除菌はどこまで? 部屋の湿度は? ベビーの病気予防のホントのところ

コラム 2017/10/17更新
除菌はどこまで? 部屋の湿度は? ベビーの病気予防のホントのところ

RSウイルス感染症や、インフルエンザなど、この時期は0~2才の子どもをもつママにとって心配なことがたくさん。日ごろから病気予防を意識しているママも多いはずですが、もしかしたらその予防法ってやりすぎ&偏りすぎの可能性も。ドクターに病気予防の原則と正しいケアを教えていただきました。

原則1 病原体をシャットアウト! やりすぎには注意

感染症を予防するには、原因となるウイルスや細菌などの病原体を持ち込まないことが第一です。基本はうがいと手洗い、予防接種です。また、流行期のお出かけは人混みを避けましょう。多くの人がさわった場所を除菌することは効果的ですが、やりすぎには要注意。体には善玉菌も多くいます。むやみに除菌をする習慣はおすすめしません。

大人といっしょにベビーの手洗いも

赤ちゃんへの感染を防ぐため、外から帰った家族は必ず手洗いを。1才を過ぎたころから、赤ちゃんもいっしょに手洗いしましょう。

うがいができない乳児はのどをうるおすだけでも

うがいには、のどを湿らせてウイルスがつくのを防ぐ効果があります。うがいができない赤ちゃんは、外から帰ったら飲み物を与えて。

予防接種が一番の予防法

インフルエンザなどワクチンがあるものは、予防接種が効果を発揮します。赤ちゃんの月齢が低いうちは、まず家族が接種しましょう。

原則2 適切な温・湿度で、さよならウイルス!

かぜやインフルエンザの原因となるウイルスは、湿度が40%より低く、気温が15度以下のときに活性化するといわれています。おうちで過ごす時間が長い赤ちゃんのために、暖房と加湿器でウイルスの苦手な環境をつくりましょう。室温は大人が快適と思える20度くらい、湿度は50~60%をキープするのが最適です。

換気をするのもポイント

寒いときでも、ときどき換気することを忘れないで。室内にいる病原体を追い出し、感染の予防になります。

やりすぎていない? カンペキ除菌=予防ではありません

「心配だから、あちこちすぐ除菌」というママが急増中。これってホントに予防対策になっているの? ドクターの視点からジャッジしてもらいました。

◆外出先で手すりなどを除菌シートでふく→◯「ウイルスを含んだ、誰かの鼻水がついていることもあります」
◆児童館にあるおもちゃは除菌スプレーで消毒してから使う→◯「だ液から胃腸炎をもらうことも、おむつ替えスペースも要注意」
◆空間除菌グッズで空気も清潔にする→△「製品のすべてに効果があるとは言い切れません」
◆食卓は必ず除菌シートで清潔にする→△「毎回除菌スプレーでふく必要はなく、きれいなふきんで十分です」
◆赤ちゃんの手をこまめに除菌ジェルで清潔にする→◯「手が荒れると逆に菌がつきやすいので、帰宅したときだけに」
◆クッションやソファは除菌スプレーをふきかける→△「スプレーの効果は不確か。清潔にしたいなら、洗濯がいちばんです」

育児に関する疑問はBaby-moで解決!

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監修/総合母子保健センター愛育クリニック 小児科部長 渋谷紀子先生 
東京大学医学部卒業。東京大学医学部附属病院、山王病院、NTT東日本関東病院などの勤務をへて、現職。専門は小児アレルギー。私生活では働きながら4女を育てる、やさしくて頼りになるドクターです。
出典:Baby-mo(ベビモ)より
※情報は掲載時のものです

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