自分で片づけられる子になる! 収納のプロがわが子のためにしている部屋作り

コラム 2017/08/08更新
自分で片づけられる子になる! 収納のプロがわが子のためにしている部屋作り

「子どもにどうやって片づけを教えればいいの?」「片づけを教えるのは難しい!」と悩んだことはありませんか? 収納のプロである、ライフオーガナイザーの鈴木尚子さんが実践している「子どもにも片づけやすい部屋づくり」を大公開! ぜひ、参考にして子どもといっしょに片づけを始めましょう!

子どもが自分で片づけられる環境の作り方

ライフオーガナイザーとして大活躍中の鈴木さん。収納に悩むお客さんのお宅に伺うと、子どもの片づけの悩みを相談されることも多いそう。「よく、子どもの片づけは何才からできるようになるのか、いつまでに教えたほうがいいか聞かれます。でも、片づけに年齢は関係ありません。何を隠そう私も片づけがまったくできない子どもで、片づけを始めたのは30才を過ぎてから。何才からだって大丈夫!」
子どものものの片づけといっても、何から始めたらいいかわからない人も多いはず。おもちゃを片づけてほしいときに、「片づけなさい!」と怒ってばかりのママがいますが、子どもは「どこに何を片づければいいのかわからない」というのが本音。
「子どもに片づけをさせるには、まずはママが“子どもが片づけやすい環境”をつくることが大切。ものに住所がないと、元に戻すという作業もできません。そして、片づけられる量であること、片づけられる場所が決まっていること、子どもが片づけやすい方法になっているかチェックしてください」
ママに大切なのは、親と子どもは別の人間であることを認識しておくこと。自分のやり方を押しつけてもうまくはいきません。
「うちは息子と娘がいますが、片づけ方も2人はまったく違います。娘はえんぴつ、消しゴムと、細かく分けて収納したいタイプ。息子は“文房具”とざっくりじゃないと片づけられないタイプです」
どちらがいい、どちらが悪いということではありません。子どものやり方を認めてあげて、穏やかな心でいることが成功の秘訣なのだそう。

「先日、ジャンパーをかける場所に娘が浮き輪をかけていたんです。プールから帰ってきて、いちいち空気を抜いて片づけるのが面倒だったからのようですが、ここ? と笑ってしまいました」
子どもがへんてこな片づけをしても、鈴木さんは笑っているだけ。「ここに置いたらダメじゃない、片づけなさい」とは言いません。子どもが自分でこうしようと思ったことを見守ります。
「そこに置いたのが失敗だったら、もっと使い勝手のいい別の場所を自分で探せるよう、知恵を貸したり、声かけをしてあげて! 失敗から学ぶこともいっぱいありますよ」

(左)小学校高学年の長男の部屋は、「黒がいい!」という希望を取り入れたインテリア。苦手な片づけが少しでもラクにできるように、出ているものを極力少なくした、シンプルな空間に。少し散らかっていても、すぐに元どおり。(右)幼稚園生の長女は、パープルがパーソナルカラー。ちょっとくすんだパープルをベースに、グリーンをさし色に使った洋書のようなインテリア。「こんな素敵な部屋にしてもらったら、散らかしたくないって思うね!」と言ってくれたそう。


子どもアイテムが、きちんと片づけられる3つのポイント

①子どもが片づけられる量であること
②片づける場所が決まっていること
③子どもにとって片づけの方法が難しくないこと

子どもの服・文房具などのアイテム別収納をチェック!

子どもが管理するものは低い位置にまとめる

扉をあければすべてが目に入る収納は、管理しやすく出しやすい。納めたいものを考えた結果、イケアで購入した天井までの壁面クローゼットに。娘の背が届く範囲にまとめつつ、小さな折りたたみの脚立も用意。「主人も義母もクローゼットの内容物を理解しているので、『あれはどこ?』と言われることはありません」

(写真右上)長女のクローゼットの全体像。
(写真左上・左真ん中)クローゼットの下段にある、収納力のある大きな引き出しには衣類を。仕切り用のボックスを使うことで、カテゴリー分けしやすくなります。
(写真左下)同じく、クローゼットの下段にある引き出しの手前側に、毎日使うハンカチとティッシュを入れて、自分で管理しやすいように。
(写真下段の真ん中)クローゼットの左奥の棚にある、書類ケースの中にシールやお手紙セットなどこまごましたものを入れています。書類ケースに入れて立てて収納すれば、スッキリ&取り出しやすい。
(写真右下)長女は、引き出しの中も細かく仕切ったほうが出しやすいよう。机の引き出しの仕切りの中にはラベルライターでアイテム名をラベリング。

片づけが苦手な子の収納方法

長男はとにかく片づけが苦手。管理できる量をよく考えて見直し、ゆとりのある収納にしました。また、小学校高学年になると、好きなものが明確になってきます。以前いっしょに見た洋書の影響で「黒がかっこいい!」と主張。好みの部屋にしてあげることで、片づけのやる気がアップ!

(写真右上)長男のクローゼットの全体像。
(写真左上)たたんだものをしまう行為が苦手な長男のトップスは、ハンガー収納でラクに戻せるシステムに。洗うときに干してそのまま収納できるので、鈴木さんの手間も減りました。
(写真左真ん中)長女の部屋と同様、引き出しには仕切りボックスをイン。トップスはハンギングし、オンシーズンのボトムスを引き出しに。週4でやっているサッカーグッズも出しやすい場所にしまっています。
(写真左下)長男は、見えないものをうまくしまえません。そのため、上部にわざとすき間を作り、のぞくと見えるように工夫。かごを引き出さなくても放り込めるのもポイントです。
(写真下段真ん中)夏休みなど長期休暇のたびに持ち帰ってくる道具箱やプールグッズは意外とかさばるものばかり。専用の場所を設けてあけておけば、いつ持ち帰ってきても困りません。
(写真右下)いまだに持っている大きなぬいぐるみやボールなど、かさばるものはかごに入れるだけ。お気に入りのアンティークかごを使うことで、インテリアの一部に。



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ライフオーガナイザー 鈴木尚子さん
SMART STORAGE!代表。日本初クローゼットオーガナイザー資格認定講師、マスターライフオーガナイザー、整理収納アドバイザー1級。アパレル勤務をへて、専業主婦に。第2子出産後、片づけと収納に目覚める。著書「ママと子どもの心地いい収納」(メディアファクトリー1512円)も。http://ameblo.jp/naowr/