具合の悪い赤ちゃんの症状をラクにしてあげたいときのケア8

コラム
公開日:2016/11/22
具合の悪い赤ちゃんの症状をラクにしてあげたいときのケア8

風邪などで具合の悪い赤ちゃん、お世話しているママもつらいですよね。ホームケアをちょっと工夫するだけで、赤ちゃんが快適でラクに過ごせる方法を、小児科ドクターに教えてもらいました。ケアのコツを参考にして、いつもの元気な赤ちゃんに早く戻ってもらいましょう!

せきが出る、ぜーぜーするとき

赤ちゃんが眠れないほどのせきやゼーゼーのときは受診を。呼吸困難なほどのせきの場合は大至急病院へ! そうでないときは、以下のホームケアを実践してみて。

1 寝かせるときは上半身を少し起こすとラクに

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赤ちゃんがラクな姿勢にしてあげましょう

寝ていてもせき込んだり、せきで呼吸が苦しそうなときには、布団の下にタオルや座布団などをはさんで。上半身を少し起こした姿勢にしてあげると、呼吸がラクになります。

2 湿度を調整して、せきを出しやすくするとラクに

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湿度を50~60%に保ち、のどにやさしい環境を

室内が乾燥すると、気道の粘膜も乾燥して、せきが出やすくなります。室内に洗濯物を干すなどして、湿度を保ちましょう。換気も大切です。ときどき窓を開けて、空気を入れ替えて。

3 気道のたんがはがれやすいように、背中を軽くトントンするとラクに

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 自分でたんをきることができない赤ちゃんをサポート

胸からゴロゴロと音がするのは、たんが気管支にはりついているから。背中をトントン軽くたたいてあげると、その振動で、たんがはがれやすくなります。

発熱のとき

熱が出たときにまず確認したいのは、赤ちゃんの全身状態です。たとえ高熱でも、機嫌がよく、水分もとれているようなら、診療時間内に病院を受診すれば大丈夫。一方、ぐったりとして反応が鈍い、呼吸が苦しそう、顔色が悪い、水分を受けつけないという場合は、熱の高さにかかわらず、すぐに病院へ。

4 熱の上がり始めは体をあたため、上がりきったら涼しくするとラクに

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熱の出はじめとピークでケアが変わるので注意

熱の出始めは、体温を上げるために血管が収縮し、顔色が白く、手足が冷たくなります。赤ちゃんが寒そうにしているときはあたためて、熱が上がりきって顔が赤く、汗ばんできたら少し薄着に。首の後ろ、わきの下などを冷やしてあげると、解熱効果が高まります。

鼻水がひどいとき

鼻水で鼻がつまると、おっぱいを飲むときも苦しそう。適度に吸いとることも効果的。鼻水がダラダラと続いて眠れない、おっぱいやミルクも飲めないで、脱水症が心配なときは必ず受診を。

5 鼻水を吸いとると呼吸がラクに

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鼻水の色などの状態もチェックして

鼻がかめるようになるのは早くても2才ごろ。それまでは鼻吸い器で鼻水を吸いとってあげると、呼吸がラクになります。強く吸いすぎないよう注意して。使用後、ママはうがいをしましょう。

6 鼻水→肌トラブルにならないように、鼻の下の予防ケアをするとラクに

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鼻の下が荒れないようにケアを

鼻水がずっと出て、何度もふきとっていると、鼻の下が荒れて赤くなることもあります。肌トラブルを起こさないよう、ワセリンや保湿クリームを塗り、皮膚を保護しましょう。

下痢をした・吐いたとき

下痢や嘔吐でいちばん心配なのが、体から多くの水分が失われたことで起こる脱水症。ふだんよりこまめな水分補給を心がけます。ただ、吐きけがある場合には、一度にたくさん飲ませると吐きけを誘うことがあるので、様子を見ながら少量ずつ、何回かに分けて与えます。

7 吐いたときは、あおむけにせず横向きに寝かせるとラクに

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横向きに寝かせて次の嘔吐に備えて

吐いて汚れた衣類はすぐに替え、口のまわりと口の中をぬれたガーゼでぬぐってあげるとすっきりします。注意したいのが、吐いたものをのどにつまらせる事故。吐きけが落ち着いても、しばらくは顔を横向きにして寝かせます。

8 下痢うんちのたびにおしりを清潔にするとその後がラクに

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うんちの始末後はママの手洗いも忘れずに

下痢便は刺激が強いので、おしりがかぶれないようにすぐにおむつを替えます。たっぷりの水分を含ませた使い捨てのガーゼでふくか、座浴やシャワーで洗い流してあげましょう。

お話/ 国立成育医療センター 理事長・総長 五十嵐 隆先生 東京大学医学部卒業後、都立清瀬小児病院、東大附属病院小児科助手、ハーバード大学ボストン小児病院研究員、東大附属病院分院小児科講師などをへて、2000年に東京大学医学部小児医学講座教授に。2012年より現職。日本小児科学会会長などの要職も務める。 出典:Baby-mo特別編集 はじめてママ&パパの育児 ※情報は掲載時のものです
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