赤ちゃんの「寝ない」「夜泣き」、どうにかした~い!【新連載★子どもの睡眠コンサルタント 愛波 文】

 専門家監修 公開日:2017/08/15
赤ちゃんの「寝ない」「夜泣き」、どうにかした~い!【新連載★子どもの睡眠コンサルタント 愛波 文】
監修
愛波 文さん
子どもの睡眠コンサルタント

赤ちゃんが寝ない、夜泣きをする……というのは、どの国の多くのお母さんも困っています。そこでアメリカのIMPI公認、日本人初の子どもの睡眠コンサルタントとして活動する愛波 文さんの連載がスタート! 連載では、科学的根拠に基づいた睡眠のためのメソッドなどをご紹介したり、実際にママたちから寄せられた「うちの子、寝ないんです」「夜泣きがすごいんです」のお悩みについて、アドバイスをいただいていきます! 第一回はこれまでのインタビュー記事によせられた質問などにお答えいただきました。

赤ちゃんは勝手にぐっすりスヤスヤ…という誤解で苦しんだ新米ママ時代

―――先日の短期集中インタビュー全4回は、赤ちゃんの睡眠に悩むたくさんのママに読まれていたようです。それだけみなさん悩んでいるということですよね。愛波さんご自身もお子さんの睡眠で悩んだことがきっかけで、子どもの睡眠コンサルタントの資格を取得されて現在に至るのですよね?

1回目はこちら【寝てくれない赤ちゃんとの初めての育児で直面した孤独感】

2回目はこちら【「わが子の睡眠のプロ」になると、それが育児の自信に】

愛波 文さん(以下、愛波):そうなんです。長男を出産した当時、私は眠くなったら赤ちゃんは勝手に寝てくれると思っていました。出産直後は「わが子のためならすべてを犠牲にして、寝不足になっても大丈夫!」と子育てに気合いが入っていたのですが、生後4~5カ月ぐらいになると限界を感じるようになりました。子育ては親の心が満たされていてハッピーでないと余裕が持てず、つらくなってしまうということを実際に体験して茫然としました。寝かしつけに効果的と聞けば、藁にもすがる思いでいろいろと試し、長男を抱っこしながらバランスボースに乗って、気づいたら3時間たっていたことも……。それでも寝てくれなかったので「お願いだから寝て」と言いながら、私のほうが泣いていましたね。

アメリカでの長男出産時の分娩室。
さすがアメリカ! 産後の入院食がまさかのハンバーガーとコーラ!
びっくり入院食パート2は、ピザとポテトチップス。そしてコーラ。

アメリカは出産後48時間で退院。産後3日目の長男と自宅で。

―――ご自身の幼少期もニューヨークで過ごされたそうですが、現在、子どもの睡眠コンサルタントとして世界中のお母さんたちの悩みを聞いていて、いわゆる日本の子育てと海外での子育ての違いを感じることはありますか?

3回目はこちら【赤ちゃんの夜泣きや寝つきの悪さ、どこから改善する?】

4回目はこちら【1才でお昼寝1回は少ない? よく寝ていた子が急に夜泣きを始めるのは睡眠退行が原因?】

愛波:私自身は幼いころとても人見知りが激しい子でした。うちの母はお客さんが家にくると「文ちゃんには声をかけず、目を合わせないでね。いないと思って過ごして欲しい」と言っていたようです(笑)。5歳でニューヨークに引っ越したのですが、現地校では朝から学校が終わる3時までギャンギャン泣き、廊下越しの別の教室にいる姉にまで私の泣き声が聞こえていたそうです。当時姉はまだ7歳だったのに、私のことが心配で胃を痛めてしまったほど。そのことは5歳だった私もはっきり覚えています。7歳で胃が痛くなるって本当にかわいそうですよね……。そんな私も1年経ち、英語もペラペラになり、逆に日本語の勉強に苦労しました。

ガールスカウトに入っていた頃。右から二番目が私。 マンハッタンで祖母と姉と。

今までアメリカ人にも日本人にもコンサルテーションをしてきましたが、両者には大きな違いがありますね。一般的にですが、日本人はとにかく真面目、正解が欲しい、慎重だなと感じます。アメリカ人にもとっても細かい方もいるので一概にいえませんが、私が今まで出会ったアメリカ人のクライアント様は勉強家かつ自分がどうしたいのかが明確。「なんでも試してみよう!」「Let’s Try!」と、とても考え方が前向きでした。目標がはっきりとしているうえ、既に何冊も子どもの睡眠に関しての本を読んでいるため基本が成り立っていることが多く、コンサルテーションも比較的スムーズに進んでいました。

それに比べると、日本にはまだまだ子どもの睡眠に関して明確な根拠のもと書かれた本が少なく、インターネットではさまざまな情報があふれています。どの情報が正しいのかが分からずに悩んでいる方が多いなと感じています。私もたまに、日本の子どもの睡眠に関する記事や本を読み、これはどのような根拠なんだろう?と疑問を持つことがあります。

―――なるほど。日本で子育てをしているママたちが前回までの4回の記事をご覧になって愛波さんにいくつか質問が寄せられました。一問一答でお答えいただけますか?

愛波:もちろんです! しかし実は、子どもの睡眠に関しては一言でズバリと答えられないことがほとんどなのです。それほど、お子さんごと家庭ごとに原因や改善ポイントは異なるというわけなのですが……。けれども、なるべく簡潔にお答えしていきますね。

監修
愛波 文さん
子どもの睡眠コンサルタント
「ママと赤ちゃんのぐっすり本」(講談社)著者。 子どもの睡眠コンサルタント。APSCアジア/インド代表。IMPI日本代表。一般社団法人日本妊婦と乳幼児睡眠コンサルタント協会代表理事。Sleeping Smart®代表。慶應義塾大学卒業。2012年に長男出産。夜泣きや子育てに悩んだことから乳幼児の睡眠科学の勉強をはじめ、米国IMPI公認資格(国際認定資格)を日本人で初めて取得。2015年に次男を出産。現在、2人の男の子の子育てをしながら、子どもの睡眠に悩む保育者のコンサルティングや個別相談、日本人向けに子どもの睡眠教育プログラムを提供。IMPIと提携し、オンラインで妊婦と子どもの睡眠コンサルタント資格取得講座の講師も務めている。
 

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