妊娠中も赤ちゃんが生まれてもペットと仲よくしたい! ペットからうつる病気、どんなものがある?

 専門家監修 2017/03/20更新
妊娠中も赤ちゃんが生まれてもペットと仲よくしたい! ペットからうつる病気、どんなものがある?

監修
赤川クリニック 院長 赤川元先生/麻布大学獣医学部、帝京大学医学部卒業。一人一人のお産を大切にしてくれると大人気のクリニックは、いつも妊婦さんでいっぱい。ゴールデン ドゥードゥルのくまを飼っています。

監修
吉祥寺どうぶつ病院 院長 志甫津大樹先生/麻布大学獣医学部卒業。四谷どうぶつ病院兼務。動物を家族と考え、飼い主の気持ちを考えてくれるていねいな診察が評判です。愛犬はアーサー。
http://www.kichijoji-pet.com/

妊娠しても赤ちゃんが生まれても、ずっとかわいがってきた家族同然のペットとは変わらず仲よく暮らしていきたいもの。でも、ペットからうつる病気もあるので注意が必要です。お世話したあとは必ず手を洗うことを習慣にして、じょうずにつきあっていきましょう。ペットからうつる可能性のある気になる病気について解説します。

オウム病

主に感染した鳥の羽毛や乾燥して飛び散った排泄物を吸い込んだり、口うつしでエサを与えることで感染します。感染するとインフルエンザのような症状が出ます。鳥カゴは常に清潔を保ち、粉末状になった排泄物を吸い込まないよう工夫しましょう。

Q熱(きゅうねつ)

イヌやネコ、ウサギ、鳥類などの排泄物などから感染するほか、感染したウシなどの生乳や乳製品、肉製品を食べることでも感染します。感染してもペットにはほとんど症状があらわれませんが、人間は発熱や頭痛など、インフルエンザのような症状が出ます。

エキノコックス症

エキノコックスは、キタキツネやイヌなどに寄生する原虫です。感染動物からは卵が排出され、そこから人間に感染すると重い肝機能障害を起こします。日本では北海道のみと思われていましたが、最近ではそれ以外の地域でも感染が確認されています。

バルトネラ症(猫ひっかき病)

主にバルトネラ菌に感染したネコにかまれたり、ひっかかれたりすることで感染し、発熱や痛み、リンパ節のはれなどの症状が出ます。まれにイヌから感染することも。ノミが媒介するので、予防薬を使ったり、定期的に駆除したりしましょう。

野兎病(やとびょう)

野兎病菌を持ったダニや蚊などが動物や人間を刺すと感染する病気で、少量の菌でもうつる可能性があり、リスなどのほか、ハムスターやウサギも感染するといわれています。人間が感染すると、悪寒、発熱などのほか、リンパ節がはれたり、痛んだりします。

サルモネラ症

主にミドリガメをはじめとする爬虫類から感染しますが、イヌ、ネコなどからの感染もあります。人間に感染すると腹痛や下痢などの症状が出ます。爬虫類は腸内に菌を持っていることが多いので、世話をしたあとは必ず手を洗うことが大切です。

皮膚糸状菌症(ひふしじょうきんしょう)

皮膚にカビが感染する病気、免疫力が弱くなっていると感染しやすくなります。感染したウサギやハムスターなどのほか、イヌやネコと接触することでうつり、丸い赤みや水ぶくれができます。通気性をよくして飼育し、部屋の掃除をまめに。

回虫症(かいちゅうしょう)

感染したイヌやネコなどのふんに含まれる卵が、人の口に入って感染します。人間の体内に侵入した回虫は、成虫になれずに内臓や脳、眼などいろいろなところに移動します。子イヌと遊んだあとは必ず手を洗うようにし、ペットに駆虫薬を投与して予防しましょう。

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出典 :Pre-mo(プレモ) 2017年春号※情報は掲載時のものです