名前の語感が子どもの性格を決める!? 音のイメージが持つ力とは

コラム
公開日:2016/07/28
名前の語感が子どもの性格を決める!? 音のイメージが持つ力とは

パパとママがたくさん考えて悩んで、「こんな子に育ってほしい」という思いを込めて贈られる名前。しかし名前には、意味とは別に名前を呼んだとき呼ばれたときに浮かぶイメージがあります。その不思議な力について、感性アナリストの黒川先生に伺いました。

タケシとヒロ、しかられているのはどっち?

ことばには、意味を超えた不思議な力があります。たとえば、タケシくんとヒロくん。しかられている子どもはどちらでしょうか。なんとなく、タケシくんが元気な男の子で、けんかっ早く、おしりをたたかれているようなイメージが浮かびませんか。ヒロくんにはミステリアスな雰囲気があり、つい甘やかしたくなりませんか。きっとモテるタイプでしょう。シュンスケくんだったら機敏なアスリート系、リョウくんはクールなアーティスト系、マナブくんはウンチクのある学者系……。名前を言った瞬間、名前の主の性質をも彷彿とさせる、これが「名前の語感力」です。脳裏に浮かぶイメージのほとんどの理由は、発音した際に口腔内で起こる「発音体感」によるものです。

音にはそれぞれイメージがある

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音は、発するときの口腔、息、唇、喉の使い方で脳にイメージを及ぼします。口腔の開きかたの違う母音に、子音が質感をプラス。漢字のもつ意味よりも、小脳経由の音の効果のほうが意識に早く届きます。

呼び名には性格を方向づける力がある

「タケシ」の語感は、舌の破裂音の「タ」、喉の破裂音「ケ」、前歯を強く擦る音「シ」。舌打ちと威嚇の音韻が続くために、周囲を緊張させ、名前の持ち主に何か小言を言いたくなる気分にさせます。日常的によく注意されるため、タケシくんはタフでめげない男の子に育ちます。男の子らしく育てる呪文とも言えるでしょう。名前には、性格を方向づける「魔法」があるのです。

名前を呼ばれるたび、その「期待」にこたえようとする

「タケシ」と呼ばれると注意したくなり、「ヒロ」と呼ばれると甘やかしたくなるのは、発音体感によるもの。その名前で呼ばれるたび、暗黙の期待感にこたえようと振る舞い、育っていくことになります。

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お話/感性アナリスト 黒川伊保子先生
ネーミング分析などを行う「感性リサーチ」代表、脳科学コメンテーター。人工知能の研究に携わったのち、脳と言葉の研究を始める。語感分析の第一人者。
出典:Pre-mo2016年秋号
※情報は掲載時のものです。

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