赤ちゃんとの添い寝、いつまでする? 「ひとり寝」って何才からさせるもの?

コラム
公開日:2016/04/04
更新日:2016/08/25
赤ちゃんとの添い寝、いつまでする? 「ひとり寝」って何才からさせるもの?

欧米では、子どもは生後すぐひとり別室に寝かされますが、日本では乳幼児の9割以上が親と同室で寝ています。これまでに家族の寝方を30年以上も調査・研究してきた篠田有子先生は、「赤ちゃんにとって、お母さんとの添い寝は精神的な成長にとてもいい影響をもたらします」と乳幼児期の添い寝をすすめるいっぽう、「添い寝が長過ぎると、子どもは甘えが抑制できず自己中心でわがままな子になりがちです。できれば4才くらいからひとり寝を」ともおっしゃいます。なぜ4才からの「ひとり寝」がいいのか、またひとり寝の準備として乳幼児期にできることは何なのか、お話をおうかがいしました。

自我の形成が進む4~5才は、社会性を育てるいい機会

「4~5才は言語を習得して知性も発達し、自我の形成が進む時期です。そのころになると、子どもは母親から心身ともに分離を始め、自分で新しい環境に溶け込もうとします。その中で自分や他人の状況を考えながら行動しようとするのです。これは第二の自我、社会的自我と言い、それが育つ時期にあたります。そのようなときにひとり寝を始めることで、自分の居場所が確立し、ひとりの人間として自立できるようになるのだと思っています。

もちろん、暗闇のなかひとりで寝るのはとても寂しいし不安です。しかし、誰にも頼れない状況を克服することで、自分のことを自分でする責任感、人を気づかう共感の心、自立心などの社会性が育つのではないでしょうか。

また、子どもとは別に夫婦が同じ部屋で寝ることで、「ママは自分だけのママではなく、パパにとっても大事な人」ということに気づきます。これは夫婦関係のみならず、親子のけじめをつけるためにも大切なことなのです。

4才でのひとり寝を実現させるために今できることは?

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まず0~3才のうちは、添い寝でしっかり親子の信頼関係を築いておくのが大事です。親に甘えることができた『愛』の記憶があれば、父母と離れている不安や恐怖にも耐えられますし、自立心が育つ原動力にもなります。

また、添い寝をしている間に、絵本を読んだりお話を聞かせたり、子守唄を歌うといった親子のお休み前の時間をぜひ持ってください。すると、ひとり寝になってから、これらのなかのお気に入りをお休み前の習慣として自分で活用するようになります。もちろんひとり寝を始めてからも、寝つくまではそばにいてあげて、「大好きだよ」など言葉がけをしてあげてくださいね」

お話/教育学博士 篠田 有子先生
東京大学教育学部卒。
過去に、日本女子大学家政学部児童学科講師、日立家庭教育研究所教育研究委員、東京都武蔵野市教育委員会委員長を務める。
日本とアメリカで3児の子育て経験をもつ。
著書に「母と子のアメリカ—幼児教育の未来をさぐる」(中公新書)「子どもの将来は『寝室』で決まる」(光文社新書)など。

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ドイツ生まれの「ウォーリーイーター」は、名前の通り、不安や悩み事を食べてくれるお守りぬいぐるみで、欧米のママたちの間ではすでに大人気のキャラクター。「ひとり寝を始めたばかりのころなど、『やっぱりうちの子、ひとり寝は無理かしら』と悩んでいるお母さんにおすすめです。ウォーリーイーターがそばにいることで、安らぎと心の落ち着きが得られ、ひとり寝を始めたお子さんの、力強いサポーターになってくれるでしょう」
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取材・文/長澤幸代

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