妊娠中の風邪、おなかの赤ちゃんは大丈夫? 症状が長引く原因は?

コラム
公開日:2016/11/04
更新日:2019/03/15
妊娠中の風邪、おなかの赤ちゃんは大丈夫? 症状が長引く原因は?

妊婦さんは細胞性免疫が低下していて風邪などにかかりやすくなっています。この記事では、妊娠中の風邪について解説します。胎盤を通じて赤ちゃんに影響が出ることはないとされていますが、ママとしては気になるところですよね。ただし、風邪の症状に似ていて、母子感染を起こすウイルスもあるので、体に異変を感じたら早めに医師の診察を受けましょう。

風邪は通常2~3日でおさまるはずのもの

妊娠中、風邪にかかりやすい人が多いのは、ウイルスに対抗する細胞性免疫が低下しているためだと考えられます。
本来、風邪は鼻水、鼻詰まり、くしゃみなど、いわゆる感冒症状が主。慢性化する人は少なく、発熱があったとしても微熱程度。ゆっくり休養すれば2~3日で治るのが一般的です。風邪ウイルスが胎盤を通って胎児に影響を与えることはないので、軽度の風邪ならそれほど心配することはありません。

細菌感染は風邪の重症化の原因のひとつ

ただし、細菌感染を起こすと症状が長引き、重症化することがあります。症状が1週間以上続く場合は、細菌感染を起こしている可能性が大。
細菌感染によって上気道炎や気管支炎を起こすと、発熱やのどの痛み、せき、たんなどの症状が加わります。その場合は、ウイルスではなく細菌のみを殺すための抗生物質を処方します。
また細菌に感染していなくても、ウイルスの残骸が体内に残ってアレルギー反応を起こし、なんらかの症状が出る場合も。

先輩ママ体験談。妊娠中に風邪ひきました!

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風邪の症状に似ているホントにこわい母子感染ウイルス

トキソプラズマウイルス、サイトロメガロウイルスに感染すると、風邪と似た症状が出ることがあります。時間とともに症状はおさまりますが、こわいのはそれで終わりではないこと。特に皮疹が出た場合は要注意。これらのウイルスは母子感染を起こすので、まれに赤ちゃんに先天的な奇形を引き起こすこともあります。異変を感じたら、必ず医師の診断を受けて。

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お話/成城木下病院 産婦人科医 木下智恵先生 横浜市立大学医学部卒業。順天堂大学医学部産婦人科勤務を経て現職に。3児の母親であり、その経験を生かした親身な診療が人気です。
出典:Pre-mo ※情報は掲載時のものです。

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