つわりについてドクターに聞きました! つらいときの過ごし方、病院へ行くレベルとは?

コラム
公開日:2016/10/23
更新日:2019/10/08
つわりについてドクターに聞きました! つらいときの過ごし方、病院へ行くレベルとは?

いつ終わるかわからないつらい「つわり」。病気ではないとはいえ、何カ月もがまんするのは本当に大変です。ドクターにつわりに関する基本知識と対処法について伺いました。また先輩ママには、つわりがいつ始まっていつ終わったのかアンケートしました!

先輩ママに聞きました。つわり、どうでしたか?

■つわりはあった?

あった……79%

なかった……21% 約8割の人がつわりを経験。つわりがまったくなくても、医学的には問題ないといわれています。

■つわりが始まったのはいつ?

4週……8%

5週……27%

6週……13% 7週……14% 8週……16% 9週……19% 10週……3% 早い人は4週から、遅くても9週には始まっているよう。つわりで妊娠に気づく人も。

■いつまでつわりがあった?

12週……4% 13週……7% 14週……5% 15週……4% 16週……11% 17週……25%

5カ月……46%

6カ月…18% 7カ月以降……5% 半数近くが妊娠4カ月の終わりごろまでにおさまり、5カ月には大半の人がつわりを卒業。でもなかには出産まで続く人も。

先生教えて! つわりのあれこれ

Q.つわりになるのはなぜ?

原因についてはまだ明確には分かっていませんが、ホルモンバランスの急変が影響しているという説が一般的です。これは、妊娠すると妊娠を維持するためにhCGなどのホルモンが急激にふえ、妊娠後の分泌量のピークとつわりの症状のピークが重なりやすいため。また、hCGはつわりの主な症状である吐き気を引き起こすといわれています。さらに、hCGは自律神経にも影響を及ぼすことが多く、眠けやめまいなどの症状があらわれる場合があります。

Q.個人差があるのはなぜ?

水すら飲めないほどの重い症状の人もいれば、妊娠前と体調がほとんど変わらないと感じる人もいてつわりの症状は人それぞれ。つわりに個人差がある理由も、まだ医学的には解明されていませんが、おなかの赤ちゃんひとりひとりの個性が違うからでは、と考えられています。そのため同じご夫婦から生まれたきょうだいでも症状が異なります。おなかの赤ちゃんの個性が違うようにママの体調の変化や症状の表われ方にも個性があるのでしょう。

Q.いつからいつまで続くもの?

ほとんどの方が妊娠2~5カ月の間で、3~4カ月に症状のピークが来たといいます。胎盤が出来上がる妊娠5か月ごろにはたいてい落ち着いてくるはずです。ただし、産むまでずっと気持ちが悪かったという人もまれにいます。

Q.どんな症状があるの?

水でも吐く、空腹だと気持ちが悪いため食べ続ける、船酔いや二日酔いのような気持ちの悪さは典型的な症状。おなかの赤ちゃんに優先的に血液を送るため血液量も変化し、自律神経がうまく働かなくなる場合があり、だるさやくらくらとめまいがするといった症状も。
さらに、ホルモンバランスの変化にはじめての出産への不安感も重なってイライラしたり、気持ちが落ち込むというもの症状のひとつです。

Q.つわりのときに気をつけたほうがいいことは?

嘔吐を繰り返すと水分不足になりがち。少しずつでも水分をとるように心がけてください。炭酸ドリンクなどはスッキリしますが、飲みすぎるとおなかがふくれて、かえって苦しくなるので注意しましょう。食べたり飲んだりするときは「一気に」ではなく、「少しずつ」胃に入れるようにしてください。

Q.どんな栄養をとるべき?

ビタミンB群には吐き気を抑える働きがあるので、ビタミンB群が豊富な食べ物、例えばバナナや豚肉、卵などをとるようにしましょう。しょうがはとりすぎると腹痛や下痢を起こすこともありますが、適度にとることでつわりの症状を軽減できます。

Q.つらいとき、どう過ごせばいい?

できるだけ座ったり、横になって休みましょう。規則正しく、睡眠もしっかりとるように。事情が許せば、寝られるだけ寝ても大丈夫です。症状は変化し、少しずつラクになります。いつかわ終わるので1週ずつ乗り越えていきましょう。

Q.病院に行くレベルのつわりって?

水でも吐いてしまう場合、飲食がまったくできずに体重がへり続けてしまい、脱水症や栄養失調になってしまうことが心配されます。水分がとれない、体重が10%以上へった、トイレに行く回数が極端に減った、という方は検診以外でも受診しましょう。病院では電解質、糖質、ビタミンB群などの点滴を行い、吐きけどめの薬を入れる場合もあります。

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お話/成城木下病院 産婦人科医 木下智恵先生 横浜市立大学医学部卒業。順天堂大学医学部産婦人科勤務を経て現職に。3人の子どもを持ち、3回の妊娠すべてでつらいつわりを経験する。自身の経験をふまえたアドバイスでも評判。
出典:Pre-mo ※情報は掲載時のものです。

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