幼児食と離乳食は何が違うの?  幼児期の食事で大切にしたい3つのこと

 専門家監修 公開日:2017/04/02
幼児食と離乳食は何が違うの?  幼児期の食事で大切にしたい3つのこと
監修
牧野直子(まきのなおこ)
料理研究家。ダイエットコーディネーター。

離乳食を卒業したらすぐに大人と同じ食事をとれるようになるわけではなく、次は「幼児食」のステップへ。離乳食と幼児食、なにが違うのでしょうか? 注意すべきことなどを管理栄養士の牧野先生におうかがいしました。

幼児食とは?

1才半を過ぎるころ、子どもはおっぱいやミルク以外の素材の味に慣れ、食べ物をかんで飲み込むことの基礎ができるようになります。こうなると、離乳食はそろそろ卒業。いよいよ幼児食の時期が始まります。

離乳食のあとは、何をどう食べさせたらいいの?

離乳食の完了期から5才くらいまでの間が幼児食
子どもは離乳食のあと、すぐに大人と同じ食事ができるわけではありません。確かにほとんどの食材が食べられるようになるのですが、かむ力や味覚、消化器官などはまだ発達段階。そこで様子を見ながら成長に応じて、食べやすいように切り方、薄めの味つけ、やわらかさなどの調理法を工夫する必要があります。

幼児期は大人の食事に近づくための準備期間

心も体もどんどん成長していく時期です
幼児期の食事で特に気をつけたいのは、食事とおやつの時間を決め、規則正しく食べさせること。毎日の食事の時間が決まることで子どもの生活全体のリズムがととのい、健やかな成長へとつながります。特に夕ごはんは、大人の都合で遅くなりがちなので気をつけて。できるだけ19時前には食べ終えるようにしましょう。

なによりも大切なことは?

子どもといっしょに楽しく食べること
加えてこの時期は、スプーンやフォーク、お箸が使えるようになったり、食事のマナーを身につけたりする時期でもあります。また子どもの自我が芽生え、嫌いな食べ物なども出てきます。だからといって、食事をトレーニングの時間にしたり、好き嫌いをなくそうと無理に苦手な食材を食べさせようとすると、本来は楽しいはずの食事が、楽しめなくなってしまいます。まずはできるだけ家族で食卓を囲み、楽しく食事の時間を過ごすことを最優先に。子どもは、食事の楽しさを知ることで、しっかりと食べられるようになり、食事からスムーズに栄養をとれるようになっていきます。

幼児期の食事で大切にしたいこと

1 成長に必要な栄養がとれるように

幼児期はぐんぐん大きくなる大切な時期です。1日3回の食事とおやつで、必要な栄養がきちんととれるような献立を考えましょう。

2 いろいろな食体験ができるように

やわらかいもの、かみごたえのあるもの、甘いもの、すっぱいもの、塩味のものなど、いろいろな食感や味を経験させることで、味覚やかむ力が育まれます。

3 食べることがに楽しみになるように

食事が楽しい時間になると、しっかり食べることができるようになります。大人といっしょに食卓を囲み、楽しい雰囲気で食べられるよう心がけましょう。

将来にわたって健康に過ごすためにも大切な時期です

幼児期は、主食に主菜、副菜、汁ものがそろった食事になじむ時期でもあります。一汁二菜という和食の基本スタイルは、栄養バランスにすぐれ、長寿や肥満防止に役立つと世界に認められています。こうした日本の食文化をそれぞれの家庭で子どもたちに伝えていきたいですね。

「食」という字は「人を良くする」と書きます。ぐんぐん成長する幼児期に、食べることへの興味や意欲を育ててあげましょう。家族と囲むなごやかな食卓で、さまざまな食ベ物のおいしさと出会った子は、きっと心身ともに健康に育つことでしょう。

監修
牧野直子(まきのなおこ)
料理研究家。ダイエットコーディネーター。
乳幼児健診などで食生活についてのアドバイスを行う。多くの乳幼児とその家族に接した経験とご自身の子育て経験とにもとづいて考案された、家庭で作りやすいレシピ、的確なアドバイスが好評。料理教室やテレビの料理番組などでも幅広く活躍している。「スタジオ食」代表。

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