今宿麻美さん 授乳ストレスを抱えた産後まもなく。夫とふたりで頑張ったことは大きな財産に ~mama’s LIFE Vol.18~

今宿麻美さん 授乳ストレスを抱えた産後まもなく。夫とふたりで頑張ったことは大きな財産に ~mama’s LIFE Vol.18~

連載 MAMA'S LIFE Vol.5〜今宿麻美さん〜

1996年のデビューから今年で21年目。「mini」や「JILLE」など、これまでに数え切れないほどのファッション誌を飾ってきた今宿麻美さん。現在は2才になる男の子のママとして、モデルの活動ほのかに、ママライフ本を執筆するなど活躍の場をさらに広げています。mama’s LIFE 今宿麻美さん第2回目は、「初めての育児」をクローズアップ。産後まもなくはどんな育児ライフを送っていたのか、じっくりお話しをお聞きしました。


自宅での育児がスタート! キツかったけど、今はそれでよかったと思える


産後の仕事復帰の時期との兼ね合いで、体力の回復が早いとされる無痛分娩で出産した今宿さん。出産から4日後の退院時には、日常のことはふつうにできるほど体力も回復。退院後は里帰りせず、自宅でご主人との育児ライフが始まりました。

「退院直後は、宮崎に住んでいる母に自宅へ少しの間来てもらい、サポートをお願いしました。里帰りをしなかったのは、実家は居心地がよくて帰れなくなりそうだったから(笑)。母が宮崎に帰ったあとに、主人の両親が青森から来てくれて、そのあと本格的に主人と2人での育児がスタート。初めは想像以上に大変でした。でもお互いの両親とは離れて住んでいるから、妊娠中から「自分たちでしっかりやらなきゃいけない」って思いもあったので、なるべく2人で頑張りました。かなり鍛えられたぶん、今はそれでよかったなと思うこともたくさんありますね」

新生児期は授乳で苦戦続き。主人のサポートがあってやってこれた


「夜泣きなど、寝かしつけや泣きやませでは、そこまで大変な思いはしなかった」というものの、睡眠不足との闘いが続く産後まもなくは、不安を抱えることも多々。とくに今宿さんが悩んだのは授乳のこと。ママにしかできない育児だからこそ、余計に必死になっていたようです。

「授乳だけは苦手で、どうしてもうまく飲ませられないんです。両方のおっぱいを交互に、ということもできなくて、片方だけ飲ませてもう片方がすごく張ってしまったり。抱っこの仕方も工夫して、なんとか頑張ろうと毎日苦戦していました。でも、それがいつの間にか、かなりのストレスになっていて……。赤ちゃんもまだうまく吸えないのもあって、『どうしてうまくいかないんだろう』と、やりどころのないイライラや悔しさみたいなものがずっとあったんです」

「こんなにストレスを抱えながら授乳するのは、かえってよくない」。仕事復帰のこともあり、完全ミルクにすると決断。ミルクにしたことで、ご主人が夜中の授乳を担当してくれることもあり、体力・気力ともに回復していきました。

「夜中の授乳をかわってくれ、その間寝ることができたのは、体力的にも精神的にも大きかったです。『育児はやっぱりひとりではできない、パパがいないと無理!』って心から思いました。もともと主人はいろいろなことに配慮できるし、頼りになる人だったけれど、出産してからは、さらにパワーアップした感じがあります。とにかく気づくのが早い! 洗濯物がたまってきたらサッと洗濯機をまわしてくれるし、私よりも先に動いてくれることが多いですね。もしかしたら主人は私のことを、『ズボラだなぁ』と思っているかもしれませんけど(笑)。子どもの父親としても、夫としても安心していろいろなことを任せられる人だし、あやしたり遊んだりするのは、もしかしたら私より上手かもしれません。自分でも『動物と子どもは寄ってくる』と言っているくらいですから(笑)」

完璧な人間がいないように、完璧な育児はできない。ママは頑張りすぎないで!


「目の前のことに良くも悪くも集中し、周囲が見えなくなってしまう性格」と自己分析する今宿さん。新生児期は気持ちの余裕もほとんどなかったと振り返ります。

「育児は何をどうすればいいのかわからないことも多く、新生児のころは目の前の赤ちゃんしか見えていませんでした。いろいろな方に助けていただきながらもそんな毎日が続き、あるときから、『このまま頑張り続けたら、私がダメになってしまう』って感じるようになったんです。『外に出たい、早く外出したい』っていつも思っていて、いっぱいいっぱいだったんですよね。でも子どもが成長するにつれ、だんだん周囲が見えてくるようになって、心に余裕も生まれてきたと思います。

とくに、同じ年齢の子どもをもつママたちとの交流がとても大きくて、悩みや考えていることが同じだと安心するし『私は間違っていないんだ』って思えるようになりました。えらそうには言えないけれど、ママたちもあまり育児を頑張りすぎないでほしいです。甘えられるところには甘えていいと思うし、ひとりで抱え込むことは絶対によくない。人に甘えるのが苦手だったり、周囲に頼れる人がいないときは、好きなことをする時間を持つだけでも、少しは気持ちがリセットすると思います。完璧な人間なんていないし、育児も完璧になんてできない。それでいいんじゃないかなと思います」

(Vol.19へ続きます)


PROFILE
今宿麻美さん
1978年1月7日生まれ。宮崎県出身。1996年、雑誌「an・an」にてモデルデビュー。その後、国内外の多数のファッション誌にて活躍。女優、ラジオナビゲーターなど活動は多岐にわたる。2013年スタイリストのMASAH氏と結婚、2014年秋に男の子を出産。2017年1月に、著書「今宿麻美のママライフ 39 Thank you」(祥伝社)を発売。
今宿麻美さんオフィシャルウェブサイトhttp://www.spacecraft.co.jp/imajuku_asami/
公式インスタグラム https://www.instagram.com/imajuku0107/
撮影/羽田徹(biswa.) ヘア&メイク/加藤恵 取材・文/長澤幸代

この連載について

MAMA'S LIFE Vol.5〜今宿麻美さん〜

ファッション誌「mini」「JILLE」「SPRING」など数々の雑誌のカバーを飾り、ストリートファッションのアイコン的存在として輝き続ける、モデルの今宿麻美さん。2014年に出産し、現在2才になる男の子を育てながらママ向けファッション誌などでも活躍の場を広げています。そんな今宿さんの妊娠&子育てストーリーをお届け!

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