大人と同じじゃダメ? 1才代からの「幼児食」。まだ食べるのは早い食材&味つけのポイント

離乳食を卒業する1才から1才半ごろからは、幼児食へステップアップ! このころにはほとんどの食材を食べられるようになりますが、「大人とまったく同じ食事」というわけにはいきません。幼児食のポイントや、とくに注意したい食品を一度確認しておきましょう。
かむ力を育て、食事と遊びの区別をつけていく時期
ポイント① 3食+おやつを規則正しく
一度にたくさん食べられない幼児期は、3食+おやつで必要な栄養をカバーすることが大切。とくに1日の活動のエネルギー源となる朝食は、体のリズムをととのえる役割もある、重要なものです。規則正しい食事によって、生活リズムもととのいやすくなります。
ポイント② 塩分をひかえて薄味をキープ
1日あたりの塩分摂取の目安は、1~2才代では男の子が3g未満、女の子が3.5g未満、3~5才代では男の子が4g未満、女の子が4.5g未満です。つまり、幼児食の塩分は大人の半分以下ということ。だしや食材のうまみを生かし、薄味調理を心がけましょう。
ポイント③ 自分で食べたいという意欲を大切に
スプーンやフォークを持ち始める時期です。最初はうまくいかなくても、じっくり見守って。自分ですくい、口に入れる練習をすることが大切です。「じょうずにできたね」「おいしいね」と声をかけながらいっしょに食卓を囲み、食べる楽しさを伝えていきましょう。
幼児には多くの栄養とエネルギーが必要です
活発に動き回り、大量のエネルギーを消費する幼児期。体重1kgあたりのエネルギーとタンパク質は、大人より多く必要です。ところが、かむ力や消化能力はまだ発達段階。離乳食を卒業したからといって、すぐに大人と同じ食事ができるわけではないのです。
幼児食は、1才6カ月ごろ~2才、3才~5才の2つの時期に分けられます。幼児期前半の1才6カ月ごろからは奥歯が生え始め、ややかみごたえのあるものも食べられるように。根菜類やきのこ、青菜など、食感の違う食材を意識的に献立に取り入れましょう。食事中は、しっかりかんでから飲み込んでいることを確認し、「もぐもぐしてからごっくんね」と声をかけながら食べるとよいでしょう。
幼児食で注意したい食品
※◯……食べても問題ない/△……少量にとどめる、小さめに刻むなど、量や与え方に注意すれば食べさせてもいい/☓……この時期にはまだ早いので、もう少し大きくなってから
●イクラ……1才代☓/2才代、3~5才△
味が濃く、アレルギーの心配もあるので1才代は食べさせません。2才ごろから、飾り程度の少量から食べさせても。
●たらこ……1~2才代、3~5才△
塩分が多く、1~2才は細菌感染が気になるので、加熱して少量を。明太子は辛みが強いので食べさせないで。
●鮭フレーク……1~2才代、3~5才△
添加物や塩分が多いので、使うときはさっと湯通しを。量も少量にとどめましょう。
●おもち……1才代☓/2才代△/3~5才◯
のどに詰まらせる恐れがあるので1才代は与えません。2才以降は、焼いたものを小さく切って。
●ピーナッツ……1~2才代☓/3~5才△
のどに詰まらせたり、気管に入って肺炎を起こすことも。クリーム状のピーナッツバターは、3才ごろから様子を見て少しずつ与えても。
●くるみ……1~2才代☓/3~5才△
のどに詰まらせやすく、アレルギーの恐れも。3才ごろから砕いたり、つぶしたりすればOK。
●刺し身……1才代☓/2才代、3~5才△
細菌感染による食中毒が心配。2才ごろから、新鮮なやわらかい魚を少量ならOK。
●生卵……1才代☓/2才代△/3~5才◯
生卵は細菌感染による食中毒が心配されるので、2才ごろまでNG。半熟卵は1才半以降、様子を見ながら少しずつ与えても。
●フライドポテト……1才代☓/2才代、3~5才△
塩分や香辛料が多いので、1才代は食べさせないで。2才以降も、調味料はつけず、表面の塩をはらってごく少量を。
●すし……1才代☓/2才代、3~5才△
刺し身のすしは、細菌感染による食中毒が心配。3才代でも避けたい。いなりずしや巻きずしなら、2才すぎごろから。
●ラーメン……1~2才代△/3~5才◯
スープは塩分や油分が多いので、1才代はNG。与えるならめんのみ少量を。2才以降は薄味のスープをごく少量に。
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