離乳食で牛乳を使っていいのはいつから? 進め方とアレルギー&時期別レシピ

 専門家監修 公開日:2017/05/18
離乳食で牛乳を使っていいのはいつから? 進め方とアレルギー&時期別レシピ
監修
伊藤浩明先生
あいち小児保健医療総合センター 副センター長
監修
上田玲子先生
帝京科学大学教育人間学部教授 栄養学博士

カルシウムが豊富で、味つけとして離乳食にひんぱんに登場する牛乳。メニューの幅が広がる便利な食材ですが、赤ちゃんにはいつから与えていいのでしょうか。離乳食の時期別の量や進め方、牛乳を使った離乳食レシピをご紹介します。

離乳食で牛乳を使っていいのはいつから?

栄養豊富な牛乳ですが、飲み物として与えていいのは1才以降から。ミルク煮などの調理にはモグモグ期(生後7~8カ月ごろ)から使ってOKです。

離乳食で牛乳を使うときの進め方と量

牛乳に豊富に含まれるカルシウムは、骨や歯の形成に欠かせない栄養素。1~2才でカルシウムは1日450mg(男)・400mg(女)が推奨量ですが、だいたい牛乳100mlで、カルシウム100mgをとることができます。ただし、1才までは調理用としてのみ。離乳食の時期別に下記の量を目安にして使ってください。記載されている量はすべて、1食分の目安量です。1回の食事で肉や魚など、ほかのたんぱく質源食品を使う場合は、量をそれぞれ減らしましょう。

◆離乳食初期(ゴックン期・生後5~6カ月)

まだ使いません。

◆離乳食中期(モグモグ期・生後7~8カ月)

赤ちゃんが牛乳アレルギーでないなら、調理用として使ってもOK。モグモグ期前半は1回の食事で55ml、後半は75mlを目安に使いましょう。

◆離乳食後期(カミカミ期・生後9~11カ月)

1回の食事で90mlが目安。

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◆離乳食完了期(パクパク期・1才~1才6カ月ごろ)

1回の食事で牛乳110mlが目安。

離乳食で牛乳を使うときの注意点。アレルギーや鉄の吸収は?

離乳食を始めるまで育児用ミルクを飲んでいる赤ちゃんなら、モグモグ期から牛乳は始められますが、完全母乳で育てている赤ちゃんの場合、牛乳や乳製品を与えると、まれに牛乳アレルギーを発症することがあるので、与えるときはその後の体の変化にじゅうぶん気をつけましょう。

食物アレルギーの主な原因になる「カゼイン」というたんぱく質は耐熱性があり、沸騰させた程度の加熱ではアレルギーを起こす力は弱まりません。発酵してもカゼインは分解されにくいため、ヨーグルトなどの加工食品にも注意が必要です。

牛乳は栄養豊富ですが、鉄の含有量が少なく吸収率も悪いので、母乳・育児用ミルクの代替にはなりません。

離乳食で使っていい牛乳の種類

低脂肪乳…扱い方は牛乳と同様で、飲み物としては1才以降からOK。調理用にはモグモグ期(生後7~8カ月)から使います。

スキムミルク…牛乳から乳脂肪(クリーム)を除いた脱脂乳を粉末にしたもの。脂肪はほとんど含まれないため、低エネルギーでたんぱく質とカルシウムが豊富。牛乳と同じように、モグモグ期からミルク味の調理に使います。

出典 :はじめてママ&パパの離乳食※情報は掲載時のものです

監修
伊藤浩明先生
あいち小児保健医療総合センター 副センター長
名古屋大学医学部卒業後、同大学院、テキサス大学留学などをへて、現職。「食べることは子どもたちの基本的な権利」という信念のもと治療、診断を行う。患者との信頼関係が不可欠な経口負荷試験実施数は、同センターアレルギー科で年間800件以上と国内トップクラス。日本アレルギー学会指導医、日本小児科学会専門医、NPOアレルギーネットワーク副理事長も務める。『アレルギーっ子のごはんとおやつ』(主婦の友社)監修。
監修
上田玲子先生
帝京科学大学教育人間学部教授 栄養学博士
栄養学博士・管理栄養士。小児栄養学の第一人者として活躍するかたわら、トランスコウプ総合研究所取締役として栄養コーチングの手法を開発。日本栄養改善学会評議員や日本小児栄養研究会運営委員なども務める。『はじめてママ&パパの離乳食』『離乳食大全科』(主婦の友社)など監修書多数。

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