離乳食でヨーグルトを与えていいのはいつから?進め方や量、アレルギーもチェック

 専門家監修
公開日:2017/05/16
更新日:2018/08/14
離乳食でヨーグルトを与えていいのはいつから?進め方や量、アレルギーもチェック
監修
伊藤浩明先生
あいち小児保健医療総合センター 副センター長
監修
上田玲子先生
帝京科学大学教育人間学部教授 栄養学博士

筋肉や血液をつくる良質なたんぱく質が豊富に含まれている乳製品。なかでもヨーグルトはとろみ具合が離乳食にピッタリで、調理のバリエーションもいろいろ。ママにとっても身近な食材ではありますが、赤ちゃんが摂取するときには、量や進め方に配慮が必要です。いつからどれくらいの量を赤ちゃんに食べさせてもいいのか、気になるアレルギーについてもあわせてチェックしましょう。

離乳食でヨーグルトを使っていいのはいつから? 量や進め方は?

離乳食でヨーグルトを与えてもいいのは、生後7~8カ月ごろのモグモグ期から。生後5~6カ月ごろのゴックン期にはまだ与えません。

赤ちゃんが牛乳アレルギーでないなら、最初はスプーン1杯から始め、1食分はモグモグ期前半が50g、モグモグ期後半70g、生後9~11カ月ごろのカミカミ期80g、パクパク期100gを目安に食べさせましょう。

ただし、これは1食でたんぱく質源食品をヨーグルトのみ使った場合の量。ほかに肉・魚・大豆・卵などのたんぱく質源食品を使うときは、ヨーグルトの量を減らします。赤ちゃんの食べる量は個人差が大きいので、進め方や量は、赤ちゃんの食欲や成長・発達に合わせて調整をしましょう。

離乳食でよく使うヨーグルト、どんな栄養がある?

良質なたんぱく質とカルシウムを多く含む乳製品は、成長のめざましい乳幼児期には積極的に摂取したい食品です。カルシウムは骨や歯の形成に欠かせない栄養素で、カルシウムを手軽に補給できる乳製品は離乳食の調理でもよく登場する食品のひとつ。牛乳を発酵させただけで、砂糖や香料が無添加のプレーンヨーグルトは、腸の善玉菌を増やして便秘や下痢を改善したり、免疫力を高める効果が期待されています。

離乳食でヨーグルトを与えるときの注意点やアレルギー

食物アレルギーの主な原因になる「カゼイン」というたんぱく質は耐熱性があり、沸騰させた程度の加熱では、アレルギーを起こす力は弱まりません。発酵してもカゼインは分解されにくいため、ヨーグルトも注意が必要です。

離乳食を始めるまで「育児用ミルク」を飲んでいれば、牛乳・乳製品を生後7~8カ月ごろから開始できますが、完全母乳で育てている場合は、牛乳・乳製品を与えるとまれにアレルギーを発症することがあるので、与えたあとの体調の変化にはじゅうぶん気をつけましょう。

出典 :いちばんよくわかる離乳食※情報は掲載時のものです

監修
伊藤浩明先生
あいち小児保健医療総合センター 副センター長
名古屋大学医学部卒業後、同大学院、テキサス大学留学などをへて、現職。「食べることは子どもたちの基本的な権利」という信念のもと治療、診断を行う。患者との信頼関係が不可欠な経口負荷試験実施数は、同センターアレルギー科で年間800件以上と国内トップクラス。日本アレルギー学会指導医、日本小児科学会専門医、NPOアレルギーネットワーク副理事長も務める。『アレルギーっ子のごはんとおやつ』(主婦の友社)監修。
監修
上田玲子先生
帝京科学大学教育人間学部教授 栄養学博士
栄養学博士・管理栄養士。小児栄養学の第一人者として活躍するかたわら、トランスコウプ総合研究所取締役として栄養コーチングの手法を開発。日本栄養改善学会評議員や日本小児栄養研究会運営委員なども務める。『はじめてママ&パパの離乳食』『離乳食大全科』(主婦の友社)など監修書多数。

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