妊娠中の風邪Q&A。市販の風邪薬は飲んでもいい? せきでおなかが張る! パパが風邪ひいてピンチ!

 専門家監修
公開日:2016/11/19
更新日:2017/02/12
妊娠中の風邪Q&A。市販の風邪薬は飲んでもいい? せきでおなかが張る! パパが風邪ひいてピンチ!
監修
木下智恵先生
成城木下病院

乾燥するこれからの時期、妊婦さんは特に気をつけたい風邪。おなかの赤ちゃんのことを考えると、市販の風邪薬やうがい薬は使ってもいいのか、同居する家族が風邪をひいたらどうするべきかなど、気になることばかりです。そこで、風邪にまつわる妊婦さんが知りたいことをQ&Aにまとめました。

Q.市販の風邪薬を飲んでも大丈夫?

mak2016111904

A.安全性を考慮して、できるだけ飲まないこと
市販薬は成分が不明瞭で配合されているものがわからないので、できれば避けたほうがいいでしょう。特にインドメタシンや非ステロイド系を含んだ薬を飲むと胎児の動脈等の収縮をひき起こす場合があるため、赤ちゃんの血流が悪くなることもあるといわれています。

Q.薬に頼りたくないときはどうすればいい?

A.状態によりますが数日なら様子を見ても
薬をいやがる妊婦さんは多いもの。軽い風邪なら、2~3日様子を見てもいいでしょう。副作用の少ない漢方薬もありますし、産科医と相談しながら納得のいく治療法を見つけて。

Q.予防のためにうがい薬を使ってもいい?

A.したほうがいいと思えることは行って
うがい薬を使うこと自体はOK。ただウイルスに対するうがい薬の効果には、賛否両論あります。もちろん害があるわけではないので、使っても問題ありません。

Q.風邪ひきの家族とはどう接すればいい?

A.とにかくできるだけ距離を保つこと!
寝るときはもちろん、できるだけ離れているほうがいいでしょう。食器やコップも注意して同じものを使わないようにしましょう。かわいそうですが、一時的なことだとわりきって。

Q.風邪をひくとおなかの赤ちゃんも苦しいの?

mak2016111902

A.心拍数に影響するので熱とせきは注意が必要
通常の風邪なら、ほとんど影響はありません。ただし苦しいかはわかりませんが、熱が上がると赤ちゃんの心拍数が一時的に上がります。長びくせきがきっかけで喘息様発作が起こると、赤ちゃんに酸素が行かなくなるので注意!!

Q.せきをするとおなかが張りやすくなる?

A.予後に注意を要するケースもあります
せきをすると、腹圧がかかってしまいます。それが原因で、おなかが張りやすくなるというのは本当のこと。重いせきが長期にわたったり、切迫流・早産ぎみなど、産道や子宮口がしっかりしていない場合は特に注意が必要です。早めに医師に相談しましょう。

Q.切迫流・早産のママが風邪をひいてしまったら?

A.早めの対処で流・早産を予防しましょう
切迫症状が出ている場合は、流・早産につながる危険があるので早めの対処が大事。熱があるとおなかが張って症状を悪化させることがあるので、解熱鎮痛剤を服用したり、張り止めの量をふやすなどの処置をとります。

Q.漢方薬に即効性は期待できる?

mak2016111903

A.種類によって効果はさまざま
漢方薬にはたくさんの種類があります。そのため即効性のあるものもあれば、長期間、飲み続けないと効き目が出ないものも。妊娠中には適さないものもありますが、産科で処方される葛根湯や小青竜湯などは、比較的早く効果があらわれやすく、安全性が高い薬です。

出典 :Pre-mo(プレモ) 2016年11月号※情報は掲載時のものです

監修
木下智恵先生
成城木下病院
2001年、横浜市立大学医学部卒業。東京大学医学部産婦人科、順天堂大学医学部産婦人科勤務を経て2005年より現職に。専門は周産期学のほか、婦人科腫瘍、不妊症、月経異常。元気で気さくな1男2女のママドクターです。
成城木下病院

あなたにおすすめ

注目コラム