アレルギー・食中毒・誤嚥の原因になる幼児期に注意したい食品

 専門家監修
公開日:2017/05/21
アレルギー・食中毒・誤嚥の原因になる幼児期に注意したい食品
監修
牧野直子(まきのなおこ)
管理栄養士。料理研究家。ダイエットコーディネーター。

離乳食を卒業すると大人と同じものを食べたがることがありますが、子どものうちは内臓機能やかむ力はまだまだ未発達。6〜8才くらいになってようやく内臓機能が大人並みに、かむ力が大人に近づくのは永久歯が生えそろう11才ごろと言われています。そんな未熟な幼児期だからこそ、食べさせるにはまだ少し早い食品や、食べさせ方に注意したい食品を管理栄養士の牧野先生にうかがいました。

幼児期に注意したい食品リスト

幼児期は、「大人とまったく同じ食事」というわけにはいきません。特に3才ごろまでは生ものの細菌感染による食中毒や、かみ切りにくくのどに詰まらせたり、誤嚥の心配がある食品、またナッツ類などアレルギーを起こしやすい食品など注意が必要です。少量にとどめる、小さめに刻むなど、量や与え方に注意したい食品、食べさせるにはまだ少し早い食品をリストにしました。

誤嚥の心配がある食品

もち
のどに詰まらせるおそれがあるので1才代は与えない。2才以降は、焼いたものを小さく切って。白玉で代用する場合も小さくちぎる。

キャンディ形チーズ
のどに詰まりやすい大きさ。成分は問題ないので、小さく切って食べさせるなら1才代でもOK。自分で持たせず、必ず大人の手から与えて。

ピーナッツ
アレルギー反応を起こしやすいだけでなく、のどに詰まらせたり、気管に入って肺炎を引き起こすことも。クリーム状のピーナッツバターは3才ごろから様子を見て少しずつ与えても。

くるみ
のどに詰まらせやすく、アレルギーも起こしやすいので1才~2才には与えない。3才過ぎごろから、砕いたりつぶしたりすればOK。

干もの
小骨が多いので、食べさせるときにはていねいに骨をとって身をほぐしてから与える。なるべく無添加、低塩分のものを選んで。

かみ切りにくい食品

いか・たこ
生はいずれの年齢でもNG。加熱しても、弾力がありかみ切りにくいので1才代は与えない。2才以降、食べやすく刻んで少量ずつ。

こんにゃく
弾力があるためかみ切りにくく、のどに詰まらせるおそれがあるので要注意。1才~2才はこまかく刻んで。こんにゃくゼリーはNG。

わかめ
かみ切りにくいので、かたい茎の部分をとり除いて縦横にこまかく刻んでよく煮てから。塩蔵わかめは塩抜きを十分にして。

アレルギーや食中毒の心配がある食品

刺し身
細菌感染による食中毒が心配されるので、1才代は食べさせない。2才ごろから、新鮮なやわらかい魚を少量ならOK。

生卵
生卵は細菌感染による食中毒が心配されるので、2才ごろまでNG。半熟卵は1才半以降、様子を見ながら少量ずつ与えても。

イクラ
味が濃く、アレルギーの心配もあるので1才代は食べさせない。2才ごろから、料理の飾り程度の少量なら食べさせてみても。

たらこ
塩分が多く、1才~2才は細菌感染も気になるので、加熱して少量を。明太子は辛みや塩分が強いので食べさせないで。

すし
刺し身のすしは細菌感染による食中毒が心配されるので、3才代でも避けたい。いなりずしや巻きずしなら、2才過ぎごろから。

焼き肉
よく火が通っていないと食中毒のおそれがある。1才代は、鶏肉や低脂肪でやわらかいロース肉をよく焼いて少量程度に。

監修
牧野直子(まきのなおこ)
管理栄養士。料理研究家。ダイエットコーディネーター。
乳幼児健診などで食生活についてのアドバイスを行う。多くの乳幼児とその家族に接した経験とご自身の子育て経験とにもとづいて考案された、家庭で作りやすいレシピ、的確なアドバイスが好評。料理教室やテレビの料理番組などでも幅広く活躍している。「スタジオ食」代表。

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