EMIさん「ママと赤ちゃんにとってのベストは、人それぞれ。正解はないからママは自分を追い込まないで」~mama’s LIFE Vol.2 第2回~

EMIさん「ママと赤ちゃんにとってのベストは、人それぞれ。正解はないからママは自分を追い込まないで」~mama’s LIFE Vol.2 第2回~

連載 MAMA'S LIFE Vol.2〜EMIさん〜

人気誌『non-no』や『mina』など、数々のファッション誌に登場し、出産後もモデルとして活躍を続けるEMIさん。ご本人のインスタグラムやブログの投稿からは、どれも自然体で、力みすぎない育児をしている様子が浮かんできます。ファンはもちろん、多くのママたちからの注目度も高い、EMIさん流の育児をおうかがいしました。

完全ミルクにしたのは前向きな決断。私と娘にとってベストを選んだ

予期せぬ緊急帝王切開でのお産を終え、入院中は術後の体の回復を見ながら少しずつ赤ちゃんのお世話を始めたEMIさん。産後しばらくは「ベッドから立ち上がるのもやっと」という状況のなか、母乳をあげられたのはお産から3日後のことでした。

「お産を終えてからずっと貧血がひどくて、起き上がるのもしんどいくらいだったのですが、産後2~3日たっていておっぱいの張りもあるし、そろそろ母乳をあげてみましょうか、となったんです。初めての授乳はやっぱりうまくいかず、おっぱいも張っているから娘もうまくくわえられなくて。何度も試行錯誤したけれど、娘のほうが「イヤー!」となってしまうことの繰り返し……。1日に何回もチャレンジするんだけど、いつも最後は「ギャーッ」と大泣き。そのたびに途中で『じゃあ今日はここまで。あとはミルクあげましょう』となっていました」

本当にこれが親子にとっていいの? とことん悩んで……決めた

 

おっぱいにトライ→うまくいかずミルク。そういった授乳の「流れ」が入院中にできてしまったというEMIさん。退院後もそれは続き、自宅でのチャレンジの日々が始まりました。

「授乳サイクルを娘も覚えているのか、とにかくミルクをあげないとイヤイヤってなるんです。おっぱいをくわえさせようとしても「イヤー!」。母乳が出ていないわけではないので搾乳だけはしていて、哺乳びんに入れて飲ませたこともありました。でも、おっぱいは何度やってもうまくいかない。1日に10回以上、それを1カ月近く続けたときに、自分のメンタルをどう保っていいのか、わからなくなってしまったんです」

きっとミルクよりも母乳をあげたほうがいいのかもしれない。でもこのままでは、母である私のほうが精神的にまいってしまうのではないか。「私たち親子にとって、母乳にこだわり続けるのが本当にいいことなのだろうか」。そんな葛藤を幾度もくり返し、EMIさんは決断をしました。

「お世話のなかで一番大切とも言える授乳だからこそ、私も娘も『イヤ!』となってしまうのはよくないと思ったんです。だったら完全ミルクにしよう、って決めました。ミルクのほうがいいなら……、お互いにそのほうがいいならそうしようと」

それからは、完全ミルクに。娘さんは夜よく寝てくれるようになり、EMIさんの体力も次第に回復。きちんと体を休められるから翌日は朝から1日頑張れる。おっぱいにチャレンジし続けたころより、育児が楽しくなったそう。

「もちろん完全ミルクにしたことに関しては、賛否両論あるのはわかっているつもりです。『親子にとってそれがいいなら一番』と言ってくれる人もいたし、逆に母乳じゃないことに疑問をもたれたことも。インスタグラムにミルクを飲ませている写真を投稿したときに『なぜ母乳あげていないんですか?』とコメントをいただいたこともありました。やっぱり母乳に関してはママの誰もが気になることですから、いろいろな考えもあると思います。おっぱいがうまくできなくても、続けることが『子どものためでしょ』と考えるのもわかります。ただ私と娘にとっては、たまたまミルクのほうがよかっただけ。母乳じゃないことのうしろめたさも、ありません」

無理をしても結局はうまくいかない。ママは自分の育児に自信をもって!

哺乳びんやミルクなど、お出かけの荷物は多いけれど、ご主人が授乳することもでき、「ミルクにしていいことがたくさんあった」というEMIさん。それからは育児に対して、ほどよく力を抜けるようになりました。

「2才の今は、イヤイヤ全開になることもよくあります。もちろん命に関わるような危険なことは絶対にさせないけれど、『ダメよ』といっても娘からするとなぜダメなのかまではよくわからないと思うんです。そんなときに私も一緒になって「うわー!」ってなってしまうと、とことんまで行ってしまいます。完全ミルクにしたこともそうだけど、『~~なはず』と決めつけてしまうと先が見えなくなってしまう。この子にとって何が一番いいのか、それをまずは考えるようになったと思います」

親目線だけではなく、子どもの目線でも物事を見てみる。そんな意識をつねに持っているEMIさんの育児は、とても自然体でおだやか。同じく育児を頑張るママたちへはこんなメッセージを贈ってくれました。

「とにかく無理をする必要はないし、『これしかできなかった』って自分を追い込まないでほしいですね。自分の子育てに自信を持ってほしいし、自己流だってそれでママのメンタルが保たれるならそのほうがいいはずです。周りの目や意見を気にして無理をすると、だんだん育児がしんどくなってくると思うから。気負いせずに自分のペースで子育てをすることが、子どものため、家庭のためにつながります! それからダンナさんたちは、そんなママをちゃんとわかってあげてほしいですね。ありがとう、のひとことを手紙でもLINEでもいいから奥さんに伝えると、きっと奥さんはいいコンディションでいられますから」

撮影/松木潤(主婦の友社写真課) ヘア&メイク/MAKI(P-cott)

取材・文/長澤幸代

この連載について

モデルとして雑誌やテレビで活躍するあのママの、育児の本音に迫る連載「mama’s LIFE」。鈴木サチさんに続きおふたりめは、EMIさんが登場! 「non-no」をはじめ、「mina」「Soup.」など多くのファッションページを飾ってきたEMIさん。現在は2才の女の子の子育てとモデル業を両立する、忙しい日々を送っています。悩んで立ち止まって、また進んで……。そんなママライフでEMIさんが感じていること、大切にしているものって?

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PROFILE
EMIさん
「non-no」の専属モデルをへて、「mina」「Soup.」「SEDA」など数々のファッション誌にて活躍。2014年夏に女の子を出産。現在は育児とモデル業を両立し、「nina’s」「mamagirl」などの雑誌に出演、活動の場を広げている。ブログは1日35万アクセス、インスタグラムのフォロワーは5万人を超え、多くのママからも支持を受ける。
EMIさんオフィシャルブログ公式インスタグラム
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