1歳でおむつなし育児が成功する7つコツ

 専門家監修 2017/02/12更新

監修
津田塾大学国際関係学科教授
三砂ちづる先生
京都薬科大学卒業。ロンドン大学Ph.D.(疫学)。専門は疫学、母子保健。

1歳でも0歳でも、赤ちゃんにとっていちばん気持ちがよいのは、何も身につけず、「すっぽんぽん」で一日過ごすことだと思います。おむつの中でおしっこやうんちをするのを当たり前のことにしない、という育児法として注目されている「おむつなし育児」。ずっとおむつなしでいるわけでなく、多くのお母さんたちは、おむつを上手に使っています。ふだんはおむつをつけていて、「おしっこしたそうだな」と思ったら、できるだけ早くおむつをはずしてトイレやおまるにささげる(「ささげる」は、赤ちゃんをうしろから抱えて排泄しやすい体勢にすること)という方法をとっているのです。

おむつをはずす3つのパターン

おむつなし育児の進め方は、どれくらいの頻度でおむつをはずし、トイレやおまるでキャッチしてあげるかで変わってきます。大きくわけると、以下の3つに分類されます。

パターン1 「一日中おむつの外」にトライしてみる!

夜も含めて一日中、なるべく赤ちゃんにトイレやおまるで排泄させてあげる方法です。生後間もない時期から始めることが多いですが、月齢が進んでも大丈夫。お母さんが、より多くの時間、赤ちゃんの排泄に意識を向けているので、早い時期から、赤ちゃんの「おしっこやうんちがしたいよ」という欲求を敏感に感じとることができるようになります。

パターン2 「パートタイム」でマイペース

一日の中で時間に余裕のあるときだけ、おむつの外で排泄させます。たとえば、朝だけ、授乳後だけ、夕方の1~2時間だけなどといった感じでマイペースで。うんちは、午前中や朝の授乳後など、おしっこに比べて出るタイミングがわかりやすく、キャッチしやすいというお母さんも多いもの。わが子のうんちタイムを見計らって、おむつをはずしてみることもコツです。

パターン3 「ときどき」試して、ゆる~く

「パートタイム」よりも、もっと少ない頻度でおむつをはずして、おしっこやうんちをさせます。一日1回、週に数回など、回数は気にせず、自分のできる範囲ですることがポイントです。余裕がある休日などは、はずす時間を延ばすのもよい方法です。おむつをつけているときは、汚れたらこまめにとりかえるなど、細かいケアを忘れずに。

さっそく、1日1回おむつをはずしてみましょう!

「いままで100%おむつ生活でした!」という初心者ママにこそためしてほしいおむつなし育児。7つのポイントをおさえてトライ!

1 首がすわってきたころが始めどき

首がすわる前でもできますが、産後疲れもあるお母さんが、首の不安定な赤ちゃんにおむつなし育児をするのはむずかしい場合もあります。そのようなときは無理をする必要はなく、赤ちゃんの首がすわって、お母さんの体調が整ってから始めても遅くはありません。生後2~5カ月ごろは赤ちゃんがあまり動かないので、始めるタイミングとしてちょうどよいといわれています。すでに上の子でおむつなしを経験しているなら、生後すぐ始めてもよいでしょう。

2 特に準備しなければいけないものはありません

おまるがあると便利ですが、なくても大丈夫。トイレや洗面所、風呂場で、自宅に庭がある場合は庭で、ささげている人もいます。洗面器やボウル、プラスチック製密閉容器などをおまるがわりに使ってもよいのです。おもらしされるのが不安なら、防水シートを敷く、なければ大きめのビニール袋やビニールシートなどを敷いてもOKです。

3 まずは「やり手水」をしてみましょう

おしっこをしてもしなくてもかまわないので、おまるやトイレに向けて赤ちゃんの体をささげてあげて。昔から日本では、これを「やり手水(ちょうず)」(「手水」はトイレ、排泄のこと)と呼んでいました。

4 「シーシー」などの合図を出して

赤ちゃんを、おまるやトイレにささげながら、お母さんは、「シーシー」(おしっこの場合)、「ウーン」(うんちの場合)などと言って、合図を出してあげます。この合図は、お母さんの言いやすい言葉でかまいませんが、一般的には、おしっこは水の音を連想させるものが適しています。このとき、「出ても出なくてもいい」といったお母さんの姿勢が大事。あまり長い時間がんばらず、「出ないな」と思ったら、さっさと切り上げましょう。

5 2~3時間ごとに繰り返してみます

2~3時間ごとなど、時間を決めておむつをはずしてみるのもひとつの方法です。あるいは、午前中の授乳のあとにうんちする赤ちゃんなら、そのころを見計らうなど、昼寝や授乳などを目安にはずしてみても。いちばん大事なのは、赤ちゃんがおむつをつけていない状態に、お母さんが慣れることなのです。

6 排泄のしぐさやタイミングがわかってきます

おむつをはずしてみると、排泄の間隔がわかってきて、“赤ちゃんは、おしっこを四六時中しているわけではない”ことが実感できます。数週間から数カ月続けてみると、「そろそろしそう」というタイミングや、足をもぞもぞするなど、その子なりの「おしっこしたいよ」というしぐさに気づくこともできます。

7 うまくいったときの、赤ちゃんの表情を観察!

うんちやおしっこのしぐさやタイミングがわかってくれば、日ごろはおむつをつけて、「しそうな時間」「したそうだな」と思ったらおむつをはずし、おまるやトイレにささげてみましょう。うまくいったら、そのときの赤ちゃんの表情をよく見てください。おむつから解放された空間で排泄する気持ちよさを味わった赤ちゃんは、本当にうれしそうな表情を浮かべるはず。お母さんも思わずニッコリです!

10分でもいいから、布おむつやパンツにトライ

赤ちゃんのおむつをはずすことにお母さんが慣れてきたら、10分でも半日でもかまわないので、「すっぽんぽん」「布おむつ」「綿パンツ」にトライしてみてください。おしっこやうんちが出たことが、本人にもわかるような状態にすることがポイントです。赤ちゃんが気持ちよさそうであれば、少しずつ時間を延ばして過ごしてみましょう。布おむつや綿パンツだと、“自分の体からおしっこやうんちが出ていることに気づく”ことができます。それによって「おしっこが出そう・出ている」といった感覚も養われていきます。
それ以外のときは、もちろん紙おむつでも大丈夫です。ただし、最近の紙おむつは性能がよすぎて、赤ちゃんやお母さんが、おしっこやうんちが出たことに気づきにくいという面もあるようです。

お話/

イラスト/植木美江
出典:五感を育てる おむつなし育児
※情報は掲載時のものです。


 Milly編集部から

記事内のリンクには一部外部サイトに遷移するものが含まれています。
最近、格安で出品されている商品が実際には届かないなどのトラブルも報道されていますので、商品を購入される際は十分ご注意ください。



関連記事 もっと見る