2014年より現職に。多くの乳幼児をみてきた渡辺先生ならではの、的確で親切な助言が好評。これまで『母乳育児 ミルク育児の不安がなくなる本』(主婦の友社)など慣習に携わった育児本多数。

新生児のころとは見違えるほど、体も大きくなりむちっとした赤ちゃんらしい体型になってきました。生後2ヶ月の赤ちゃんはいろいろなものを目で追うようになり、見るもの、聞くものに興味津々です。戸外の空気もたくさん吸わせて、心地よい刺激を与えてあげましょう。

生後2ヶ月赤ちゃんの成長の様子

・視界がはっきりしてきます。親があやすとニコっと笑うことも

・首や体の動きがしっかりとしてきます

・自分の手をじっと見つめたり、こぶしを吸ったりして遊びます

首すわりは完全ではありませんが、グラグラすることが減り、目も新生児の頃よりは見えるようになってきて、あやすとほほえんだり、声を出してくれることもあります。

生後2ヶ月赤ちゃんの身長と体重は?

この時期の体重増加は月に1kg前後ですが、あまり神経質にならないで。数十グラムが増えた減ったと気にするよりも、赤ちゃんのごきげんがいいか、顔色がいいかどうかをよく観察してください。身長・体重ともに母子健康手帳に記載されいている成長曲線内であれば心配することはありません。

生後2ヶ月赤ちゃんの睡眠時間はどれくらい?

この時期の赤ちゃんは睡眠時間に個性が出てきて、夜はほとんど起きずにしっかり寝てくれる子、まだ2~3回の授乳を必要とする子、日中は起きている時間が長い子などさまざまです。夜、頻繁に起きてしまう子だとママもまとまった睡眠がとれず、疲れがたまっていることでしょう。そろそろ赤ちゃんにおまかせしっぱなしの生活リズムを少しずつ修正していく時期に入ってきています。

生後2ヶ月の1日の生活リズムや過ごし方

生後2ヶ月の赤ちゃんは1日をどのように過ごしているのでしょうか。育児誌『Baby-mo』で紹介されたMくん(生後2ヶ月17日目)の様子をみてみましょう。現在は、完全母乳で、この日母乳を7回飲んでいます。

AM1:00 ねんね

AM2:00 ↓↓

AM3:00 ↓↓

AM4:00 母乳

AM5:00 ねんね

AM6:00 ↓↓

AM7:00 ↓↓/パパ・ママ起床・朝食

AM8:00 母乳・ごきげん/パパ出勤・ママ家事

AM9:00 ねんね

AM10:00 ↓↓

AM11:00 母乳・ごきげん

PM12:00 ねんね/ママ昼食

PM1:00  ↓↓

PM2:00  母乳・ごきげん

PM3:00 ねんね/ママ赤ちゃんと一緒に買い物・散歩

PM4:00 ↓↓

PM5:00 母乳・ごきげん

PM6:00 グズグズ

PM7:00 母乳 /パパ帰宅・ママ家事

PM8:00 ごきげん/パパ・ママ夕食

PM9:00 沐浴・母乳 

PM10:00 ねんね /お風呂

PM11:00 ↓↓ /就寝

PM12:00 ↓↓

生後2ヶ月~3ヶ月未満の赤ちゃんの母乳・ミルクの量、授乳間隔について

2ヶ月頃になると飲み方が上達し胃も大きくなるので、一度に飲める量も安定し授乳間隔が定まってきます。1回の授乳量が増えると、授乳の間隔が自然に開いてきます。夜間には続けて寝てくれるようになり、こんなに時間があいてよいのかと心配なママもいるかもしれませんね。昼間に必要量が飲めていれば、夜間は長く寝ていても大丈夫です。母乳やミルクの適正量はその子によって違いますが、目安としては生後3ヶ月ごろまでは、体重1kgに対して1日あたり150ml前後。つまり5kgなら1日750ml程度で1回120 mlを6回程度。母乳の場合は、7-8回程度になることもOK。次第に吐くほどは飲まなくなります。また、授乳間隔が3~4時間あいてきて、夜の授乳がなくなる子もいます。4~5時間の間隔でもしっかりと授乳できていれば、栄養面は問題ないでしょう。

生後2ヶ月、外出はしてもOK?気をつけることは?

生後2ヶ月ではまだ遠方へ旅行するのは控えたほうがよさそうですが、ベビーベッドの中などで過ごす時間が長い赤ちゃんにとってお散歩は楽しい刺激となるので、だっこひもやベビーカーで出かけましょう。赤ちゃんと一緒の外出になれていないママは、5分10分程度から少しづつ時間や距離をのばして30-40分程度まで、気持ちの良い散歩コースを見つけてください。ベビーカーは地面に近く、車の排気ガスや日の照り返しを強くうけますので車道に近い場所は気を付けて。

持参するものや服装

日常的な散歩であっても、赤ちゃんのお出かけ用品をまとめて準備しておいて気軽に出かけられるようにしておきましょう。長めの外出時には、着替えやおむつ交換一式などのほかに、タオルやおくるみを持参するとベビーカーにかけたりできて便利です。また寒い時期には上着やベビー用のレッグウォーマーなどもバッグに入れておきましょう。

生後2ヶ月赤ちゃんのお風呂の入れ方

洗い方は?石鹸のつけ方は?

大人と同じように浴室でお風呂に入れます。大人の手に泡石鹸をつけて全身を洗いますが、その時一番気を付けたいのが、赤ちゃんをかたい床に落とさないこと。絶対にしないでほしいことは、お風呂から上がった時に、赤ちゃんを洗濯機の上に寝かせること。転落事故の危険性があります。

お風呂に入れる時間

早く汗を流したい時期や、寝る前に体を温めたいなど、季節により変化しても構いません。

入れる時間は、母乳やミルクを飲んだ直後を避け、夕方や夜が難しい場合は日中の機嫌がよいときにいれてもいいでしょう。

お風呂のお湯の温度設定

夏は38度~39度、冬は40度程度の温度にしておきましょう。また、寒い時期は浴室を温めておくと赤ちゃんも快適ですね。

生後2ヶ月の赤ちゃんにおすすめのおもちゃ

生後2ヶ月頃ですと、ちょっとぐずった時などにきれいな音が出るガラガラなどを振って見せると、じっと見て泣き止んだりします。手の大きさにあった握りやすいものを握らすと一瞬は握っていますが、すぐに手を広げて落としてしまうのがこの時期です。赤ちゃんが目を覚ましている時にも、そっとガラガラを振ってあやしてみてください。首を動かすことができるようになるので、メリーやモビールなどをつるしてあげるのも喜ぶでしょう。

生後2ヶ月から接種できる予防接種とスケジュール

予防接種は生後2ヶ月から接種を始めます。種類が多く、接種時期や回数や受け方もさまざまです。しっかりと基本を理解して、赤ちゃんが感染しないように、たとえかかったとしても軽くすむようにしましょう。ここでは生後2ヶ月から接種できるワクチンを紹介します。

Hib(ヘモフィルス インフルエンザ菌、略してヒブ)

【予防する病気】細菌性髄膜炎などのヒブ感染症

【接種する回数】1歳までに3回+1歳過ぎて追加1回

【接種時期の目安】2~7ヶ月で3~8週の間隔をあけて3回接種。その後7~13ヶ月あけて、1才を超えたら追加を1回接種。

【副反応】接種した2日後までに、10%の割合で発熱したり、接種部位にはれやしこりの出ることがあります。

肺炎球菌

【予防する病気】細菌性髄膜炎などの肺炎球菌感染症

【接種する回数】1歳までに3回+1歳過ぎて追加1回

【接種時期の目安】2~7ヶ月で27日以上の間隔をあけて3回接種。その後60日以上あけて、1才~1才3ヶ月で追加を1回接種。

【副反応】約20%に38度以上の熱が出ることが。ただし、ほかのワクチンとの同時接種が原因で副反応が起きやすくなるわけではありません。38度以上の熱が続いたり、高熱でぐったりするようなときは、病院へ。

ロタウィルス

任意接種ですが、自治体によっては費用の補助を行っていますので調べてください。

【予防する病気】ロタウィルス感染症(主に嘔吐と下痢)

【接種する回数】ロタリックスは2回、ロタテックスは3回経口投与します。医療機関によって扱っているワクチンが異なり、2種類を混在して接種することはできません。

【接種時期の目安】ロタリックスは生後6ヶ月までに2回。ロタテックスは生後8ヶ月までに3回。

【副反応】下痢症状の見られることがあります。ごくまれに、接種後1週間以内に腸重積症を起こすことが。腹痛や血便があったら、すぐに受診を。

B型肝炎

【予防する病気】B型肝炎

【接種する回数】3回

【接種時期の目安】母親がキャリア(B型肝炎抗原陽性)の場合、接種費用には健康保険が適用され、0、1、6ヶ月接種します。それ以外は生後2月から接種でき、4週間隔で2回、初回から20~24週あけて1回の計3回接種。2016年10月から定期接種となっています。

【副反応】まれに接種部位がはれることがありますが、受診が必要なほどの副反応はほとんど見られません。

生後2ヶ月の赤ちゃん、風邪ってひくの?ひいた場合はどうする?

この時期の赤ちゃんはまだお母さんからもらった免疫によって守られていますが、お母さんに免疫のない病気はかかる可能性があります。特に保育園児などの兄弟がいる場合には、生後2ヶ月の赤ちゃんでも風邪をひくこともあります。

病院へ行く目安

鼻汁や咳がひどくて母乳やミルクが飲めない、38℃を超える熱がある場合などは、小児科を受診しましょう。

お風呂に入れるかどうかの目安

熱が38度以下で、顔色がよく機嫌がいつもと変わらないようであればお風呂に入れても大丈夫ですが、長湯はしないようにしましょう。

生後2ヶ月赤ちゃんの育児で注意すべきこと

周囲に口に入りそうなものを置かない

手に触れたものを偶然握ることがあるので、周囲にとがったもの、口に入りそうなものはおかないこと。赤ちゃんが過ごす部屋はすっきりと片付けて整頓し、ベビーベッドの中にも余計なものが入っていないかどうかチェックしてください。

ベビーベッドからの転落に注意

この時期の赤ちゃんはまだ寝返りもできないため「動けないから大丈夫」とつい油断をしがちですが、足で蹴ってベッドの中をいつの間にか移動し、ベビーベッドやソファーから転落してしまうケースもあります。転落事故を防ぐためにもベビーベッドの柵は必須。慣れるまでは面倒に感じることもあるかもしれませんが、授乳やおむつがえのあとは必ず柵を上げておきましょう。

生後2ヶ月赤ちゃんの心配・不安をドクターがアンサー!教えてとよ子先生

赤ちゃんの指しゃぶりの意味について

Q.生後1ヶ月ごろからずっと指しゃぶりをしています。何かよくない影響があるのでは?と心配になります。

A.指しゃぶりは発達が順調である証拠です。

生後1ヶ月を過ぎる頃から、赤ちゃんは自分の手を口まで持っていくことが多くなってきます。最初はまだぎこちないのですが、次第に上手になり、頻繁に手をしゃぶるようになります。これは今まで自分の意志で手をコントロールできなかった赤ちゃんが、ようやく自由に手を使えるようになったことを意味しています。人間の皮膚感覚の中で最も敏感なのが、口と指先です。赤ちゃんは自分の手をしゃぶることで、その感覚を心地よく感じて落ち着きます。指しゃぶりが上手になってくると、赤ちゃんは目が覚めてもやたらに泣くことが減ってきます。

ですから、この時期の指しゃぶりは悪いことではなく、むしろ発達が順調であることなのです。お母さんができることは、時々手をきれいに拭いてあげることです。

成長すると指しゃぶり以外の楽しい遊びをみつけるようになり、眠い時や不安な時だけ指しゃぶりをするようになります。

赤ちゃんの向きぐせ

Q.いつも同じ方向ばかり向いています。声のかけ方など工夫してあげたほうがいいですか?

A.自分で頭を動かせるようになる生後3ヶ月ごろには気にならなくなるでしょう

生後2ヶ月ごろはほとんど頭を動かせないので、向きぐせが気になりますが、心配はありません。向きぐせによって頭の形が左右対称でなくなることがあっても、生後3ヶ月を過ぎて頭を自分で動かすようになれば、ほとんど気にならなくなります。常に下側になっている皮膚がただれた赤くなるような場合には、タオルでドーナツ枕を作ってあげてもいいでしょう。

母乳の吐きもどし

Q.母乳を飲んだとあと、大量に吐きもどすことがあります

A.必要量飲んでいてもさらに飲んでしまい吐きもどることも

吐き戻しには個人差がありますが、1-2か月頃の赤ちゃんは原始反射も残っていて、必要量の母乳を飲んでいてもさらに勢いで飲んでしまうこともあります。もうしばらくすると程よく飲むようになるため、大量に吐くこともなくなってくるでしょう。飲むたびにすべてを噴水のように吐くような場合は、胃の幽門狭窄という病気を疑いますので、小児科を受診してください。

生後2ヶ月赤ちゃんの鼻水

Q.鼻の奥につまった鼻水、じょうずにとる方法は?

A.お風呂上がりに細い綿棒やこよりで刺激してみましょう

鼻の奥につまった鼻水は、鼻吸い器でもなかなかとれません。おふろ上がりに、細い綿棒やティッシュでつくったこよりを入れて、鼻の穴の少し奥のほうをクルクルと刺激してみましょう。くしゃみが出て、つまっている鼻水がスルンと出てきます。綿棒やこよりを奥まで入れるのはこわい、と思うかもしれませんが、ゆっくりやさしく入れれば粘膜を傷つけるようなことはないので安心して。

生後2ヶ月赤ちゃんのうんちについて

Q.うんちの回数が1日6~8回と多く、新生児のころと変わらないのが心配です

A.1~2回ちゃんと出ていれば心配ありません

6~8回のなかでも、1~2回はしっかり量が出ていて、あとはちょこっとおもらし程度。おむつにちょっとついてしまっているような感じではないでしょうか。ちょっとした刺激や変化で、うんちが出てしまうのは、3ヶ月くらいまでの赤ちゃんによく見られることで心配いりません。徐々に、一回にまとまって出るようになってきますよ。

先輩ママの泣いた!笑った!がんばった生後2ヶ月時の体験談

お風呂に入れるのも慣れてきました。週に1度のパパがお風呂に入れる日、赤ちゃんが私と入るときとは違う、ほわーんと安心しきった顔をしていました。「こんな顔もするんだ~」と発見して、笑っちゃいました(Nちゃんママ)

あやしてもあやしても泣きやまない時、「ぞうきんの歌」を歌いながら、手遊びしてあげると、なぜかいつも笑ってくれました。10ヶ月になった今は、もう笑いませんが……。月齢によって好みって変わるんですね(Tくんママ)

育児にも慣れてきて、そろそろ家事をがんばり始めたのが2ヶ月頃。抱っこひもやベビーカーで赤ちゃんとスーパーに行くことさえ、慣れるまで大変でした。夫が忙しかったので、料理も選択もおんぶしながらしていました(Mくんママ)

朝、赤ちゃんが寝ていたので、私だけ起きて家事をしていたら突然、寝室でギャン泣き。あわてて行くと、枕が顔にかぶさっていてあせりました! 動かないと思って油断していたので、それ以来、枕を使うのはやめました(Tくんママ)

娘が急に入院して、私も疲れで母乳の出が悪くなりました。頑張ろうと思うとでなくなり、ミルクでも育つ!と割り切ったら出るように。義母が「ミルクか母乳か気になるのは今だけ」と行ってくれて心強かったです(Hちゃんママ)



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出典:『Baby-mo』『母乳育児 ミルク育児の不安がなくなる本』『ようこそ!8月生まれの赤ちゃん』より

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