B型肝炎の任意予防接種、赤ちゃんにはホントに必要?

コラム
公開日:2014/03/01
B型肝炎の任意予防接種、赤ちゃんにはホントに必要?

赤ちゃんの予防接種、受けるワクチンの名前は覚えたし、立ててみたスケジュールに沿ってこなしてはいるけれど、これで本当にいいのかな? 予防接種を受けることって、ほんとに安全? 逆に受けそびれたことで、今後なにかあったらどうしよう? 同時接種の「事故」はワクチンとは無関係っていわれているけど、本当なの? ママたちの知りたいことに、横田小児科医院院長の横田先生が答えてくれました!

小児科のドクターにママが聞いてみました

ママ・イメージイラスト
信頼できる小児科の先生に、いろいろ聞いてみたい。そんな思いを抱いたベビモママ代表の3人が、突撃取材。聞きたいことを思う存分聞いてきました!

<参加したのは>

【Tさん&Iちゃん(10カ月)】
定期のものだけ受けて、任意は一切受けない方針。パパとそう決めたけど、ほんとにそれでいいのかな、と不安はあります。


【Sさん&Eくん(9カ月)】
小児科で組んでくれた予防接種のスケジュールを、そのとおりこなしています。自分で調べると、こわい情報まで見ちゃいそうで……。


【Kさん&Aちゃん(9カ月)】
通っている小児科はいつも混んでいて、予防接種のことが聞けません。自分で必死に調べて、スケジュールを組んでいます。

B型肝炎の予防接種は赤ちゃんこそ有効

Kさん:ママが集まるとすぐ任意接種のことが話題になります。任意接種は必要ですか?

横田先生:基本的に必要じゃない予防注射はひとつもない、と思ってください。

Sさん:B型肝炎とかもそうですか?

横田先生:B型肝炎がどんな病気か知っていますか? 母子感染が主な感染源といわれていますが、実は唾液や汗からも感染することがあります。だれでもかかる可能性があり、年間約1万人がB型肝炎を発症しているんですよ。

全員:1万人も!?

横田先生:大人の感染も少なくありません。キャリア(ウイルス保持者)になると、肝硬変や肝がんになることもあるんです。

Sさん:大人になってもうつるんですか?

横田先生:子どもにうつって大人にうつらない病気はありません。大人になってうつらないのは、子どものころにうつって免疫があるからです。これはB型肝炎だけではなく、はしかでも水ぼうそうでも、同じなんですよ。

Tさん:赤ちゃんのうちに注射する必要があるのかどうか、迷うんですけど……。

横田先生:たとえばB型肝炎のワクチンを大人になってから打つと、10%くらいの人にうまく抗体ができない、といわれています。赤ちゃんのうちに打てば、ほぼ100%抗体ができるうえに免疫が一生有効だということもわかっています。うつるまえに、赤ちゃんのうちに打っておく意味は大きいんです。

全員:赤ちゃんのうちに受けることが大切なんですね。

横田先生:予防接種のスケジュールは、できるだけ効果的に抗体がつくように組まれているんですよ。将来のことを考えつつ、受けるものを検討してみてほしいですね。

横田俊一郎先生・写真

お話/横田小児科医院院長
横田俊一郎先生
東大病院小児科、社会保険中央病院小児科部長を経て、1993年より神奈川県小田原市で開業。わかりやすく、「ワクチンで予防できる病気」について教えてくれる先生です。出典:Baby-mo(ベビモ)予防接種の疑問&気がかり【ママたちがほんっと〜に知りたいこと】
イラスト/岡本典子
※情報は掲載時のものです。

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