子どもを大学までいかせるのにかかる教育費はいくら? 私立・公立の金額差はなんと……!

コラム 公開日:2017/08/21
子どもを大学までいかせるのにかかる教育費はいくら? 私立・公立の金額差はなんと……!

子どもの成長とともに、気になる教育費。赤ちゃん時代はまだかかったとしても習いごとくらいだけど、成長に比例して教育費もかかるようになっていきます。私立と公立でどれだけ違う? 大学卒業までにかかるお金を、くわしくお教えします!

小学校入学まで。保育園は所得によって金額差が

【保育園(6年間)】認可外は認可の3~4倍かかる!

0才から小学校就学前までの保育料。認可は住民税に基づく階層区分になっており、収入が多いほど保育料も高くなるのに対して、認可外は収入に関係なく一律なのが特徴。

<合計金額>
認可:約97万1564円~408万4164円
認可外:約786万3164円

<保育&教育費>
認可:約10万4400円〜321万7000円(年額平均1万7400円〜53万6166円)
*東京都中央区の場合。生活保護世帯、区民税非課税世帯はいずれも0円。

認可外:約699万6000円(年額平均116万6000円〜)
*東京都中央区「まちのてらこや」の場合。週5日、1日11時間の月ぎめ保育。

学校以外にかかるおもなお金

入園準備

:3万7010円/年

保育園や幼稚園に入園する際にかかる初期費用と入園準備費の合計額。園の制服や通園バッグのほか、ナフキンや道具入れを作る布代などがかかります。

習い事:0~3才 9245円/月、4~6才 1万1939円/月
習い事にかかる月謝の平均額。習い事の平均数は0~3才は1.1種類、4~6才は1.4種類というデータ結果が。成長とともに費用もアップします。

【幼稚園(3年間)】私立は公立の倍かかるも、助成金制度アリ

園教育にかかる費用やバス代のほか、教材費や遠足代などに加え、給食費が公立5万7000円、私立11万1000円。私立は自治体からの助成金があります。

<合計金額>
公立:約84万1415円
私立:約144万4415円

<保育&教育費>
公立:約35万7000円(年額平均11万9000円)
私立:約96万円(年額平均32万円)

学校以外にかかるおもなお金

一時保育&ベビーシッター

:1万6643円/年

仕事復帰するママが、入園前に「慣らし保育」として利用する1才での支出が最も多く、成長するにつれて利用回数は減ります。

小学校受験:70万~100万円
子どもの適性や志望校によりますが、一般的に年間100万円程度。子どもの塾代のほか、洋服や交通費など受験準備代もかかります。

小学校~中学校。私立を選ぶならそれなりの金額が必要

【小学校(6年間)】 公立か私立かが大きな分岐点に

公立と私立の大きな差は授業料。公立は授業料がありません。給食費は6年間で公立25万8000円、私立27万6000円と、ほとんど変わりません。私立は年収に応じた補助金も。

<合計金額>
公立:約192万9303円
私立:約690万9309円

<保育&教育費>
公立:約35万4000円(年額平均5万9000円)
私立:約531万6000円(年額平均88万6000円)

学校以外にかかるおもなお金

習い事

:7万6947円~10万1442円/年

最も低いのが6年生のときで、ピークを迎えるのが4年生。塾に通い始める5年生以降は減少。人気の習い事はスイミングやバレエ、ピアノやバイオリンなどの楽器、英会話など。

学童保育: 学童クラブ 6万6000円/年
学童クラブの金額は東京都練馬区の場合。地域によって金額は異なります。自主運営型の場合、保護者会が運営しているものは年15万~ 30万円、民間運営は100万円近くかかる場合も。

:2万6429円~10万6423円/年
学年が上がるほど塾代もアップしていき、6年生になると10万円を超えます。中学受験をするなら3~4年生ごろから、ふえ始めるのが一般的です。

おこづかい:3741円~1万8715円/年
学年が上がるごとにアップ。こちらも1年間合計金額。4~6年生の月額平均は約1000 ~ 1500円。「おこづかいをあげていない」「お手伝いをしたらそのつど」という家庭も。

中学校受験:+70万~160万円
おもに塾代+参考書代など。塾代は60万~ 150万円。授業料のほか夏期講習や冬期講習、合宿など、受験が近くなるほど出費はふくらんでいきます。

【中学校(3年間)】 学校以外にかかるお金がふえる!

私立の場合は入学金や授業料、寄附などがかかります。給食費は3年間で公立約11万4000円、私立約1万2000円。これは、私立はお弁当のところが多いためです。

<合計金額>
公立:約122万4494円
私立:約380万1494円

<保育&教育費>
公立:約38万7000円(年額平均12万9000円)
私立:約306万6000円(年額平均102万2000円)

学校以外にかかるおもなお金

習い事

:4万6945円~ 5万8340円/年

小学生時代に比べると半減し、学年とともに減っていくため、最もかかるのは1年生という結果に。運動系や音楽系は続けている子が多いよう。部活のフォローで始めるケースも。

家庭教師:4334円~ 9408円/年
部活などの学校外活動に忙しい子や苦手教科を克服したい子、塾のフォローとして利用している子もいます。学年が上がるほどアップ。学生アルバイトなら安くすむ傾向があります。

:9万3670円~20万6315円/年
習い事に反して、学年が上がるほどにアップしていくのが塾代。1年生は月7800円程度だったのが、3年生では月1万7000円に。参考書代や模試代もかさみます。

おこづかい:3万429円~ 4万7062円/年
月額にすると1年生は約2500円、2年生は約3300円、3年生は約3900円。学年が上がるにつれて、自分の趣味や友だちづきあいなどに使うお金がふえていきます。

高校~大学。高校は助成金あり、大学はこれまで積み立てた貯金をあてて

【高校(3年間)】 高校までは家計でやりくり!

国や自治体の助成金があるため、所得制限を超えなければ公立は、ほぼ無償。私立は所得に応じて上乗せ助成されます。ただし私立は学校で大学受験対策をしてくれるところが多く、塾代がほとんどかからないという声もあります。

<合計金額>
公立:約123万5454円
私立:約286万6293円

<保育&教育費>
公立:約72万9000円(年額平均24万3000円)
私立:約222万円(年額平均74万円)

学校以外にかかるおもなお金

:公立 9万5450円/年、私立 14万2063円/年

2年生ごろから大学受験準備のために通うケースが多いよう。私立のほうが高いですが、私立は有名塾と提携しているなど補習が充実していて、通塾が不要なケースが多々あります。

おこづかい:6万1368円/年
金融広報中央委員会が調査した月額平均5114円に12カ月をかけたもの。何かと交際範囲が広がる年齢だけあって「定期的に渡すだけではすまない」と嘆く先輩ママたちの声も多数。

医療保険:約1万2000円/年
多くの自治体で医療費助成が切れるため、高校生になると加入しておきたいという家庭もふえてきます。月々1000円台と手ごろな保障で加入できる掛け捨ての医療保険が人気。

大学受験:+50万~200万円
予備校代をはじめ、教材費や模試代などがかかります。また受験費用はもちろん、遠方の大学を受験するなら交通費や宿泊代もプラスに。もし浪人したら、現役生 約20万円~、浪人生 約50万円~

留学:250~300万円/年
渡航費、滞在費、学費などをまとめると、1年間で250万~ 300万円が目安。大学4年間なら1000万~ 1500万円はかかる覚悟で。

【大学(4年間)】 年100万円単位でお金がかかる!

入学金のほか、授業料、教科書代、通学費など。私立理系は国公立の約1.6倍、私立文系の約1.4倍。医学部や歯学部に進学した場合、国公立なら学費は他学部と同じですが、6年間なので総額521万4000円。私立だと平均3000万円に。

<合計金額>
国公立:約882万4120円
私立文系:約1090万4120円
私立理系:約1240万1120円

<保育&教育費>
国公立:約429万5000円(内、入学費用81万9000円)
私立文系:約637万5000円(内、入学費用106万7000円)
私立理系:約787万2000円(内、入学費用106万円)

学校以外にかかるおもなお金

一人暮らし費用

:平均45万円/初年

アパートの敷金や礼金、家財道具の購入費など、一人暮らしを始めるための準備金。アパートを探すための往復交通費や、大家さんへの心づけなどは別途かかります。

仕送り:平均85万7280円/年
月額平均は7万1440円。大学4年間で約343万円必要になります。都心部だと足りない場合もあり、不足分の生活費や学校経費はアルバイトで補ってもらうしかない!? 

運転免許:約30万円
地方での合宿を利用すれば16万円~と格安ですむこともありますが、一般的には30万円前後。学割のきくところが多く、資金が足りない場合は教習所ローンを利用できるケースも。

成人式:約20万~ 30万円
一般的に男子よりも女子のほうがかかります。振袖一式をレンタルするか、買いそろえるかで値段は大きく変わり、これに着つけ代やヘアメイク代、写真代などがプラス。

卒業式:約3万~ 5万円
女子の場合、袴レンタルが3万~5万円。着つけがセットになっているパックもあります。男子は就活用のスーツで代用できるため、女子に比べるとそれほどお金はかかりません。

おおまかな総額を把握して、早めの準備がマスト!

かかるお金の羅列に「いったい合計いくらかかるの?」と不安が募りますが、すべて公立&すべて私立だった場合の合計額は以下の通り。
いちばんお金がかかるのが、認可外保育園→小学校から大学まですべて私立理系大学のコースで約3384万1380円! もっともリーズナブルだったのが公立幼稚園→小学校から大学まですべて公立のコースで約1405万4786円でした。その差、約1978万6594円なり!! 
児童手当を全額貯金しておけば0歳~15歳分で約200万円になるとはいえ、それ以外に学資保険や貯蓄などで教育費の準備が必要なのは明白。赤ちゃん時代から備えて、わが子が希望する進路を進めるようにしてあげたいものですね。

オール認可&公立の場合

認可保育園→小学校から大学まですべて公立……約1418万4935円~約1729万7535円(収入により保育料が異なるため金額幅あり)

公立幼稚園→小学校から大学まですべて公立……約1405万4786円

オール認可外&私立の場合

認可外保育園→小学校から大学まですべて私立(文系大学)……約3234万4380円

認可外保育園→小学校から大学まですべて私立(理系大学)……約3384万1380円

私立幼稚園→小学校から大学まですべて私立(文系大学)……約2592万5631円

私立幼稚園→小学校から大学まですべて私立(理系大学)……約2742万2631円

出典:「平成26 年度子どもの学習費調査」(文部科学省)、内閣府 平成21年度「インターネットによる子育て費用に関する調査」、アクサダイレクト生命「第2回 子どものおけいこ事に関する調査」(2015年)、金融広報中央委員会「子どものくらしとお金に関する調査」(第3回)2015年度調査、「平成27年度教育費負担の実態調査結果(国の教育ローン利用勤務者世帯)」(株式会社日本政策金融公庫)、全国大学生活協同組合連合会「第51回学生生活実態調査」、編集部調べ

出典 :Baby-mo(ベビモ)2017年夏秋号※情報は掲載時のものです

あなたにおすすめ