赤ちゃんが食べない原因を再チェック 離乳食の量と硬さの目安はコレ!【月齢別】

 専門家監修 2017/10/17更新
赤ちゃんが食べない原因を再チェック 離乳食の量と硬さの目安はコレ!【月齢別】

上田玲子先生
帝京科学大学教育人間学部教授。栄養学博士。乳幼児栄養の第一人者。的確であたたかい指導が本誌でもおなじみ。「離乳食は立ち止まったり、急に進んだり、想定外のことばかり!目安どおり進む子のほうがめずらしいのよ」

離乳食は個人差がとても大きいもの。ママは「進まない」「食べない」「適量がわからない」と心配になるけれど、成長曲線に沿って体重がふえていれば、食事量が目安より「多い」「少ない」は気にしなくて大丈夫!大事なポイントをおさえて、 その子なりのペースで進めましょう。離乳食が進まない・食べない…個人差があって大丈夫!赤ちゃんの太め、細めは個性と考えて。

生後5~6カ月ごろ(ゴックン期)は…飲み込むだけで精いっぱい!

母乳やミルクを吸うのは得意な赤ちゃんですが、スプーンで食べることは生まれて初めて。歯がまだなく、舌はまだ前後にしか動かないため、トロトロ状の食べ物を舌でのどの奥に送るだけでも大変です。

かたさと大きさ…つぶつぶはNG! 指でさわってみてとろ~りなめらかに

おかゆ・野菜・豆腐・魚など、すべて裏ごしするか、よくすりつぶして。

指先でなめらかさを確認。ママも、舌だけでゴックンしてみて!

<生後5~6カ月(ゴックン期)の1回の目安量>

● ごはん…10倍がゆ30~40g
● 野菜…10g
● 果物…5g
● たんぱく質…豆腐25g ( 肉または魚なら10g) いずれかを

10倍がゆのすりつぶし、豆腐のだし煮、かぼちゃのトロトロ

生後7~8カ月ごろ(モグモグ期)は…舌と上あごでつぶして食べる

早い子は下の歯が生え始める時期。舌を前後だけでなく、上下にも動かせるようになります。食べ物を舌で上あごに押しつけてつぶし、だ液とまぜて食べられるように成長! 離乳食は「舌でつぶせるやわらかさ」が目安です。

大きさとかたさ…つぶす力が弱いから、親指+小指でつぶせるやわらかさに

やわらかい絹ごし豆腐は、そのままあげてOK。野菜・魚・肉はこまかくつぶして。

   

力を入れにくい親指+小指でラクにつぶせるか、試してみて。または、ママも舌と上あごでつぶして食べられる?

<生後7~8カ月ごろ(モグモグ期)の1回の目安量>

● ごはん…7~5倍がゆ50~80g
● 野菜…15~20g
● 果物…5~10g
● たんぱく質…豆腐30~40g(肉または魚なら10~15g) いずれかを

7~5倍がゆ、豆腐とほうれんそうのとろみ煮、かぼちゃヨーグルト

生後9~11カ月ごろ(カミカミ期)は…舌で左右に寄せて歯ぐきでつぶせる

口のまわりの筋肉が発達して、舌でつぶせない食べ物は左右に寄せて歯ぐきでつぶせるように。ただし、奥歯がないのでつぶす力はまだまだ弱い! 急にかたくしないように気をつけましょう。

大きさとかたさ…しっかりつぶせるから、親指+人さし指でつぶせる弾力で OK

進み方が「早い」「遅い」でも、唇とほっぺがモグモグと動いてしっかりつぶしていれば、かたさ・大きさはOK。食べ物がやわらかすぎても、かたすぎても、つぶさずにまる飲みしてしまってかむ力がつかないので、口の動きをよく見ることが大事! ずっとやわらかめが好きな子も、急にかたい食感を好む子もいるので、変化の速度はそれぞれです。

肉だんごはやわらかめに。大きめにカットしたゆで野菜を前歯でかじるのもOK。

バナナやゆでた肉だんごくらいが目安。大人は「歯ぐき」で食べられないので、親指+人さし指でつぶせるか確認してみて!

<生後9~11カ月(カミカミ期)の1回の目安量>

● ごはん…5倍がゆ90g~軟飯80g
● 野菜…20~30g
● 果物…5~10g
● たんぱく質…豆腐45g(肉または魚なら15g) いずれかを

5倍がゆ~軟飯、豆腐とひき肉のハンバーグ、かぼちゃとわかめのみそ汁

生後1才~1才6カ月ごろ(パクパク期)は…奥歯が生えるまでは歯ぐきが中心

上下の奥歯がすべて生えそろい、大人と同じようにすりつぶせるようになるのは2才半~3才ごろ。それまでは、歯ぐきが中心でかむ力はまだ弱いので、離乳食の延長と考えましょう。

大きさとかたさ…まだ奥歯がないから、指先でギュッとつぶせるかたさにする

焼き魚や鶏つくねは、問題なし。かたい肉はまだNG。青菜は刻んであげて。

ひき肉で作ったつくねは、親指+人さし指でつぶせるので、歯ぐきでもOK。

もも肉のから揚げは、皮やすじなどがかたいので、小さく切るなどの工夫をして。

<生後1~1才6カ月ごろ(パクパク期)の1回の目安量>

● ごはん…軟飯90g~ごはん80g
● 野菜…30~40g
● 果物…10g
● たんぱく質…豆腐50~55g(肉または魚なら15~20g) いずれかを

軟飯~ごはん、豆腐と鶏ひき肉のあんかけ、かぼちゃの素揚げ

※記事内で紹介した離乳食の量と硬さの目安は、お子さんの月齢・離乳食の進み・アレルギーの有無などに合わせて取り入れるようにしてください。

出典 :Baby-mo(ベビモ)2017年夏秋号※情報は掲載時のものです

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