鈴木サチさん「初めての出産は予想外の長丁場。乗り越えた達成感が母としての強さに」 ~mama’s LIFE Vol.1 第1回~

鈴木サチさん「初めての出産は予想外の長丁場。乗り越えた達成感が母としての強さに」 ~mama’s LIFE Vol.1 第1回~

連載 MAMA'S LIFE Vol.1〜鈴木サチさん〜

テレビや雑誌で活躍するあのママたちの育児の本音に迫る連載企画「mama’s LIFE」がスタート! おひとりめは、10代でモデルとしての活動を始め、結婚、出産をへて2児の母となった今もなお、多くのファッション誌などで活躍を続ける鈴木サチさん。モデル以外にもピラティスインストラクターなどさまざまな顔を持ち、常に新しい才能を開花させるパワフルなサチさんが、これまであまり語らなかった「出産・育児・自分」のことをお話ししてくれました。全4回の第1回目は、2人のお子さんの出産エピソードをお届けします。

陣痛開始から分娩台までの長い道のりに、家族のほうがグッタリ!?

2010年に第1子となる女の子を、2012年に第2子となる男の子を出産したサチさん。初めての出産は、はやる気持ちと想像以上の痛みで、なかなかスムーズにはいかなかったようです。

「出産した前々日の夜中から陣痛が始まり、その数時間後の明け方に病院へ行きました。そのときは陣痛の波が不規則だったし、出産までは時間がかかると先生に言われたのですが、ちょうど台風が近づいていて家に帰るのも危ないので、病院で過ごすことになったんです。だんなさんと母、姉の3人が寝ずに付き添ってくれるなか時間だけが過ぎていき、ついに夜に。みんなヘロヘロ状態だったので、体力回復のためいったん夜9時くらいに家に帰ってもらいました」

なかなか赤ちゃんが出てこない! 分娩台でまさかの寝落ち!

その後、サチさんひとりになってから陣痛はだんだん激しく。でも「呼び出して、また出産まで待たせるのは申し訳ない」と、数時間は連絡せず痛みに耐えたそう。夜中の1時ごろ、陣痛をこらえるために握ったベッドの柵が、ガタガタと音を立てて揺れるくらいになったところで「いよいよだから!」とご主人に電話。3時くらいには陣痛が本格的になったものの、子宮口が10㎝開くまでには、そこからまた5~6時間かかったとか。

「やっと朝の9時くらいに分娩台に乗ったのですが、2、3回いきんだとき『無理無理、耐えられないかも! 』と直感的に思いました(笑)。あまりの痛さで覚えていないのですが、立ち会っていただんなさんに、『痛すぎるからちょっと家に帰って考えたい』ということを無意識のうちに言っていたみたいです(笑)。でもそのとき覚悟したんですよね、『これは終わるまで逃げられない痛みだ』って」

出産で一番大変だったのは「いきみ」だったと振り返るサチさん。陣痛に耐えるよりも、うまくいきむことのほうがしんどかったそう。

「痛みをすべて表に出すというか、いきむのは難しくて大変でした。陣痛の波が来ると自分の声じゃないような、『ぬぅぅぅぅおおおぉぉぉぉ!!』という獣のような声が出ちゃうし、いろんなことにビックリ。分娩台に乗っているときは、この世のものとは思えない痛みが襲ってきて、少しするとその波がすーっと引くのを繰り返すのですが、その落差がすごいんです。陣痛がおさまる瞬間があまりにも心地よすぎて、ついには陣痛の合間に寝てしまったくらい。数秒寝て次の陣痛でハッと目覚めるといった、寝落ちといきみを交互にしていた感じですね(笑)」

先生の「次のいきみで決めますよ!」の声で力をふりしぼり、やっと出会えた赤ちゃんは、体重3700gのビッグベビー。看護師さんもみんな「大きいっ!」と声を出しまうほどだったそう。

「出産が終わった瞬間、これだけ長時間かかって心身ともにきつかったのに、『次も産めるな』って思ったんです。これって、お産を終えた達成感があったからなんですよね。痛みを乗り越えたことで人として強くなれたと思うし、私でもできるっていう、母としての自信がついたのかもしれません」

必要以上に怖がらず、痛みの先に待っているものを楽しみにして

「1人目で長時間のお産を経験しているから、2人目は余裕でしたね。あれよあれよという間に子宮口は10cm開いて、自分で歩いて分娩台まで行き、自力で乗ったくらいですから。ただ、分娩台に乗るのが早すぎて、『まだお産の準備ができていないから、1回降りてください』って先生に言われちゃいました(笑)」。

分娩台に乗ってからは数分間で5回ほどいきみ、無事に男の子を出産。2回ともご主人立ち会いでの出産でした。

「早く生まれたね、ってだんなさんを見たら泣いているんです。『サチがつらそうにしているのに、俺が代わってやれなくて』って。本当は1人目のときも涙が出てきたらしいのですが、私の前では必死でこらえていたみたい。人生で1度か2度しかない経験だから、自分の目でしっかり見たいと、2回とも立ち会ってくれたのはいい思い出ですね」

もし次の出産もあるなら、水中出産や無痛分娩も経験したいというサチさん。これから出産をひかえているプレママたちへは、「痛みを楽しんでほしい」とのメッセージも。

「出産は怖いし、いくら心強いアドバイスを受けても、やっぱり不安になるものです。私も分娩中はあまりに痛すぎて笑ってしまったくらいだったし、もう無理って何度も思いました。でもそれって修行のような感じで、終わったあとの達成感はすごい! 今まで感じたことのない痛みの先には、それ以上の充足感があって、それを経験することで、母として人としてひと回りもふた回りも大きくなれる。これから出産をひかえているプレママさんたちも必要以上に怖がらず、お産を楽しむくらいの気持ちでいてほしいですね」
第2回へ続きます
撮影/佐山裕子(主婦の友社写真課) ヘア&メイク/菊池かずみ(P-cott) 取材・文/長澤幸代


この連載について

テレビや雑誌で活躍するあのママたちの育児の本音に迫る連載企画「mama’s LIFE」がスタート! おひとりめは、10代でモデルとしての活動を始め、結婚、出産をへて2児の母となった今もなお、多くのファッション誌などで活躍を続ける鈴木サチさん。モデル以外にもピラティスインストラクターなどさまざまな顔を持ち、常に新しい才能を開花させるパワフルなサチさんが、これまであまり語らなかった「出産・育児・自分」のことをお話ししてくれました。

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PROFILE
鈴木サチさん
1979年生まれ。10代よりモデルの仕事を始め、『ViVi』や『Ane Can』などの専属モデルとして人気を集める。2010年に第1子、2012年に第2子を出産。産後もファッション誌を中心に、広告やイベントにも多数出演。ピラティス認定インストラクターとして、ママ向けにレッスンを開催するほか、ベビーマッサージやアロマセラピーライフスタイリストなどの資格を取得。また子ども服のオンラインショップを運営、自ら買い付けを行うなど、多方面において活躍の場を広げている。
鈴木サチさんオフィシャルブログ 公式インスタグラム子ども服オンラインショップ「Biluce(ビルーチェ)」
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