逆子になったら知っておきたいこと。逆子のとき赤ちゃんはどんな状態?

コラム
公開日:2016/09/26
逆子になったら知っておきたいこと。逆子のとき赤ちゃんはどんな状態?

妊娠中1回でも逆子になる人の割合は20%と、実は意外と多い「逆子」。直るのか、お産はどうなるのかが気になるところですが、まずは逆子のときの赤ちゃんの状態についてお勉強しておきましょう。

逆子とは「赤ちゃんの頭が上でおしりや足が下になっている」状態

胎内での姿勢は、赤ちゃんの頭が下で足が上を向いている「頭位」、赤ちゃんの頭が上にあって、おしりや足が下にある「骨盤位」、子宮の中で横たわっているような姿勢の「横位」に大きく分けられます。胎児の92%が頭位で、出産のときもそのまま頭から生まれてきます。骨盤位が、いわゆる逆子と呼ばれる姿勢です。

逆子は妊娠28週ごろまでなら自然に直ることが多い

妊娠28週ごろまでは胎児も小さく、体の大きさに比べて羊水がたっぷりあるので、子宮の中をクルクルと向きを変えて自由に動き回っています。ですからこの時期までの超音波検査で「逆子ですね」と言われても、「=逆子のまま出産」になるわけではありません。多くの赤ちゃんは出産が近づくにつれて、頭を下にした姿勢をとるようになります。また妊娠後期まで逆子でも、あるとき、急に頭位に戻ることもあります。最終的に逆子のままお産になるケースは5%ぐらいです。妊娠35~36週になっても逆子の場合は、経膣分娩にするか帝王切開にするか、最終的な方針を決め、出産となります。

逆子なるほどDATA

●妊娠中1回でも逆子になる人の割合は、20%ぐらい
●逆子になりやすい時期は、胎動が活発な20~28週
●30週ごろ以降は動きにくくなるため直りにくい
●逆子のままお産になる人は5%

逆子(骨盤位)の赤ちゃんはどんな姿勢をしているの?

<頭位の赤ちゃん>

mak2016092602頭を子宮口に向けた姿勢で、おしりや足は上。お産のときもこのままの姿勢で頭から出てきます。ほとんどの赤ちゃんはこの姿勢です。

<骨盤位の赤ちゃん>

mak2016092601お母さんのおなかの中で、頭が上、おしりや足を子宮口のほうに向けた姿勢です。逆子になっている原因や赤ちゃんのおおきさなどによって、経膣分娩できる場合と帝王切開になる場合とがあります。

「逆子」でも、足やおしりの位置によって呼び方が違います

<単殿位>

mak2016092605おしりが下になって、両足を上に持ち上げるような姿勢のこと。赤ちゃんがおしりから出てくるケースが多いので、経膣分娩できる可能性が高いといえます。

<複殿位>

mak2016092603ひざを曲げて、おしりと足が下にある姿勢です。両足が下にある「全複殿位」と、片足は下、片足は上に上げた「不全複殿位」とがあります。

<膝位>

mak2016092604ひざを曲げて、両ひざがいちばん下にあるようなポーズ。まれに片足が後ろに、もう片足が前にある「不全膝位」という姿勢の場合もあります。

<足位>

mak2016092606両足を下に伸ばしたポーズ。帝王切開になる確率の高い姿勢です。

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お話/三井記念病院 産婦人科部長 小島俊行先生 東京大学医学部卒業後、産婦人科入局。埼玉医科大学、焼津市立病院産婦人科部長を経て、米国スタンフォード大学留学。2004年より現職。専門は母子感染で、感染予防認定医。
出典:Pre-mo ※情報は掲載時のものです。

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