生後1ヶ月の赤ちゃんの成長(授乳や風呂・睡眠)の様子と過ごし方

 専門家監修
公開日:2017/08/17
更新日:2018/10/26
生後1ヶ月の赤ちゃんの成長(授乳や風呂・睡眠)の様子と過ごし方
監修
渡辺とよこ先生
わたなべ医院院長

生後1ヶ月。最もたいへんな初めの1ヶ月は過ぎました。もう「新生児」ではありませんね。赤ちゃんのお世話にも最初の1ヶ月より慣れ、生活のリズムが少しずつできてきたのではないでしょうか。そこで生後1ヶ月の赤ちゃんのことについてご紹介していきます。

生後1ヶ月赤ちゃんの成長の様子


生後1ヶ月赤ちゃんの成長の様子

・声をかけると泣きやむなど、ママの声に反応するように

・体重がぐんとふえて、体つきがしっかりしてきます。

・視力が発達して、大人の顔をじーっと見ることも

生後1ヶ月を過ぎるころになると、ママやパパが声をかけると「あ~」「く~」と声を出して反応することもあります。これは「クーイング」という言葉の芽です。ママやパパも「あーあー」「うんうん」と返事をしてあげましょう。視力も飛躍的に発達して、色のはっきりしたものを見つめたり、目の前で動くものを目で追うようになります。音の出るガラガラやメリーを使って、赤ちゃんとの時間を楽しみましょう。

生後1ヶ月赤ちゃんの体重と身長は?

生後1ヶ月ごろの赤ちゃんの多くは出生時より1~2kg体重が増加し、体脂肪も増えてふっくりした体つきになったのではないでしょうか。母乳がちゃんと飲めているか、体重が増えているか、1ヶ月健診ではかって母子手帳に記入してくれます。授乳方法についての相談もできますので、気になっていることは確認するようにしてください。また、体重、身長ともに、母子健康手帳に記載されている成長曲線内であれば心配することはありません。

生後1~2ヶ月未満の赤ちゃんの母乳・ミルクの量や授乳間隔

生後1~2ヶ月未満の赤ちゃんの母乳・ミルクの量や授乳間隔

新生児のときよりも母乳やミルクを一度に飲める量が増えるので、授乳間隔があいてきます。とはいえまだ授乳リズムが整わないのがこの時期。また、母乳やミルクの適正量はその子によって違いますが、目安としては生後3ヶ月ごろまでは、体重1kgに対して1日あたり150ml前後。つまり3kgなら1日450ml程度で1回60mlを8回程度。母乳の場合は、8回ではなく10回程度になることもOK。吐くことが多ければ1回の量が多いのかもしれません。逆に飲んでいる量が少ないようで心配だという場合は、1ヶ月健診、2~3ヶ月健診でそのことを医師に伝えましょう。

体重増加の目安

0~3ヶ月ごろまで

1日30g(900g/月)

ミルクの量や回数、間隔

ミルクは母乳よりも消化吸収に時間がかかるため、母乳のようにいつ与えてもいいというわけにはいきません。赤ちゃんの体への負担を考えて、授乳間隔は3時間以上あけてください。1ヶ月健診で順調に体重が増えていた赤ちゃんであれば、1日1回程度は4~5時間あいても、1日の授乳量合計がよければ大丈夫です。

生後1ヶ月過ぎの時期は眠りが浅くなる時間が長くなり、無理に寝かそうとしても4~5時間泣いて寝てくれないことが良くあります。おなかがすいているわけではないので、飲ませてもそれほど飲まないことも。夜中にこのような状況があると辛いのですが、ほんの一時期のことです。もう数週間で夜間によく寝るようになるでしょう。

ミルクの缶に書いてある月齢ごとの量より飲む量が少なめでも、体重が増えていれば大丈夫。1日の授乳量が体重1kgあたり100ml以下では脱水の心配が、200ml以上は与えすぎです。

新生児の母乳量や回数の目安は?少ない・飲み過ぎ時の確認と対処方法【医師監修】
新生児の母乳量や回数の目安は?少ない・飲み過ぎ時の確認と対処方法【医師監修】
「足りてるの?」「飲みすぎてない?」 母乳だと赤ちゃんが飲んだ量がわかりにくくて、悩むママも多いもの。母乳のときのタイムスケジュールなどの悩みを、育児のエキスパート、東京医療保健大学教授・米山万里枝先生とウパウパハウス岡本助産院院長・岡本登美子先生のお二人に聞きました!
記事を読む

生後1ヶ月赤ちゃんの1日の過ごし方

生後1ヶ月の赤ちゃんは1日をどのように過ごしているのでしょうか? 育児誌「Baby-mo」で紹介されたYくん(生後1ヶ月18日目)の様子をみてみましょう。現在は、母乳とミルクの混合で、この日母乳(おっぱい)は1日7回、ミルクは60mlを5回飲んでいます。

生後1ヶ月赤ちゃんの1日の過ごし方

0:00 母乳+ミルク
1:00 ねんね/ママ・パパ就寝
2:00
3:00
4:00
5:00 母乳 /ママ起床
6:00 ごきげん
7:00 ねんね/ママ朝食 パパ起床・朝食・出勤
8:00 母乳+ミルク
9:00 ごきげん+母乳
10:00
11:00
12:00
13:00 母乳+ミルク
14:00 ごきげん/ママ昼食
15:00
16:00
17:00 母乳+ミルク
18:00 ねんね/ママ家事
19:00
20:00 ゴロゴロ・ママとお風呂/ママ夕食
21:00 母乳+ミルク/パパ帰宅・夕食
22:00 ゴロゴロ
23:00 ねんね

赤ちゃんの1ヶ月健診について

生後1ヶ月目には、1ヶ月健診が行われます。健診が赤ちゃんとの初めての外出になる人もいるかもしれませんが、今後のお出かけのよいリハーサルになると考えて準備を整えましょう。

車で健診所へ行く場合

車で健診所へ行く人は、チャイルドシートが必須です。シートに寝ている赤ちゃんに直射日光が当たらないよう、市販のグッズやタオルなどで日よけをしましょう。たとえ短時間でも、赤ちゃんを残して車を離れるのは絶対にやめてください。

電車やバスで行く場合

電車やバスなどの交通機関で行く場合、スリングは便利で手軽なだっこひもですが、熱がこもりがちです。暑い日には薄手の素材を選ぶなど、赤ちゃんがのぼせないように注意してください。

1ヶ月健診の持ち物

持ち物はおむつや着がえ、ミルクを多めに用意しましょう。外出先でミルクを吐きもどしたりすることもあるので、タオルを1~2枚持っていくとなにかと便利です。母子健康手帳も忘れずに。

赤ちゃんの1ヶ月健診の内容は?平均体重や身長の目安と持ち物、服装【医師監修】
赤ちゃんの1ヶ月健診の内容は?平均体重や身長の目安と持ち物、服装【医師監修】
赤ちゃんを育てていると、健康にすくすくと大きくなってほしい…何よりもそう願いますね。そんな赤ちゃんの成長をチェックするのか、『健診』と呼ばれるものです。どんな目的でどんなことをするのかを知って、きちんと受けておきましょう。
記事を読む

生後1ヶ月赤ちゃんは外出はしていいの?おすすめの時間帯と服装は?

生後1ヶ月赤ちゃんは外出はしていいの? その場合の時間は?

本格的なお出かけは、まだ避けたほうがいい月齢です。家の周囲のお散歩程度ならそろそろ楽しめるので、10分程度を目安に外に出てみましょう。また暑い時期だと日中を避け、朝や夕方頃の涼しい時間帯を選びましょう。反対に寒い時期は日ざしの暖かい時間がおすすめです。

生後1ヶ月赤ちゃんは、外気浴をスタート

また生後1ヶ月が過ぎたら、そろそろ外気浴をスタートさせます。窓をあけて赤ちゃんの顔や手足に5分ほど外気を当てましょう。外の空気を吸わせることで、赤ちゃんの心肺機能が高まります。直射日光は刺激が強すぎるので避けましょう。

生後1ヶ月赤ちゃんの服装

この頃の服装は、手足の動きを妨げないものを選んであげましょう。長肌着やベビードレスだとはだけやすいので、股下が分かれているコンビ肌着やカバーオールのような服がおすすめです。

春先は服を何枚着せる? 新生児のお出かけの注意点は? 0~6カ月ベビー春の過ごし方
春先は服を何枚着せる? 新生児のお出かけの注意点は? 0~6カ月ベビー春の過ごし方
まだまだ寒暖の差が激しい3~4月。赤ちゃんの衣類の調整やお出かけの服装には、ママも気を使いますよね。0~6カ月ベビーの場合は、どんなことに気をつけて過ごすといいのでしょうか。育児誌「Baby-mo」でおなじみの小児科医・渡辺とよこ先生にアドバイスをいただきました!
記事を読む

生後1ヶ月赤ちゃんが寝ない原因は?1日にどれくらい寝る?睡眠時間は?

生後1ヶ月赤ちゃんが寝ない原因は?1日にどれくらい寝る? 睡眠時間は?

生後1ヶ月を過ぎると、赤ちゃんはだんだん長い時間眠るようになってきます。授乳の間隔を少しずつあけて1回に飲む量をふやし、まとめて眠るように生活リズムをつけることを心がけましょう。とはいっても、昼間はもちろん、夜間に目覚めていることがあるのも普通のことです。

また、赤ちゃんの個性はさまざまで、よく寝てくれる子も、だっこでなければ寝つけない子もいます。「こんなにだっこしてばかりいると、抱きぐせがつくのでは」と気にする人もいますが、心配はいりません。不安で泣いている赤ちゃんはたっぷりとだっこして、軽くとんとんと背中をたたきながら寝かしつけてください。

この時期は、まだ原始反射が強く、眠っているときに体の動きや音に反応して両手がビクッとするモロー反射がおきると、びっくりして泣き出してしまうことがあります。生後2~3カ月ごろになると、ビクッとして起きることも少なくなり、まとまって眠れるようになっていきます。

生後1~2ヶ月ごろ赤ちゃんは、1日合計で15時間くらい眠るのが一般的です。

新生児の赤ちゃんの睡眠時間はどのくらい?【医師監修】
新生児の赤ちゃんの睡眠時間はどのくらい?【医師監修】
赤ちゃんが夜眠って朝起きる。当たり前のことのようですが、ママやパパの努力があってこそできるようになるのが、生活リズムです。これが整い出すと育児も少しラクになるので、赤ちゃんがなかなか寝てくれずヘトヘトのパパママ、もう少しだけ頑張りましょう。
記事を読む

寝ないお悩み①ミルクをあげてもすぐに泣いて起きてしまう…

ミルクをしっかり飲んだのにすぐ泣くときは、抱っこをしながら家の中を歩いたり、おもちゃのガラガラで遊んであげたり、母乳やミルク以外であやしてみましょう。赤ちゃんが長めに目覚めている時間が真夜中、という昼夜逆転もよくありますが、しだいにリズムが整っていくので心配しなくて大丈夫です。

寝ないお悩み②夜は休みなくおっぱいを欲しがり、寝てくれません

この時期は、満腹でもおっぱいをあげると飲むこともあり、必ずしもおっぱいを飲みたくて泣いているとは限りません。赤ちゃんは1ヶ月ごろになると、睡眠の浅い時間と深い時間がでてきます。眠りの浅い時間に無理に寝かせようとしてもうまくいかないことが多いもの。次第に夜眠る時間が長くなり、昼間起きているようになるでしょう。

監修
渡辺とよこ先生
わたなべ医院院長
札幌医科大学医学部卒業後、国立小児病院新生児科(NICU)や東京都立墨東病院周産期センター新生児科部長、同病院副院長をへて2014年より現職に。多くの乳幼児をみてきた渡辺先生ならではの、的確で親切な助言が好評。これまで『母乳育児 ミルク育児の不安がなくなる本』(主婦の友社)など監修に携わった育児本多数。

あなたにおすすめ

注目コラム