「おしるし」「破水」「陣痛」があったときの対処法とは?

コラム
公開日:2014/02/23
更新日:2018/05/09
「おしるし」「破水」「陣痛」があったときの対処法とは?

お産はいつ、どんなふうに始まるのでしょうか? いざというときにあわてないよう、しっかり知っておきましょう。一般的には、「おしるし」「破水」「陣痛」がお産のスタートサインといわれています。ただ実際に、いつ、どのようにお産が始まるかは人それぞれで、予測はできません。

おしるしがあったときの対処法は?

お産の始まり

おしるしとは、もともと閉じている子宮の出口が開いてくるために、子宮の内側の壁と、赤ちゃんを包む卵膜にずれが生じて出血が起こること。お産が近づいたサインとはいわれますが、数日後に陣痛がくることもあれば1週間後になることもあり、おしるしがないという人も多くいます。おしるしだけで、とくにほかの症状がない場合は、あわてて病院に行くことはありません。「そろそろだな」と心の準備をして、陣痛がくるのを楽しみに待ちましょう。

破水したときの対処法は?

破水とは、赤ちゃんを包む卵膜が破れ、羊水が流れ出てくること。本来は子宮口が全開大近くになったときに起こりますが、お産が始まる前に起こることもあります(前期破水)。破水したら、大きめのタオルなどをあてて、タクシーか家族の運転する車ですぐに病院に行くことが大切です。救急車を呼んだり、自分で車を運転したりすることはやめましょう。また、バイ菌などが子宮内に入り込み、感染症を起こすおそれがあるため、破水してからのシャワーや入浴はNGです。

破水した場合は、感染症を予防するためにも入院して経過を観察します。多くのケースでは24時間以内に自然に陣痛がきてお産になりますが、自然に陣痛がこない場合は、陣痛促進剤などを用いてお産をうながす処置をおこなうこともあります。

破水に気づかないことも・・・

バシャッと大量に破水した場合はすぐにわかりますが、なかには高位破水といって、子宮の上のほうが少しだけ破れることもあります。その場合、羊水が少ししか出ずに尿もれなどと区別しにくいことや、気づきにくいこともあります。迷ったり、何かおかしいと感じたときは、必ず病院に連絡しましょう。破水に気づかずに感染症を起こしてしまっては困りますし、破水かどうかは検査すればすぐにわかります。受診して、破水でなかったとしても、恥ずかしいことはないので心配しないで。

陣痛ってどんなもの?

お産の始まり

お産の始まりとして、もっともポピュラーなのが陣痛です。お産が近づくと、前駆陣痛(陣痛の練習のようなもの)という、お産の前兆としての軽い子宮収縮を感じる人も多いようです。「前駆陣痛と本物の陣痛、区別がつく?」「陣痛に気づかなかったらどうしよう」と聞かれることがありますが、大丈夫、必ずわかります。通常、初産なら陣痛が始まってからお産まで15時間ぐらいかかるので、陣痛が始まったからといってあせることはありません。

陣痛がきたら時間間隔を測って

「陣痛かも」と思ったら、1時間くらいは時計を見ながら間隔を測り、10分間に1回、あるいは1時間に6回痛みがくるようになったら、病院に連絡しましょう。ただ、経産婦さんで前回とても早いお産だった人や、切迫早産で入院していた人などは、予想以上に早くお産が進むこともあります。そういう場合は、たいてい事前の健診で、お産のスタートサインが見られたら早めに受診するよう指示が出ているはずなので、忘れずに連絡を。

いざ陣痛がくると、お産への不安で緊張してしまう人も多いようです。ただ、緊張するとよけいに痛みを強く感じたり、お産の進みを妨げたりしてしまうこともあるため、あまりこわがらないで。多くのお産は時間をかけて進むので、最初からいきなり強い痛みがくるケースはまれです。最初は生理痛のような弱い痛みから始まり、だんだん強くなりますが、陣痛は波のある痛みなので、どんなにお産が進んでも、必ず「痛くない時間」があるのです。それを忘れず、赤ちゃんと会える瞬間を楽しみに、なるべくリラックスしてそのときを待ちましょう。

CHECK! 何からスタートしても、あわてない

陣痛

10分間隔、もしくは1時間に6回の陣痛がきたら、お産の始まりと考えられています。あせらず病院に連絡して。

おしるし

おしるしのあと、数日~1週間でお産になることが多いようです。ただ、おしるしがないこともあります。

前期破水

陣痛の前に破水が起こることも。あわてず、大きめのタオルなどをあてて病院へ。シャワーや入浴はNGです。

お話/成城木下病院
木下智恵先生
出典:「Pre-mo(プレモ)」イラスト/ハセガワ・アヤ
※情報は掲載時のものです。

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