鈴木サチさん「育児オンリーじゃキツくなるのは当然。ママ自身の夢や目標があると、自然と自分時間も生まれます」~mama’s LIFE Vol.1 第3回~

鈴木サチさん「育児オンリーじゃキツくなるのは当然。ママ自身の夢や目標があると、自然と自分時間も生まれます」~mama’s LIFE Vol.1 第3回~

連載 MAMA'S LIFE Vol.1〜鈴木サチさん〜

鈴木サチさんといえば、モデルとしての活躍が印象的ですが、実は、ピラティス認定インストラクターやナチュラルフード・コーディネーター、ベビーマッサージ、アロマセラピーライフスタイリスト、ベジタブル&フルーツジュニアマイスターなど、数々の資格を生かした活動をされていることでも有名。育児と仕事の両立だけでもひと苦労なのに、資格を取得し、より知識を深めるための時間をどう作っているのでしょうか。mama’s LIFE 第3回目は、サチさんの時間管理術を教えていただきます。

「ひとつだけ」より複数同時進行のほうがうまくいく

「よく『どうしてそんなにパワフルに動けるの?』『資格をとるための勉強って、いつしているの?』と聞かれるけれど、もともと私は常に動いているほうがラクで、いくつかのことを同時進行で取り組んだ方がうまくいくタイプ。ほぼ毎日仕事などで外出していますが、1カ月に1日、どこへも行かず家事だけをする日を作っているんですね。でも気づいたら携帯を持ってソファに座ったまま時間だけが過ぎていて、結局何もできていなかったりする(笑)。仕事がある日のほうが洗濯機を3度回せたり、家事も育児もしっかりできるんです」

3年、5年先まで組まれた未来のスケジュール

サチさんの1日はおおまかに、①育児&家事の時間、②モデルの仕事やピラティスのレッスンなどの時間、③セルフメンテナンスや勉強などの自分時間に分けられます。サチさんはこの③の時間をこんなふうに生み出しています。

「私はいつも逆算して予定を組みます。たとえば朝の7時から雑誌の撮影があるとして、家を出る時間までに朝食づくりと掃除と、あと洗濯物は洗って乾燥機にかけるところまでいきたいとなると、3時半~4時には起きなきゃいけない。ということは、前日は夜9時か10時には子どもと寝て、そのためには夜ご飯を何時に食べて……。と目標地点に向かって逆算していきます」

やらなきゃいけないことを柱にし、それに沿って育児や家事の時間を決める仕組み。自分の行動をタイムスケジュール化することで、ムダな時間も省けるのだそう。

「それを1日(24時間)単位だけじゃなく、1週間単位でも組み立てます。その週の子どもの予定とか、仕事などしなきゃいけないことを優先して組み入れていくと、おのずと『この曜日のここはあいているな』『この日は勉強したいから、朝、子どもたちが起きる前に時間を作ろう』と、自分のための時間が見えてくるんです」

実はこのタイムスケジュール、月・年単位でもあり、そちらには「○○の資格を○年○月までにとる」「そのためには○月までにこの段階まで勉強をすすめる」など、3年先までびっしりつまっているとか。ざっくり5年先まである予定表は、自分と子どもたちの2つ用意されているそう!

「家族が最優先なので、もちろん予定通りにはいかないこともたくさんあります。今はピラティスのインストラクターの最終試験に年内に合格するのが、自分の直近の目標です。合格するためには、レッスンと勉強のために一定以上の時間を確保しないといけないので、それをどう作り出すかがポイント。これからは子どもたちにとっても習い事や小学校入学などで大事な時期がやってくるので、様子を見ながら予定を調整していくつもりです」

目標を実現するために欠かせないのが「リサーチ」

さらに、この目標を達成するために行っているのが、事前リサーチ。達成するにはどれくらいの期間でどれくらいの費用がかかり、それらを捻出するにはいつから準備をすればいいのかなどを徹底的に調査。ご自身が運営する子ども服のネットショップ「Biluce」の買い付けをイタリアでしたときにも、そのリサーチ力が発揮されました。

「今年の6月、買い付けのために家族で1カ月間イタリアに滞在したのも、2年前からの計画です。長期間になるので2年かけて仕事やその他のことを調整し、旅費や滞在費もなるべく安くすむよう、とことん調べて早めに予約。経費削減のため、金銭面もしっかり2年かけて準備しました。『イタリアに1カ月なんてセレブ!』『やっぱりモデルさんだからね』などと言われるけれど、そんな大金ポーンと出せません(笑)。 貯金のために実際は節約の日々です。モデルだからといって華やかな生活をしているわけではなく、仕事が終わればそのまま保育園へ子どもたちを迎えに行き、自転車に2人を乗せてスーパ-へ行き、店内を走り回る子どもたちを大声で注意して、家に帰ったらごはん作って、お風呂に入れて……と、いたってごくふつうの日々を送っていますから」

育児に悩んだら、まったく違うジャンルに目を向けて

「いくつかのことを同時進行でするほうが、1点集中より効率的に動ける」とおっしゃっていたサチさんですが、それは育児に対しても同じだと考えています。

「たとえばピラティスの勉強に集中したいときは、あえてナチュラルフード・コーディネーターの勉強もするというように、いくつかのことを同時に進めます。両方でうまく気分転換をしながら集中力を高めていく感じです。ひとつのことで達成感を得られると、それがもうひとつにもいい影響を与えるし、自信がつくと、もっともっと頑張ろうと思えるから。子育ても同じで、ひとつのことばかりではしんどくなるし、いつかはイヤになってしまうかもしれない。だからもし育児に悩んでいたり自信をなくしていたら、ママ自身の目標を持って動き始めると、自然と育児もいいサイクルにはまってくるかもしれませんよ!」

育児をしながら資格をとったり勉強をしたり、新たな世界が広がるのは素敵だけれど、目標達成までにはかなりの気力が必要な気もしますが……。

「自分が立てた計画通りに一歩一歩進めていけたら、結果はちゃんとついてくると思います。大きな最終目標のなかに、小さな目標をいくつか設定するのもおすすめ。そこをクリアするごとに自信をつけていけるので、必ずゴールに到達できます。ママだって自分の世界を持っていいのだから、堂々とやりたいことを見つけてほしいですね!」

第4回へ続きます

撮影/佐山裕子(主婦の友社写真課) ヘア&メイク/菊池かずみ(P-cott) 取材・文/長澤幸代


PROFILE
鈴木サチさん
1979年生まれ。10代よりモデルの仕事を始め、『ViVi』や『Ane Can』などの専属モデルとして人気を集める。2010年に第1子、2012年に第2子を出産。産後もファッション誌を中心に、広告やイベントにも多数出演。ピラティス認定インストラクターとして、ママ向けにレッスンを開催するほか、ベビーマッサージやアロマセラピーライフスタイリストなどの資格を取得。また子ども服のオンラインショップを運営、自ら買い付けを行うなど、多方面において活躍の場を広げている。
鈴木サチさんオフィシャルブログ 公式インスタグラム子ども服オンラインショップ「Biluce(ビルーチェ)」

この連載について

MAMA'S LIFE Vol.1〜鈴木サチさん〜

テレビや雑誌で活躍するあのママたちの育児の本音に迫る連載企画「mama’s LIFE」がスタート! おひとりめは、10代でモデルとしての活動を始め、結婚、出産をへて2児の母となった今もなお、多くのファッション誌などで活躍を続ける鈴木サチさん。モデル以外にもピラティスインストラクターなどさまざまな顔を持ち、常に新しい才能を開花させるパワフルなサチさんが、これまであまり語らなかった「出産・育児・自分」のことをお話ししてくれました。

最新の記事

鈴木サチさん「家族の中心はやっぱりママ。何よりもママが笑っているのが一番大切!」~mama' LIFE vol.1 第4回~

鈴木サチさん「育児オンリーじゃキツくなるのは当然。ママ自身の夢や目標があると、自然と自分時間も生まれます」~mama’s LIFE Vol.1 第3回~

鈴木サチさん「育児も仕事もうまくいかない! 悔しくて悲しくて大声で泣いた日」~mama's LIFE vol.1 第2回~

クリップ

あなたにおすすめ