山田ローラさん 早朝から夕方までNICUで授乳。母乳育児に格闘した新生児期~mama’s LIFE Vol.8 第3回~

山田ローラさん 早朝から夕方までNICUで授乳。母乳育児に格闘した新生児期~mama’s LIFE Vol.8 第3回~

連載 MAMA'S LIFE Vol.8〜山田ローラさん〜

昨年9月に双子の赤ちゃんを出産し、現在はママ雑誌などでも活躍の幅を広げている、モデルの山田ローラさん。リアルな育児風景が綴られたブログは反響が多く、インスタグラムはフォロワー数が9万人を超えるほど! 今回は新生児期の授乳や、日本とは違うアメリカの寝かしつけ事情についてお話いただきました。


夜中も3時間ごとに搾乳。飲めなくても母乳を出す準備を続けた

妊娠34週で双子の赤ちゃんを出産したローラさん。お産が早かったため、母体は母乳を出す準備がととのっておらず、産後すぐには母乳が出ませんでした。またNICU(新生児集中治療室)で治療を受けていた双子の赤ちゃんたちも母乳を飲む力が弱く、鼻から胃に通した管で授乳。しかしローラさんはあきらめず、産後から毎日3時間おきに搾乳を続け、母乳を出す努力を続けました。

「私はお産の3日後には退院していたので、それからはNICUに朝7時に行き、3時間ごとに搾乳と管からの授乳をし、夜は仕事帰りの父か母に迎えにきてもらうという毎日を送っていました。その日の授乳時間と1回分の量は何mlなど、すべて病院で細かく決められていて、それが朝ホワイトボードに書かれているんです。

日を追うごとに、ホワイトボードに書かれている授乳量が増えていくのを見るのは、とても嬉しかったですね。哺乳びんで飲むこともできるようになってくると、今日は哺乳びんで何ml、管から何mlと書かれるように。本当はNICUに宿泊して24時間態勢で授乳をしたかったのですが、まだ私自身の体力も回復していないので、先生からは家に帰るようすすめられました。でも、母乳を出すために家でも3時間ごとに搾乳をしていたので、ちゃんとは休めていないんですけどね」

授乳とともに、おっぱいを吸う練習も出産の翌日からスタート。母乳がたくさん出るように、赤ちゃんたちが母乳を上手に飲むことができるように、思うようにいかないことだらけでもローラさんと赤ちゃんは練習を続けました。そして入院から19日目、双子の赤ちゃんたちは無事退院。ちょうどその日は、夫である山田章仁さんが産後初めてアメリカへやってきた日。パパは双子と待ちに待ったご対面! 家族4人でのひとときを過ごすことができました。

産休・育休の制度がしっかりしている日本は素晴らしい

双子の赤ちゃんたちが生後5カ月になるまでは、里帰り先のアメリカで過ごしたローラさん。日本とアメリカの育児の違いも、肌で感じているそうです。

「アメリカは母乳育児を推奨していて、搾乳機は保険加入者であれば無料でもらえます。私が入院していた病院も、お産を終えると搾乳機が部屋に置いてあって、看護師さんが使い方などを説明してくれました。アメリカは日本よりも産休・育休が短く、産後数ヶ月で職場復帰する場合が多いので、勤務中に搾乳したりする人もたくさんいます。その点日本は産休・育休が長いので、それは素晴らしいなと思っています。

また、日本では賛否両論あると思いますが、おしゃぶりは鼻呼吸になるからと、アメリカでは結構すすめられます。とりわけ突然死については両親学級や産後も何かのたびに注意喚起をされ、最初の数ヶ月は夜中の授乳があるので、添い乳はしてもいいのですが、授乳後は赤ちゃんをバシネットに寝かせるスタイルにするよう教えられました」

赤ちゃんと別室での睡眠は、生活リズムをととのえるのに大きな役割も

アメリカと日本、両方の育児のいい面があると感じている一方、「これだけは心が痛みました」というのが、赤ちゃんの「スリープトレーニング」。

「ふたりとも体重の増えがよかったので、生後3カ月くらいのとき先生に、『夜中泣かなければ授乳しなくても大丈夫、お母さんも別の部屋で寝ていいよ』と健診のときに言われました。アメリカでは赤ちゃんのころから親と寝室を別にするので、ごくふつうのことなのですが、始めた頃はすごく心が痛みました。赤ちゃんがグズグズしているのが気がかりで、全然眠れなかったことも。でも聞いた話によると、ほとんどの赤ちゃんは夜中にぐずっても、自分でまた眠れる力があるから、お母さんが抱っこや授乳をして赤ちゃんを覚醒させてしまうのはよくないらしいんです。夜中に起きたときも自分でまた眠れる環境にしないと、トントンしなきゃ眠れない、抱っこしなきゃ眠れないようになってしまうから、あなたが大変なのよ、と先生にアドバイスされ、頑張りました」

トレーニングを続けたことで、夜寝る前のミルクを飲んだら、そのまま自分のベッドで眠り、朝までぐっすり。そんな睡眠サイクルが生後4カ月ごろにできはじめ、日本に帰国する生後5カ月までにはととのっていました。

「帰国したばかりのころは時差で大変でしたが、今はもう大丈夫。お昼寝のときはグズグズするけれど、夜はおむつ替えをして、スリーパーを着せると寝る時間だとわかるのか、授乳をしたあとにスッと寝てくれます。アメリカでは、母親のメンタルケアがしっかりしていて、産後は赤ちゃんの健診のたびに『産後うつ』に関するアンケートを記入しました。『この1週間で(ママ自身が)何回泣きましたか』などの細かい項目があって、ママの気持ちもサポートしてくれます。私も産後すぐのころは、何も悲しくないのに授乳しながら涙がこぼれたり、気持ちのアップダウンが激しかったんです。そんなとき『どうしてもつらかったら、10分だけ赤ちゃんと違う部屋に行って休憩してもいいんですよ』と看護師さんが言ってくれて。そんなひとことで救われていましたね」

(第4回に続きます)


PROFILE
山田ローラさん

1988年9月23日生まれ。山梨県/アメリカアイオワ州出身。アメリカ人と日本人のハーフ。2011年、アイオワ大学卒業後、日本にてモデルデビュー。広告やCMのほか、雑誌など幅広く活躍。2015年3月にラグビー日本代表の山田章仁選手と結婚。結婚後は、「踊る!さんま御殿!!」「ヒルナンデス」などのバラエティ・情報番組にも出演。2016年9月、長男のブライス光一郎くん、長女のグレース桜子ちゃんの双子を出産。現在、仕事をしながら日本とアメリカを行き来する生活を送る。アスリートフードマイスター3級、ヘルスコーチングの資格を持つ。

山田ローラ 公式ブログ http://lineblog.me/elinasilka/

インスタグラム https://www.instagram.com/lauraelinas/?hl=ja
撮影/羽田徹(biswa.) ヘア&メイク/要海奈々 取材・文/長澤幸代

この連載について

MAMA'S LIFE Vol.8〜山田ローラさん〜

テレビCMや広告、雑誌などでモデルとして活躍する山田ローラさん。ラグビー日本代表の山田章仁選手と結婚後は、「美人すぎる妻」として注目度がさらにアップ! 屈託のない笑顔と親しみやすいキャラクターで人気を集めています。昨年9月に双子の赤ちゃんを出産し、2児のママとなったローラさんのmama’s LIFE。

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