離乳食で卵を使うのはいつから? 卵白・卵黄の進め方と注意点&おすすめレシピ!

 専門家監修
公開日:2017/04/27
更新日:2018/09/11
離乳食で卵を使うのはいつから? 卵白・卵黄の進め方と注意点&おすすめレシピ!
監修
上田玲子先生
帝京科学大学教育人間学部教授 栄養学博士

筋肉や骨、内臓など、赤ちゃんの体をつくる材料になるたんぱく質源は、離乳食では欠かせない栄養素です。たんぱく質源には、肉や魚のほか、乳製品や卵などが含まれますが、とくにママたちが心配なのは「卵をいつから食べさせていいか」ということ。いったいいつから、どれくらいの量を与えていいのでしょうか。ゴックン期・モグモグ期・カミカミ期・パクパク期ごとのレシピとあわせて、チェックしてください。

離乳食で卵を使っていいのはいつから?

離乳食で卵を使い始めるのは、モグモグ期(生後7~8カ月ごろ)から。はじめは黄身からスタートし、じょじょに卵白を取り入れます。時期別に具体的な量や調理法を見てみましょう。

離乳食の卵メニューの進め方と量

離乳食初期(ゴックン期・生後5~6カ月ごろ)✖まだ食べさせません

良質なたんぱく質を豊富に含みますが、アレルギーの心配も高いため、この時期には食べさせません。鶏卵のほか、うずら卵も同様です。

離乳食中期(モグモグ期・生後7~8カ月ごろ)卵黄1個または卵白をふくめた全卵1/3個

離乳食中期(モグモグ期・生後7~8カ月ごろ)卵黄1個または卵白をふくめた全卵1/3個

完全加熱が鉄則。比較的アレルギーを起こしにくいかたゆで卵の黄身からはじめ、慣れてきたら卵白も含めた全卵を与えてもOK。

形状もチェック!

卵黄を湯冷ましでのばした図

かたゆで卵黄を湯冷ましでのばします。卵黄1さじから増やし、卵黄1個まで食べることに慣れたら、刻んだかたゆで全卵1/3個までOKです。

離乳食後期(カミカミ期・生後9~11カ月ごろ)全卵1/2個

離乳食後期(カミカミ期・生後9~11カ月ごろ)全卵1/2個

全卵1/2個まで食べられるように。卵のまろやかな味わいとコクは、赤ちゃんも大好きです。しっかり火を通して使いましょう。

形状もチェック!

かたゆで卵の白身を5㎜角に切り、ほぐした卵黄とあえる

かたゆで卵の白身を5㎜角に切り、ほぐした卵黄とあえる。食べにくければ、水分を加えてまぜて。

離乳食完了期(パクパク期・1才~1才6カ月ごろ)全卵2/3個

離乳食完了期(パクパク期・1才~1才6カ月ごろ)全卵2/3個

大人は生でも食べますが、乳幼児期は加熱が必須。アレルギーの心配がなければ、加熱して食べさせましょう。1才以降も、しっかり火を通し、ゆで卵ならかたゆでに。半熟もNGです。うずら卵なら5~6個が目安です。

形状もチェック!

かたゆで卵の白身を1cm角に切り、ほぐした卵黄とあえる

かたゆで卵の白身を1cm角に切り、ほぐした卵黄とあえる。食べにくければ、水分を加えてまぜて。

ただし、たんぱく質源食品はとりすぎに注意!

たんぱく質は大切な栄養素ですが、赤ちゃんの体には負担が大きいのでとりすぎには注意をしましょう。1回の目安量は「1種類を選んだ場合」の量。たとえば「卵と豆腐のおかゆ」など、2種類のたんぱく質が入るときは、卵黄1個と豆腐30g→卵黄1/2個と豆腐15gにするなど、半量に減らす調整をしましょう。

ビタミン・ミネラルも豊富! 卵は栄養の宝庫!

たんぱく質とビタミン・ミネラルが豊富で、体内で作ることのできない必須アミノ酸のすべてを理想的に含む、栄養の優等生。卵を使うときは、賞味期限を確認し、新鮮なものを選びましょう。殻の白色・赤色は栄養価とは関係ありません。

卵はアレルギーが心配なママも。離乳食で与えるときの注意点

0~1才の食物アレルギーで目立つのが卵。卵白に含まれる「オボムコイド」という成分が、アレルギーを引き起こす主な原因です。モグモグ期に豆腐や白身魚に慣れたら、卵黄1さじから始めましょう。最初は、卵白が混入しないようにかたゆで卵にした黄身だけを与えます。離乳食期は、完全に火を通した"かたゆで卵”を使うのが安心です。

離乳食で卵を使うときの調理のポイント

ポイント1:スタートはかたゆでが鉄則!

鍋に卵とかぶるくらいの水を入れて火にかけ、沸騰してから10分ゆでると、かたゆで卵ができます。水にとって冷まし、殻をむきます。半熟はかたゆでに慣れてから、1才以降にします。

ポイント2:かたゆで卵から卵黄をとり出す

モグモグ期前半までは、アレルギーを起こしやすい卵白はNG。卵黄と卵白は生の状態で分けるより、かたゆで卵を作ってから割るほうが、卵黄だけをパカッととり出せます。

ポイント3:卵黄はラップに包んでほぐす

卵黄をラップに包んでほぐす

かたゆで卵黄は、フォークなどでほぐしてもよいですが、ラップに包んでほぐすと散らばりません。また、ざるや茶こしで裏ごしすると、こまかく均一な粉末状になります。

ポイント4:卵焼きは牛乳を足すとやわらかく

卵焼きは牛乳を足してやわらかくする

卵焼きやスクランブルエッグを作るときは、とき卵1個分に牛乳小さじ1~2を入れてまぜると、ふんわりやわらかい食感に。だしや調味料を入れなくても、味にコクが出ます。

出典 :はじめてママ&パパの離乳食※情報は掲載時のものです

監修
上田玲子先生
帝京科学大学教育人間学部教授 栄養学博士
栄養学博士・管理栄養士。小児栄養学の第一人者として活躍するかたわら、トランスコウプ総合研究所取締役として栄養コーチングの手法を開発。日本栄養改善学会評議員や日本小児栄養研究会運営委員なども務める。『はじめてママ&パパの離乳食』『離乳食大全科』(主婦の友社)など監修書多数。

あなたにおすすめ

注目コラム