いないいないばぁ5段活用で赤ちゃんの能力が開花!

 専門家監修
公開日:2017/01/21
更新日:2019/08/28
いないいないばぁ5段活用で赤ちゃんの能力が開花!
監修
久保田 競先生
監修
久保田カヨ子先生

普段なにげなくやっている赤ちゃんをあやすための「いないいないばあ」。「昔ながらの手遊びは、実は脳を育む効果をもつものが多いのです」と語るのは、脳科学者の久保田競先生と奥様のカヨ子先生。久保田競先生は大脳生理学の世界的権威、カヨ子先生は脳科学を取り入れた育児法を提唱してテレビなどでも人気の先生です。 そんな先生がたがおすすめする昔ながらの手遊びは、なぜ赤ちゃんによいのでしょうか?

昔ながらの手遊びは、親も楽しむことが赤ちゃんへの好刺激になるコツ

「手遊びという刺激を与えて赤ちゃんが反応しはじめたら、ママは必ずほめ言葉と満面の笑みを赤ちゃんに見せ、表情から育脳遊びの楽しさを理解できるようにしてあげてください。家族といっしょに遊ぶことは、赤ちゃんの脳の働きを高めるだけでなく、好奇心や意欲や知能をも高める効果があります。

また、情緒豊かな子に育てるためにも、ママやパパ以外の多くの人と関わる機会をもつようにしたいものです。電車やバスなどの公共機関で乗り合わせた人にあやしてもらったり、ご近所の人に話しかけてもらうという経験が、赤ちゃんの心を育みます」。
赤ちゃんとの日常のかかわりのなかで、発達に合わせた「いないいないばあ」5種をご紹介します。 [ページ区切り]

「いないいいないばあ」は記憶力と考える力をつける

だれもが赤ちゃんをあやすときにする「いないいないばあ」ですが、実は知的な能力開発への働きかけとしても大きな意味があります。最初にママの顔を見せてからハンカチをかけて顔が見えなくしても、そこにママの顔があることを赤ちゃんは覚えています。これは、起きたことを覚えておくという脳の「ワーキングメモリーシステム」が機能しているから。何かを実行するまでのあいだ一時的に覚えておくシステムなので、これが鍛えられていくと記憶を長く脳内に留めておくことができるようになります。

繰り返しワーキングメモリーシステムを使う経験をつむことで、最初は“覚えておくこと”だけだったのが、除々に“考えること”ができるようになるのです。自分で考えて行動し、目の前の問題を解決していく力を身につけるための基礎が、いないいないばあで鍛えられるのです。

発達に合わせて、いないいないばあ5段活用

1 まずはガーゼを使って目だけ覆って

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赤ちゃんの顔にガーゼをかぶせると「いつガーゼをとってくれるのかな?」とワクワクしてめくってくれるのを待ちます。これは一時的な記憶=ワーキングメモリーシステムを鍛え、物事を考えて処理する脳の前頭前野の働きを高めます。
低月齢の赤ちゃんに初めて行うとき、身ぶるいするのはこわがっているのではなく顔の上のガーゼが鼻にかかって呼吸を乱すから。初めのうちは目だけを覆って行います。

2 慣れてきたら顔全体をガーゼで覆って

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赤ちゃんがガーゼで目を覆ういないいないばぁに慣れてきたら、顔全体を覆っても平気です。このとき、呼吸を邪魔しないように注意してガーゼをかけるようにしてください。

3 次に両手で使って

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タオルやガーゼに慣れてきたら、ママやパパの顔を両手で隠してみましょう。両手から顔を出すときも、満面の笑みで。上下左右といろいろな場所から顔をのぞかせると「次はどこかな?」と赤ちゃんは期待してニコニコ。
赤ちゃんが笑うのは、いないいないばあをしてくれる人が誰だかきちんと認知している証拠。少しの間、見えなくても不安にならない、ということ。これは信頼関係の芽生えでもあるのです。

4 カーテンをつかって

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おすわりができるころになったら、ママがカーテンに隠れて「いないいないばあ!」と顔をのぞかせます。顔を隠して待たせる時間を長くしたり短くしたり、出てくる場所を変えたり、発達や月齢に応じてさまざまなバリエーションで遊びに変化がつけられるのも「いないいないばあ」のよい点。

5 ついたてやドアをつかって

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カーテン越しに慣れたらついたてやドアの陰などをつかってママやパパが隠れ、「いないいないばあ!」と顔を出します。カーテンよりも隠れていることを予測しづらいのでより高度な遊びになっています。このように、1つの遊びを様々なアレンジをして楽しむことで、楽しく脳を鍛えることができます。
ただし、泣いてしまったときには無理は禁物。抱っこして安心させ、日をあらためて行うようにしましょう。

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出典:0~1才頭のいい子を育てるふれあい育児 
※情報は掲載時のものです。

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監修
久保田 競先生
東京大学医学部卒業後、同大学院を卒業し、オレゴン州立医科大学に留学。帰国後、東京大学大学院をへて、京都大学霊長類研究所所長に就任。同所長を歴任。現在、京都大学名誉教授。大脳生理学の世界的権威。
監修
久保田カヨ子先生
1955年、競氏と結婚。子育てから創意工夫した幼児教育を実践。その教育は、子どもの脳の発達に効果のあることが、競氏の脳科学・神経科学の研究により立証される。「脳科学おばあちゃん」としてママたちに絶大な人気を得る。

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