破水?尿もれ?の見分け方からお産の始まりをプロが解説

コラム
公開日:2016/02/10
更新日:2016/10/24
破水?尿もれ?の見分け方からお産の始まりをプロが解説

突然の破水からお産がスタートすると、わかっていてもあわてた!という先輩ママ多数。いざというときのために、破水から入院までの流れを覚えておきましょう。破水と尿もれの見分け方や羊水の色などの疑問も、ドクターに伺いました。

突然の破水にもあわてない! 覚えておきたい入院までの流れ

1. まずナプキンやタオルを当てる
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そのままだと下着や服が汚れてしまうので、生理用ナプキンを当てましょう。破水の量が多い場合は、夜用など吸収量の多いナプキンを使って。外出先などでナプキンがなかったら、清潔なタオルでもOKです。

2.産院に連絡して指示をあおぐ
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カルテ番号や出産予定日、初産か経産か、妊娠中に特別なことがなかったかなどのほか、「いつから破水しているか」「羊水の色」を伝えます。こちらからも、産院へ向かう際の注意点があるか、聞いておきましょう。

3.入浴はNG! それ以外の準備をする
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卵膜が破れた箇所から、赤ちゃんに細菌が感染する可能性があるため、入浴やシャワーは絶対に禁止です。これから始まるお産にそなえて、消化のよい食事をとり、トイレをすませておいて。

4.いざ、お産入院!
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移動が最小限ですむよう、車で向かいましょう。大きく体を動かすと羊水がもれ出てくることもあるので、念のため腰回りにバスタオルを巻き、座席にもバスタオルを敷きます。破水かどうか迷って受診する場合も、念のため入院バッグを持参して。

これって大丈夫? 羊水の色を確認

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羊水は通常、淡い黄色ですが、おしるしが混ざると茶色っぽかったり、うすいピンク色になることも。赤ちゃんが苦しいと羊水に便が混じってみどり色になります。出産よりも前に子宮壁から胎盤がはがれてしまう常位胎盤早期剥離の場合には鮮血が大量に出ます。このような場合は、すぐに受診が必要です。少量の血が混じっているのは、破水におしるしが混ざったもので、比較的よくあることなので、心配ありません。全体が黄色やピンク色っぽい場合も同様です。産院に連絡するときに伝えられるよう、破水したときの色や状態はよく見ておきましょう。

もっと詳しく知りたい! 破水Q&A

Q破水と尿もれどう見分けるの?
Aずっともれ出てくる場合は破水の可能性が大
羊水の色は淡黄色で、生ぐさいような独特なにおいがしますが、妊婦さんが色やにおいで破水か尿もれか見分けることはとてもむずかしいでしょう。ただ、尿もれは体を起こしたときやくしゃみをしたときなど1回だけ出るのに対して、破水はずっともれ出てくるので、一つの目安にはなります。

Q破水のときにパチン!と音がするって本当?
A音ではなく妊婦さんが感じるのかも
「破水したときに音がした」という妊婦さんは確かにいますが、お産のときに人工的に卵膜を破る処置をしても何も聞こえないので、耳に感じるような音ではないでしょう。卵膜が破れたときの衝撃が、妊婦さん本人には音のように感じられるのかもしれません。

Q羊水がどんどん出てきて、赤ちゃんが苦しくなったりしないのかな……
Aふつうはすぐに危険になることはありません
羊水が少なくなることで、まれにへその緒が赤ちゃんに巻きついたり、酸素や栄養が少なくなることはあります。でも、通常は赤ちゃんがフタの役割を果たし、羊水も随時つくられているので、かなりの量が出てもすぐに問題になることはありません。

Q破水してから24時間以内にお産にならないといけないの?
A陣痛が進まなければ促進剤を使うことも
破水後は陣痛が起こるのがふつうです。陣痛がなかなか起こらない場合、妊娠37 週以前の早産の時期は、抗生剤を投与して赤ちゃんへの細菌感染を防ぎます。妊娠37 週以降の正期産で赤ちゃんが成熟していて、子宮口の状態もよくやわらかいときは、陣痛促進剤を使ってお産を進めます。

臨月になったら、いつどこで破水するかわからないので、外出するときには、ナプキンを持ち歩くようにすると安心です。

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監修/山王バースセンター 院長 国際医療福祉大学 教授 北川道弘先生
医学博士。東京慈恵会医科大学客員教授。同大学卒業後、米国に留学。国立大蔵病院産婦人科医長、国立成育医療研究センター副院長・周産期センター長をへて、現職。

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出典:Pre-mo2016春号より
※情報は掲載時のものです。

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