イヤイヤ期の始まり「かんしゃく泣き」。 ママたちの泣きやませテク!

 専門家監修
公開日:2017/03/25
更新日:2017/12/26
イヤイヤ期の始まり「かんしゃく泣き」。 ママたちの泣きやませテク!
監修
塩崎尚美先生
日本女子大学人間社会学部心理学科教授

1才半ごろから始まり、2才代にピークを迎える赤ちゃんの「かんしゃく泣き」。思うようにいかないことがあると激しく泣き、どうすればいいのか困ってしまうママも多いはず。同じ悩みを抱えているママたちは、どんなふうに泣きやませているのでしょう。臨床心理学の専門家、塩崎尚美先生のアドバイスとともにお届けします!

頭ごなしにしかるのではなく、「どうすればいいのか」を伝えましょう

「こうしたい」という強い思いをうまく伝えられず、感情のコントロールも未熟なため、激しく泣いて自己主張するのがかんしゃく泣きです。困った行動に見えるかもしれませんが、これは成長のあかし。言葉で伝えられるようになると落ち着きます。「いい加減にしなさい!」としかるのではなく、「◯◯したいんだね」と、赤ちゃんの気持ちを代弁しながら「押してごらん」「のぞいてみよう」と、どうすればいいのかを教えてあげてください。(塩崎先生)

ママたちのテクはこれ!

激しく泣きわめく様子にお手上げ状態のママが多数。やりたいことができずにかんしゃくを起こすこともありますが、言葉がだんだんわかるようになってきているので、「ばれないようにサポートして、大げさにほめるとニコニコになる」「言葉で言い聞かせる」と、落ち着いて対応しているママもいました。

その①鏡を見せる

……怒り泣きしている顔を鏡で見せると、びっくりするのか泣きやみます。そのあと、鏡をチラチラ見ながら泣いては泣きやみ、を続ける様子がおかしいです。(Hさん&Kちゃん・1才6カ月)

その②なりきり修造

……「そんなに泣いてどうした!? どうせなら世界に聞こえるくらい、魂の叫びで泣いてみろ!!」と、松岡修造さんになりきります。これをやると、かんしゃくを起こしていた子が冷静になるんです(笑)。(Iさん&Sちゃん・1才9カ月)

その③裸にする

……泣いてどうしようもないとき、家の中にいるなら、裸にしてしまいます。裸が大好きなので、喜んで走り回っています。(Hさん&Sくん・1才5カ月)

その④ドアチャイムを鳴らす

……お客さん好きで、玄関のチャイムを鳴らすとピタリと泣きやみます。ドアの外にぬいぐるみを置いておき、ドアを開けて「あ、ウサギちゃんが遊びに来たよ!」と言うと、すごく喜びます。ドアを開けて誰もいないとまた泣き出しますが……。(Bさん&Sちゃん・1才9カ月)

その⑤静かに話す

……耳元でわざと小声で話しかけます。イヤイヤで騒いでもどならずに、聞こえにくい声でコソコソ話すと、何を言っているか聞こうとして静かになります。保育士をやっていた母の知恵です。(Nさん&Yくん・1才4カ月)

「泣かせておくこと」にも意味があります。

泣いてもすぐに対処してもらえない経験も、心の発達には意味のあること。赤ちゃんは泣きながら「不快をとりのぞいてもらうのを待つ練習」をしています。「ごめんね、待たせたね」とケアしてもらうことで、最終的には解決してもらえたという安心感を抱くのです。こうした経験を重ねるうちに「もう少し待てばママが来てくれる」と、見通しを持ってがまんする力がついてきます。手が離せないときには「待っててね」と声をかけながら、少しの間泣かせておいても大丈夫。(塩崎先生)

出典 :Baby-mo 2017年春夏号※情報は掲載時のものです

監修
塩崎尚美先生
日本女子大学人間社会学部心理学科教授
専門は臨床心理学。あと追いや人見知りにもかかわりが深い、母子の分離不安が研究テーマ。1男1女の母。著書に『乳幼児・児童の臨床心理学』(放送大学出版社)など。

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