今宿麻美さん 予想もしなかった「妊活」をへての妊娠。マタニティブルーを乗り越え、やっと会えた赤ちゃん ~mama’s LIFE Vol.5 第1回~

今宿麻美さん 予想もしなかった「妊活」をへての妊娠。マタニティブルーを乗り越え、やっと会えた赤ちゃん ~mama’s LIFE Vol.5 第1回~

連載 MAMA'S LIFE Vol.5〜今宿麻美さん〜

ファッション誌「mini」「JILLE」「SPRING」など数々の雑誌のカバーを飾り、ストリートファッションのアイコン的存在として輝き続ける、モデルの今宿麻美さん。2014年に出産し、現在2才になる男の子を育てながらママ向けファッション誌などでも活躍の場を広げています。そんな今宿さんの妊娠&子育てストーリーをお届け! 第1回目は「妊娠」をテーマに、当時の思いを振り返っていただきました。


「自然妊娠は難しいかも…」。突きつけられた現実に気持ちがついていかなかった


モデルとしてデビューした21年前から現在にいたるまで、モデルとして第一線で活躍を続ける今宿さん。仕事が縁でスタイリストのご主人と結婚したのは35才のときでした。「自然と子どもはできるかな」。夫婦でそんな思いはあったものの、年齢的なこともあり、念のため産婦人科で検査を受けてみることに。

「それまで婦人科系の大きな病気にかかることもなかったし、産婦人科に通った経験もほとんどなかったんですね。でも、とにかく検査だけはしておこうという話になって。あまり深刻な感じではなく診察に行ったんです」

血液検査などいくつかの検査をしたのち、医師から告げられたのは、まったく予想していない言葉でした。

「卵巣年齢が高いと言われてしまったんです。だから自然妊娠は難しいと……。頭の中が真っ白になりました。『それってどういうこと? 私、妊娠できないの?』って。そんな結果が出るなんてまったく予想もしていなかったし、突然そんなことを言われて、かなり動揺しました。先生からは人工授精か体外受精をおすすめしますと言われたんですけど、何をどうすればいいのかわからない。『具体的にこうしましょう』という前に、気持ちがまったく追いつかなかったですね」

気にしていないつもりなのに…。目についてしまう「マタニティマーク」


「このことをどう言えばいいの」。現実に戸惑いながらも、ご主人にありのままを伝えた今宿さん。話し合いの結果、不妊治療の内容についてはすぐに決断を出さす、少し様子を見ながら考えようということに。まずは自分たちで無理なくできることからと、タイミング法から開始しました。

「妊活を続けている間は、プレッシャーを感じたり、精神的に追い詰められるようなことはなかったけれど、やっぱり『妊娠』というものにナーバスになっていたと思います。マタニティマークはこれまで以上に目に入ってくるし、ほんのささいなことも気になっていて。『焦るな、焦るな』と思っていても、どこか焦っている自分がいました。当時は主人もあっけらかんとしているように見えたのですが、あとから聞いた話では、ひとりで落ち込んだこともあったみたいですね」

1回じゃ信じられない! 3本使った妊娠検査薬


時がたってタイミング法を始めてそろそろ2年になるころ、ふと自身の心身の変化に気づきます。

「『なんだか最近、自分が自分じゃないような気がする』って感じで、とにかく情緒不安定。すぐにイライラするし、なんかおかしいなって。『もしかして生理前だから?』なんて思ったら『あれ? 生理遅れてない?』と。妊娠検査薬を買いに行って検査をしてみたら、陽性反応が! ただ、1つの結果だけでは信じられなくて、主人にさらに妊娠検査薬を2本、違うメーカーのものを買ってきてもらいました。

同じ日に違うメーカー3本で検査をして、すべて陽性。でもその3本の検査薬をテーブルに並べて見ていても、どこか実感がわかないんです。自然妊娠は難しいと言われていたので、信用しきれていない自分がいましたね。手放しでは喜べず、『本当に?』 ってずっと疑っていました」

翌日、病院で診察を受けて妊娠が確定。不妊治療で通っていた病院の医師から「卒業おめでとう」の言葉をもらい、マタニティライフが始まりました。

人に会いたくない…。マタニティブルーの時期を支えてくれた主人


妊娠中は大きなトラブルもなく、つわりもほとんどなかったという今宿さん。モデルの仕事もそれまで通り続けていました。

「体調もよかったので、おなかが大きくなるまでは、いつもと同じようにお仕事をさせていただきました。妊娠してからは、ママ向けの雑誌からもお声をかけていただけるようになって、臨月の撮影はいい思い出に。ただ私の場合、妊娠初期にマタニティブルーになってしまったので、体調面よりメンタル面を整えるほうが大変でした。涙もろくなり、ひとりでいたいというか、引きこもりがちになってしまって。うつまではいかないけれど、人に会いたくないし、なんだかイライラする。主人が外出するときも、『私は家にいなきゃいけないのに……』と、それだけでイライラしていました」

そのころの支えとなったのは、天職ともいえるモデルの仕事。そしてご主人の存在でした。

「仕事をしていたのは、すごく大きかったと思います。いくら引きこもりがちになっても、仕事を休むわけにはいきませんから。でも逆にそうして外に出ることや適度な緊張感があったことで、救われたんだなと今は思います。妊娠中もお出かけや国内外の旅行にたくさん連れ出してくれた主人にも感謝ですね」

(第2回へ続きます)


PROFILE
今宿麻美さん
1978年1月7日生まれ。宮崎県出身。1996年、雑誌「an・an」にてモデルデビュー。その後、国内外の多数のファッション誌にて活躍。女優、ラジオナビゲーターなど活動は多岐にわたる。2013年スタイリストのMASAH氏と結婚、2014年秋に男の子を出産。2017年1月に、著書「今宿麻美のママライフ 39 Thank you」(祥伝社)を発売。
今宿麻美さんオフィシャルウェブサイト http://www.spacecraft.co.jp/imajuku_asami/
公式インスタグラム https://www.instagram.com/imajuku0107/
撮影/羽田徹(biswa.) ヘア&メイク/加藤恵 取材・文/長澤幸代

この連載について

MAMA'S LIFE Vol.5〜今宿麻美さん〜

ファッション誌「mini」「JILLE」「SPRING」など数々の雑誌のカバーを飾り、ストリートファッションのアイコン的存在として輝き続ける、モデルの今宿麻美さん。2014年に出産し、現在2才になる男の子を育てながらママ向けファッション誌などでも活躍の場を広げています。そんな今宿さんの妊娠&子育てストーリーをお届け!

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