産婦人科医がアドバイス! 妊娠中の気がかり&マイナートラブル解消法

 専門家監修 公開日:2017/06/09
産婦人科医がアドバイス! 妊娠中の気がかり&マイナートラブル解消法
監修
天神尚子先生
三鷹レディースクリニック 院長

妊娠中はわからないこと、気がかりなことがいっぱい! おなかが大きくなるにしたがって、さまざまなマイナートラブルも発生します。妊娠6〜10カ月の妊婦さんの今いちばんの気がかりやマイナートラブルの解消法について、産婦人科医の天神先生がわかりやすく答えてくれました。同じような悩みを抱える妊婦さんは必見です!

Q.足がむくみます。マッサージは続かず……。ほかに改善法はありますか?

(妊娠6カ月・Yさんのお悩み)

■足を高く上げたり着圧靴下で血流をよくしましょう

妊娠中はホルモンの影響や下半身の血液循環不良でむくみやすくなります。おふろでのマッサージが最も効果的。むずかしければ、着圧靴下で適度な圧力をかけて血液の循環を促進する、寝ているときや座っているときに足を高く上げるなどで対処するといいでしょう。貧血があるとむくみやすくなるので、鉄分の補給も忘れずに。

Q.鼠径(そけい)ヘルニアぎみに。妊娠中に悪化しないか心配です……。

(妊娠7カ月・Nさんのお悩み)

■腹圧がかかると悪化するので便秘予防に努めて

本来おなかの中にあるはずの腹膜や腸の一部が、足のつけ根から皮膚の下に出てくる鼠径ヘルニア。妊娠中、子宮が大きくなって腸が圧迫されることで起こることがあります。根治には手術が必要で、妊娠中は受けられません。ハンカチやガーゼを患部にあて骨盤ベルトで押さえましょう。腹圧がかかると悪化しやすいので、便秘を防ぐ努力を。

Q.体重増加のペースが加速中。間食もやめられません。どうしたらいいですか?

(妊娠8カ月・Iさんのお悩み)

■体重管理はズバリ“自覚”。いいお産のためにがんばって

もともとのBMIが低い人の場合は、12~13㎏の増加は大丈夫。ただし急激な体重増加は妊娠高血圧や難産の原因になるので、1週間に200~300g程度の増加を目標に。妊娠中の体重管理は自覚が大切。助産師外来で体重増加のリスクを聞くだけでも意識が高まり食欲が抑えられるので、利用してみましょう。

Q.夜寝ているときの足のつりが毎晩恐怖です。何か改善策はありますか?

(妊娠9カ月・Sさんのお悩み)

■ふくらはぎのマッサージを。医師に薬を処方してもらう手も

妊娠後期は、大きなおなかが血流を圧迫し体を支えるために筋肉が疲労することから、こむら返りが起きやすくなります。こむら返りの改善策は、おふろでふくらはぎをマッサージする、ビタミンB1やカルシウムを補給するなど。あまりにつらいときは、筋肉の緊張をとる内服薬もあるので医師に相談して。

Q.骨盤がゆるんでいるようで不安定。骨盤ベルトは臨月でもOKですか?

(妊娠10カ月・Yさんのお悩み)

■骨盤ベルトは出産直前まで使って大丈夫です

妊娠するとホルモンの関係で関節や筋肉がゆるくなります。また、おなかが大きくなるにつれて体の重心がどんどん前にいくので背骨に負担がかかります。自力で腰や骨盤を支えることは難しいので、出産直前までベルトを使うことをおすすめします。ただし、しめすぎはNG。血流が悪くなってしまうので注意しましょう。

撮影/柴田和宣(主婦の友社写真課)

出典 :Pre-mo2017年夏号※情報は掲載時のものです

監修
天神尚子先生
三鷹レディースクリニック 院長
日本医科大学付属病院、同大学産婦人科を経て、2004年に現クリニックを開院。年齢によって異なる女性のライフステージを考慮した治療を行っています。2人の子育てをした経験からくるアドバイスは頼りになると評判です。

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