つらい夜泣きに効く!寝かしつけのコツ&先輩ママのテクニック


清水悦子さん
NPO法人赤ちゃんの眠り研究所・代表理事
半数以上のママが悩まされている夜泣き。「毎晩じゃないけどつらい」「自分もひどく疲れているときは、いっしょに泣きます」「マンションなので、周りの部屋に泣き声が響いていないか気になる」という意見もあり、ママの体力・気力を奪っています。夜しっかり眠れないと日中元気に遊べず、睡眠不足ぎみでお昼寝の時間が延びるなど、赤ちゃんにとっては「眠れない」悪循環をつくりだす原因にも。ママと赤ちゃん双方のために、ひどい夜泣きはぜひとも改善したいですね。
夜泣きを防ぐには、まず寝かしつけから見直してみて
赤ちゃんの夜泣きは5~6カ月ごろから始まり、なかには3才ごろまで続く子も。NPO法人赤ちゃんの眠り研究所代表理事清水悦子先生に夜泣きを軽減するポイントを伺いました。
生活リズムを整える
夜泣きには、生活リズムが大きく影響します。日中は明るくにぎやかに、夜は暗く静かに過ごすことで体内時計が整います。逆に、夜騒がしかったり夜ふかしが続いたりすると、体内時計は混乱します。赤ちゃんを大人の夜型生活に合わせるのは厳禁! 就寝・起床時間がまちまちなのもよくありません。睡眠リズムが不安定になり、夜泣きをしやすくなるからです。実は私は、早起きが苦手な夜型人間。長女の激しい夜泣きに苦しんだのですが、「生活リズムを変えずに直したい」と悪戦苦闘しました。でも結果は出せず。腹をくくって「朝は7時までに起こす」「夜は20時に寝かしつけ」「日中はしっかり体を動かす」を実践したら、数日でピタリと夜泣きがなくなったのです。「パパが帰宅してからおふろに入れる」など、ご家庭の事情があるかもしれませんが、生活リズムの改善なくして夜泣きの改善なしというのが、さまざまな経験や研究を経た私の結論です。
できるだけ最小限のかかわり方で寝かしつける
寝かしつけに手がかかるということは、赤ちゃんが安心して眠るためにいろいろな条件が必要になっているということです。たとえば抱っこしてトントンされることが眠る条件になっていると、夜中にふと目を覚ましたときも、抱っこでトントンしないと眠ってくれません。そのたびに対応するのは、なかなか大変なことです。添い寝で体がふれているだけなど、最小限のかかわりで眠りにつかせるように、習慣を見直しましょう。
夜間のちょこちょこ飲みは避ける
人は寝ているとき、浅い眠りと深い眠りを繰り返していて、浅い眠りのときに寝返りをうったり寝言を言ったりします。赤ちゃんの夜泣きも、浅い眠りのときの寝言のようなものの場合がよくあります。そこでおっぱいを与えると、うとうと状態からしっかり目が覚めてしまいます。同時に、「眠りが浅くなったら起きておっぱいを飲む」とインプットされ、夜泣きが続く要因に。「泣いたらおっぱい」を習慣化しないようにしましょう。
ママたちはどう乗り切ってる? 気になるママテクはこれ
ベビーの耳がママの心臓に当たるよう抱っこ (Sさん&Rちゃん 8カ月)
娘の耳が私の心臓のあたりにくるように抱っこすると、鼓動を聞いて安心するみたい。そこにお気に入りの毛布があれば万全です。
レジ袋をカシャカシャ (Mさん&Iくん 4カ月)
レジ袋のカシャカシャする音は、胎内音に似ていると聞いたことがあります。夜泣きをしたらレジ袋を耳元でカシャカシャさせると、ピタッと泣きやみます。
ラジオのシャー音を聞かせる (Kさん&Rくん 9カ月)
「テレビの砂嵐がよい」は昔の話。今やテレビでは一晩中番組をやっているので、ラジオのチューニングをわざとはずしてシャーッというノイズを聞かせます。イチコロです♡
入眠時に使っているオルゴールをかける (Yさん&Mちゃん 1才)
寝かしつけるとき、部屋を暗くしてオルゴールのCDを聞かせながらトントンしています。夜泣きをしたら、すかさずそのCDを。オルゴールの音に安心して、すぐに落ち着きます。
おしりの上を心拍のスピードでトントン (Aさん&Aちゃん 1才)
子どものおしりをトントンします。コツはトントンのスピードを、心拍と同じくらい(1秒に1回より少し早め)にすること。寝かしつけのときもこのトントンで、コテンと眠ります。
コロコロ体操 (Sさん&Hちゃん 1才3カ月)
看護師さんに教わったコロコロ体操が、寝かしつけに効果バツグン。寝かせた状態で、左右に数回転、コロコロ転がします。全身の体液のバランスが整って、眠りに入りやすくなるんですって。
漢方薬 (Kさん&Iちゃん 1才)
病院で夜泣きの相談をして、漢方薬を処方してもらいました。寝つきがよくなり、一晩に7~8回だった夜泣きが、3~4回に。激しい夜泣きは、病院に相談してみるといいかもしれません。
自分のにおいつきタオル (Yさん&Kちゃん 1才3カ月)
眠くて泣いているときは、お気に入りのジェラートピケのブランケットを渡します。すぐに眠るわけではないのですが、泣きやんで寝入りやすくなります。

清水悦子さん
NPO法人赤ちゃんの眠り研究所・代表理事
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