赤ちゃんの「寝ない」「夜泣き」、どうにかした~い!【新連載★子どもの睡眠コンサルタント 愛波 文】

 専門家監修 2017/10/17更新
赤ちゃんの「寝ない」「夜泣き」、どうにかした~い!【新連載★子どもの睡眠コンサルタント 愛波 文】

愛波 文さん
子どもの睡眠コンサルタント。長男の夜泣きや子育てに悩んだことから睡眠について学び、アメリカで働きながら米国IMPI(International Maternity and Parenting Institute)公認資格を日本人で初めて取得。現在、ニューヨークで5才と2才の男の子のママとして子育てをしながら、子どもの睡眠に悩む育児者のコンサルティングを行う。IMPIと提携し、日本語での妊婦と子どもの睡眠コンサルタント資格取得講座(オンライン)を開催し、講師も務めている。
ホームページ http://sleepingsmartconsulting.com/
公式ブログ http://ameblo.jp/babysleepsite/
Facebook https://ja-jp.facebook.com/sleepingsmartconsulting
Instagram  https://www.instagram.com/aya_aiba

赤ちゃんが寝ない、夜泣きをする……というのは、どの国の多くのお母さんも困っています。そこでアメリカのIMPI公認、日本人初の子どもの睡眠コンサルタントとして活動する愛波 文さんの連載がスタート! 連載では、科学的根拠に基づいた睡眠のためのメソッドなどをご紹介したり、実際にママたちから寄せられた「うちの子、寝ないんです」「夜泣きがすごいんです」のお悩みについて、アドバイスをいただいていきます! 第一回はこれまでのインタビュー記事によせられた質問などにお答えいただきました。

赤ちゃんは勝手にぐっすりスヤスヤ…という誤解で苦しんだ新米ママ時代

―――先日の短期集中インタビュー全4回は、赤ちゃんの睡眠に悩むたくさんのママに読まれていたようです。それだけみなさん悩んでいるということですよね。愛波さんご自身もお子さんの睡眠で悩んだことがきっかけで、子どもの睡眠コンサルタントの資格を取得されて現在に至るのですよね?

1回目はこちら【寝てくれない赤ちゃんとの初めての育児で直面した孤独感】

2回目はこちら【「わが子の睡眠のプロ」になると、それが育児の自信に】

愛波 文さん(以下、愛波):そうなんです。長男を出産した当時、私は眠くなったら赤ちゃんは勝手に寝てくれると思っていました。出産直後は「わが子のためならすべてを犠牲にして、寝不足になっても大丈夫!」と子育てに気合いが入っていたのですが、生後4~5カ月ぐらいになると限界を感じるようになりました。子育ては親の心が満たされていてハッピーでないと余裕が持てず、つらくなってしまうということを実際に体験して茫然としました。寝かしつけに効果的と聞けば、藁にもすがる思いでいろいろと試し、長男を抱っこしながらバランスボースに乗って、気づいたら3時間たっていたことも……。それでも寝てくれなかったので「お願いだから寝て」と言いながら、私のほうが泣いていましたね。

アメリカでの長男出産時の分娩室。



さすがアメリカ! 産後の入院食がまさかのハンバーガーとコーラ!



びっくり入院食パート2は、ピザとポテトチップス。そしてコーラ。


アメリカは出産後48時間で退院。産後3日目の長男と自宅で。

―――ご自身の幼少期もニューヨークで過ごされたそうですが、現在、子どもの睡眠コンサルタントとして世界中のお母さんたちの悩みを聞いていて、いわゆる日本の子育てと海外での子育ての違いを感じることはありますか?

3回目はこちら【赤ちゃんの夜泣きや寝つきの悪さ、どこから改善する?】

4回目はこちら【1才でお昼寝1回は少ない? よく寝ていた子が急に夜泣きを始めるのは睡眠退行が原因?】

愛波:私自身は幼いころとても人見知りが激しい子でした。うちの母はお客さんが家にくると「文ちゃんには声をかけず、目を合わせないでね。いないと思って過ごして欲しい」と言っていたようです(笑)。5歳でニューヨークに引っ越したのですが、現地校では朝から学校が終わる3時までギャンギャン泣き、廊下越しの別の教室にいる姉にまで私の泣き声が聞こえていたそうです。当時姉はまだ7歳だったのに、私のことが心配で胃を痛めてしまったほど。そのことは5歳だった私もはっきり覚えています。7歳で胃が痛くなるって本当にかわいそうですよね……。そんな私も1年経ち、英語もペラペラになり、逆に日本語の勉強に苦労しました。

ガールスカウトに入っていた頃。右から二番目が私。

マンハッタンで祖母と姉と。

今までアメリカ人にも日本人にもコンサルテーションをしてきましたが、両者には大きな違いがありますね。一般的にですが、日本人はとにかく真面目、正解が欲しい、慎重だなと感じます。アメリカ人にもとっても細かい方もいるので一概にいえませんが、私が今まで出会ったアメリカ人のクライアント様は勉強家かつ自分がどうしたいのかが明確。「なんでも試してみよう!」「Let’s Try!」と、とても考え方が前向きでした。目標がはっきりとしているうえ、既に何冊も子どもの睡眠に関しての本を読んでいるため基本が成り立っていることが多く、コンサルテーションも比較的スムーズに進んでいました。

それに比べると、日本にはまだまだ子どもの睡眠に関して明確な根拠のもと書かれた本が少なく、インターネットではさまざまな情報があふれています。どの情報が正しいのかが分からずに悩んでいる方が多いなと感じています。私もたまに、日本の子どもの睡眠に関する記事や本を読み、これはどのような根拠なんだろう?と疑問を持つことがあります。

―――なるほど。日本で子育てをしているママたちが前回までの4回の記事をご覧になって愛波さんにいくつか質問が寄せられました。一問一答でお答えいただけますか?

愛波:もちろんです! しかし実は、子どもの睡眠に関しては一言でズバリと答えられないことがほとんどなのです。それほど、お子さんごと家庭ごとに原因や改善ポイントは異なるというわけなのですが……。けれども、なるべく簡潔にお答えしていきますね。

赤ちゃんの睡眠Q&A

赤ちゃんの就寝時間はいつがベスト?

Q 19~20時に寝かせると帰りの遅いパパが一切子どもと交流がもてません。朝のほんのひとときだけになってしまって大丈夫?

A 
もし一問一答で答えるなら、朝のほんのひとときだけになってしまっても「大丈夫です」と伝えますね。ふれあいの時間は量ではなく、質が重要。週末はパパと一緒に過ごす時間もあるでしょうし……。でも、大切なのはご家族全員がハッピーであることです。パパが朝のほんのひとときだけしか子どもに会えなくて寂しいと感じている場合は、お子さんの疲れには注意しながら夜にパパとのふれあいの時間をつくるのもいいと思います。その場合、パパは早めに帰宅できるようにスケジュール調整が必要ですし、お子さんもそれに合わせてお風呂などを済ませておくなどの工夫をしてパパの帰宅を待てるといいですよね。
毎日20時以降に寝かせていたとしても、そのスケジュールが家庭の子育て方針にあったもので、家族みんながハッピーで親(育児者)が「問題」と感じていないのであれば、必ずしも19~20時に寝かせないといけないわけではありません。例えば、子どもとパパのおやすみ前のふれあいと20時までの就寝厳守を天秤にかけて、20時をまわってしまうけれど父子の時間を持つほうが大切…という考え方をお持ちのおうちであれば、それでもよいのです。ただ、お子さんが疲れすぎないようにスケジュール調整することは必要です。
理想は早寝早起きですが、なかなかそれができない事情がある家庭も多いと思います。お子さんの睡眠に関しては、親のほうが「夜更かしさせがち」「トータルの睡眠時間が不足している」などと問題だと感じているようなら改善が必要ですが、何も問題を感じていない場合、そのままでも大丈夫です。しかし、親が問題点を自覚していなくても、改善すべき場合があります、それは、お子さんが日中ぐずっていて、常に眠そうなケースです。このような場合は、コンサルテーションでは改善をしたほうがよいですねとクライアント様に伝えています。

赤ちゃんの添い寝について

Q 海外の習慣で添い寝をしないスタイル、頭ではわかっても気持ち的に「子どもがさみしくないかな?」「一緒にくっついて眠れないと満たされた気持ちにならないのでは?」と思ってしまいます。どうなんでしょうか?

A
これに関しては研究者や小児科からいろんな意見があります。少し科学的根拠に基づいた話になってしまいますが、米国小児学会では添い寝は乳幼児突然死症候群のリスクが高まるため推奨していません。なぜなら、隣で眠る大人の身体やまくら、毛布などが窒息の原因になると考えているからです。
しかし、添い寝を研究しているノートルダム大学のマッケナ博士はきちんと安全な睡眠環境が確立できていれば、添い寝してもよいと伝えています。
また別の研究では、米ストーニーブルック大学医学部付属病院のローレン・ヘイル教授が、同じ人種で同じ教育水準のお母さんを相手に研究を行ったところ、添い寝でも一人寝でも、5歳児の認知力・行動面や社会性での差はないということを発表しています。つまり、寝るスタイルが子どもの知性や情緒に影響するということはないのです。
添い寝をするか、しないかはご家族の育児法や生活スタイルで決めていただければよいでしょう。ただし、どこで寝ようと、安全な睡眠環境を確立することが何より大切です。

赤ちゃんの睡眠コンサルテーションとは?

Q 「米国IMPI公認資格」って初めて聞いたのですが、どんな資格なんですか? コンサルテーションってどんなことをするの?


IMPI(International Maternity and Parenting Institute)とは科学的根拠に基づいた最先端の睡眠トレーニングや実績を重ね、多数のデータに基づいた教育プログラムと、子どもや家庭に合わせたコンサルティングを提供している米国の教育機関です。IMPIの目的は、ご家族にとって最も大切な健康的な睡眠習慣を確立することです。IMPI公認のコンサルタントは睡眠に関する問題だけではなく、総合的に身体面、精神面、お子さんの発育状況を考慮し、各ご家庭にあったコンサルテーションを提供しています。この資格はどなたでも取得できますので、ご興味がありましたらいつでもご連絡ください。アメリカの資格を日本語で、しかも全てオンラインで携帯からでも受講することができます。赤ちゃんが寝ない、夜泣きがひどい等ご自身の子育て経験をいかして、赤ちゃんに関連づいた資格を取りたいと思っている人には講義内容も受講方法も適しているかもしれません。現在、世界中から受講している生徒がいて、参加者の中には子育て中のお母さんはもちろん、男性や看護師、お医者さんもいます。これは子どもの睡眠についての関心が高まっている証かもしれませんね。

コンサルテーションでは、お子さんの睡眠問題を解決していきます。睡眠コンサルタントは、お子さんの夜泣きやぐずり対策など、各ご家庭・お子さまに合わせた解決方法を提供しています。具体的には、睡眠環境、スケジュール、寝かしつけ方法の改善など、睡眠に関係する全てのこと細かく探り、お子さんの睡眠問題を解決していきます。

進め方の詳細などはホームページからご確認できます 

ミリー読者のママたちから、赤ちゃんの睡眠お悩みを大募集!

―――次回からは読者ママたちのリアルなお悩みにご回答いただきたいと思います。

愛波さんに「うちの子、寝ないんですけど…」と悩みを相談したい方は、以下の応募フォームに悩みを入力してくださいね。アドバイスをしていただけることになったママにはこちらからご連絡いれさせていただきます。“赤ちゃん寝ない問題”を解決するチャンスですよ♪

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※ご応募いただい方、全員にお答えできるわけではありませんのでご了承ください。
※ご相談内容および愛波さんからのアドバイス内容は、匿名にて本連載で掲載させていただく場合がございます。
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※必要事項を入力のうえ、ご応募ください。採用者の方には編集部および愛波さんからご連絡いれさせていただきます。

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