逆子だとお産はどうなる!? 帝王切開?それとも自然分娩できるの?

 専門家監修
公開日:2016/10/08
更新日:2017/02/12
逆子だとお産はどうなる!? 帝王切開?それとも自然分娩できるの?
監修
小島俊行先生
ミューズレディスクリニック院長

おなかの赤ちゃんが逆子のまま直らなかった場合、お産が帝王切開になるか自然分娩かの判断時期は36週ごろ。この時期に逆子なら、帝王切開になることが多いようです。施設の方針などによっても違うため、主治医に説明を聞き、納得のいく選択をしましょう。

経膣分娩だと頭が最後に出てくるので危険な場合も

頭位で経膣分娩するときは、体の中でいちばん大きな頭から出るので、続いて体もスムーズに出てきます。しかし逆子で経膣分娩をすると、いちばん大きな頭が最後に出るため、子宮口が十分に広がらず、赤ちゃんが危険な状態になるケースもあります。こうしたリスクを回避するために、逆子の場合は、あらかじめ帝王切開でのお産が選択されることが多いです。

お産の方法は、医師と相談。納得して選択を

逆子で、お産が経膣分娩になるか帝王切開になるかは、逆子になっている原因、赤ちゃんの体の大きさ、骨盤の形や骨盤と赤ちゃんの頭の大きさのバランスなどから判断されます。施設によっては、逆子すべて帝王切開、という方針をとっている場合もあります。どちらの方法を選ぶにしても、主治医と十分に話し合い、納得したうえで選ぶことがたいせつ。医師の説明に納得できない場合は、セカンドオピニオンを求めるのもよいでしょう。

経膣分娩を希望するなら、緊急帝王切開もできる施設で

逆子で経膣分娩を希望する場合は、逆子の経膣分娩の経験が豊富な医師と、よく相談してください。いざというときに、緊急帝王切開に切り替えられる態勢がとれるかも確認しましょう。経膣分娩で特に心配なのは陣痛の前に破水してしまう「前期破水」です。破水に伴って臍帯下垂や臍帯脱出(へその緒が赤ちゃんよりも先に出て圧迫され、危険な状態になる)が起こる心配があるからです。陣痛の前に破水すると、帝王切開になる場合が多いです。また、お産のときは、なるべく最後までいきまないことも大事。産道が十分に広がらず、頭が出にくくなるからです。

出典 :Pre-mo(プレモ) 2016年08月秋号※情報は掲載時のものです

監修
小島俊行先生
ミューズレディスクリニック院長
東京大学医学部卒業後、産婦人科入局。埼玉医科大学、焼津市立病院産婦人科部長を経て、米国スタンフォード大学留学。2004年より三井記念病院 産婦人科部長を経て、2017年より現職。専門は母子感染で、感染予防認定医。

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