妊娠中のおなかの張りや痛みは危険なもの? そもそもおなかの張りって?

 専門家監修
公開日:2017/03/28
妊娠中のおなかの張りや痛みは危険なもの? そもそもおなかの張りって?
監修
渡邉征雄先生
稲毛とらのこ産婦人科

おなかの「張り」や「痛み」」は、ほとんどの妊婦さんが経験するもの。それと同時に妊娠中いちばん気になる症状ですよね。では、おなかが張るのは危険なことなのでしょうか? そもそも、おなかの張りとは、どんな状態? そんな疑問にドクターが答えます。

マタニティ誌『Pre-mo』の読者妊婦さん100人に聞きました!

Q.妊娠何カ月から感じるようになりましたか?

8カ月……33%
7カ月……27%
6カ月……13%
5カ月……11%
9~10カ月……10%
2~4カ月……6%

初期(妊娠2~4カ月)に感じる「張り」は、妊娠により子宮が急激に成長するのにともなって、下腹部に痛みや違和感を感じているケースが多数。本格的な張りは妊娠7~8カ月ごろに感じる人が多いようです。

Q.おなかが張った経験はありますか?

YES……81%
NO……19%

8割以上の妊婦さんがおなかの張りを経験。おなかの張りは妊婦であれば必ず起こるものなので、「張ったことがない」人は、厳密には「張ったことに気づいていない」ということに。

おなかの張りってどんな状態?

妊娠中の「おなかの張り」とは「子宮が収縮すること」。子宮は伸縮性のある筋肉でできています。子宮の大きさは、妊娠前は鶏卵大。それが臨月には33~35cmまで大きくなります。赤ちゃんの成長とともに引き伸ばされた筋肉が反射的に縮もうとすることがあり、このときにおなかに違和感や痛みを感じたり、おなかの表面がかたくなったりすることを「おなかの張り」といいます。

おなかが張るのは危険なこと?

おなかの張りには、生理的なな張り(=安全な張り)と、危険な張りがあります。妊婦さんが感じる張りの多くは、生理的な張りで、赤ちゃんにも妊娠の経過にも問題はないものです。ただし、なかには切迫流産・早産や常位胎盤剥離など、妊娠の継続にかかわることが原因で張りが起こっている場合も。このような危険な張りを見逃さないために、普段から張りを敏感にキャッチできるようにしましょう。

出典 :Pre-mo(プレモ) 2017年春号※情報は掲載時のものです

監修
渡邉征雄先生
稲毛とらのこ産婦人科
2001年日本大学医学部を卒業後、日本大学板橋病院産婦人科に勤務。都立広尾病院産婦人科医長、都立墨東病院産婦人科医長を経て2016年6月に稲毛とらのこ産婦人科をオープン。私生活では3児のパパ。

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