佐藤純さん 出産直前まで続いたつわり、予定外の立会い出産。涙あり笑いありのお産ストーリー ~mama’s LIFE Vol.3 第1回~

佐藤純さん 出産直前まで続いたつわり、予定外の立会い出産。涙あり笑いありのお産ストーリー ~mama’s LIFE Vol.3 第1回~

連載 MAMA'S LIFE Vol.3〜佐藤純さん〜

これまで数々のファッションページを飾り、産後もなお輝きを放ち続ける憧れのママ。華やかな育児ライフを送っているように見えても、その陰には多くの努力や涙が。「mama’s LIFE」3人目は、15才でモデルデビューし、2児の母となった今もなおファッション誌を中心としてCMなどで活躍を続ける、モデル佐藤純さんが登場! 8才と5才のお子さんのママとして、これまでの育児ライフを赤裸々にお話しくださいました。第1回目は、波乱万丈の妊娠生活&出産ストーリーをお届けします!

ごはんが炊けるまでロビーで待機! 「食べては吐く」をくり返した妊娠生活

「常に吐き気とたたかっていました」という佐藤純さんのプレママライフ。ヨガやお出かけ、妊婦仲間との交流など、楽しく充実したマタニティライフとは無縁の毎日だったそうで、つわりはお産するまで続いたといいます。

「妊娠はすごく嬉しかったし、赤ちゃんがおなかで日々育っていくのも幸せだったのですが、とにかくずっと気持ちが悪くて。妊娠するまでは、妊婦さんって幸せオーラいっぱいのイメージだったのに真逆でした(笑)。家にいるときは、ほぼトイレにこもるような状態で、外出中のほうがまだマシ。外にいると気が張るせいか、吐き気が少し和らぐんです。家にいるよりも仕事をしているほうがラクなくらいでした」

何かを食べたい、でも食べると気持ち悪くなって吐く、でもまた食べたくなる……。それを延々とくり返す毎日。「これは食べられるかも」というものを発見すると、ひたすら食べ続けることもあったそう。

「かたい食感がよかったのか、フランスパンばかり食べていたときもありました。でも大量に吐いてしまうと、もうフランスパンは食べられなくなるんです。それで次はいちごに走ってみたり……。マクドナルドのポテトを食べ続けたこともありました。もう本当に、つわりに関してだけは全然楽しくなくて。よく、ごはんが炊けるにおいもダメになるといいますけれど、私もまさにそれ! ごはんを炊いている間は家にいられず、炊飯器のスイッチを押したらごはんが炊きあがるまでの間は、マンションのエントランスロビーでじっーと待機(笑)。『とにかく早く産みたい……』と思っていた日々でした。

立場が逆に!? ママがパパを励ましながらのお産!

一人目は無痛分娩での出産を予定していた佐藤さん。しかし、出産予定日1カ月前の健診で、赤ちゃんの頭の形と、ママの骨盤の形が合わないことがわかり、帝王切開での出産が決まりました。

「出産1カ月前で決まったので、予定日の候補をいくつか先生が出してくれて、その中から選べたんです。早い日と遅い日で1週間くらい差があるのですが、遅いほうは主人と同じ誕生日。主人は『やった! 俺と同じ誕生日だ!』って喜んでいましたけど、つわりの真っ只中だったので、『1週間も長くなるのはつらい』と早いほうの日にしました」

そして迎えたお産当日。ご主人は手術室の外で待機し、いよいよこれからというとき、まさかの展開に……。

「帝王切開が始まる直前に母親が産院に到着したのですが、看護師さんから『よければ立ち会いますか?』ということを聞かれていたんです。母としては、自分よりは主人が立ち会うほうがいいだろうと思ったのか、『初めてだし、娘も不安だろうから立ち会ってあげて』と主人にすすめたんです。でも実のところ主人は、『出産シーン』に関して超がつくほど苦手。犬のお産もテレビドラマのお産シーンも、まったく見ることができないくらいなんです。もちろんそのときも『いえいえ、僕はいいです……』と真剣に遠慮していて、母と主人がお互いに『どうぞどうぞ』って譲り合っているような状態でした(笑)」

結局、「俺がいるのにお母さんに立ち会わせるわけにはいかない」と、ご主人が意を決して佐藤さんのもとへ。

「主人がやってきたとき、私は手術台ですっぽんぽん。その状態で先生に、『すみません、うちの主人は犬の出産シーンを見ただけでもクラクラっとしてしまう人なので、もしかしたら帝王切開の途中で倒れちゃうかもしれませんが、よろしくお願いします』って伝えたのは忘れもしません(笑)。帝王切開中も私が主人の手を握り、『大丈夫? 気持ち悪くなったらすぐ言ってね』って声をかけて。私はすごく冷静だったけれど、主人は私の間近まで顔を寄せてきていて、『何も見れない! 聞けない!』といわんばかりの表情。目がまんまるになって通常の状態ではなかったですね(笑)」

帝王切開でのお産は30分くらいで無事終了。いよいよ感動の親子初対面! のはずだったのですが……。

「産んだ直後は赤ちゃんの体に血がついていると思ったので、帝王切開が始まる前に『おそらく主人はそういうのも無理なタイプなので』と看護師さんに伝えておいたんですね。そうしたら産まれてすぐ、サササーッと看護師さんたちが赤ちゃんの体を拭いてくれて。主人の手を握り続けながら『あぁ、赤ちゃんの体をキレイにしてくれているなぁ』って眺めていたのを覚えています(笑)」

二人目の妊娠もやはり。上の子とのおでかけはビニール袋を常備

初めての出産から2年が過ぎたころ、待望の二人目を妊娠した佐藤さん。うれしさの半面、やはり気になるのはあのことでした。

「またつわりの日々が始まるんだという不安や恐怖心が大きかったですね。妊娠するまでは周囲の友達から『一人目と二人目の妊娠は違うから、大丈夫だよ!』と励まされたりしましたが、案の定、最後までつわりが続きました。息子とのお出かけはいつもビニール袋を携帯していて、車の運転中は信号待ちで吐いたりすることも。でも、子育てをしているぶん気が紛れたので、一人目よりはまだ症状が軽かったかもしれませんね」

ひとりで過ごす時間はもう少し。今をたくさん楽しんで!

一人目、二人目の妊娠ともに「つわり」と最後までたたかった佐藤さん。もしつわりがなかったら楽しみたかったこともいろいろあるようです。

「もっとつわりが軽かったら、妊娠中のファッションを楽しみたかったですね。自分が大変だっただけに、今は妊婦さんを見るとうらやましいし、かわいくてしょうがないんです。すぐおなかをなでなでしたくなっちゃう。でも、おなかに赤ちゃんがいるときの幸せって特別です。あんなにつわりがひどくて『早く産みたい』と思っていたのに、お産が近くなると『なんだか寂しい』って気持ちになったのには、自分でも少しびっくりしました。プレママさんたちには、ぜひ妊娠ライフを満喫してほしいです。ひとりで何かをする時間は子どもが生まれるまで。買い物やランチ、旅行など今できることを楽しんでほしいと思います」
第2回へ続きます

撮影/羽田徹(biswa.) ヘア&メイク/加藤雄介 取材・文/長澤幸代

この連載について

これまで数々のファッションページを飾り、産後もなお輝きを放ち続ける憧れのママ。華やかな育児ライフを送っているように見えても、その陰には多くの努力や涙が。「mama’s LIFE」3人目は、15才でモデルデビューし、2児の母となった今もなおファッション誌を中心としてCMなどで活躍を続ける、モデル佐藤純さんが登場! 8才と5才のお子さんのママとして、これまでの育児ライフを赤裸々にお話しくださいました。

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PROFILE
佐藤純さん
15才のときから雑誌『Lemon』の専属モデルとして活動し、その後『with』の専属モデルをつとめる。自然体の美しさで多くの女性から支持され、趣味は「カート」「ドライブ」などアクティブな一面も持つ。2008年に長男を出産、2011年に長女を出産。現在も『VERY』をはじめ、CMやトークショーなど活躍の幅を広げている。
佐藤純さんオフィシャルブログ公式インスタグラム
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