助産師が伝授する、会陰切開をしないでお産を乗り切る方法

コラム
公開日:2016/01/31
更新日:2018/02/19
助産師が伝授する、会陰切開をしないでお産を乗り切る方法

はじめてのお産で怖いのが「会陰切開」。なるべく切らずに、切っても最小限にすませられるようにすれば結果的に産後がラクに。今からできるだけ会陰切開をしないために、妊娠中にできることやってみませんか?

お産に時間がかかっても、会陰が切れなければ産後がラク

妊婦さんの多くは、出産は「早く終るほど安産」「長引くほど難産」と思っていますが、お産の負担は必ずしも時間で比べられるものではありません。ゆっくりお産が進むほうが体の負担が少なく、結果的にいいお産になることもあります。そして、時間がかかっても会陰が切れなければ、それだけ産後がラクなことも確か。妊娠中にしっかり会陰ケアを行っておくと、本番で会陰がよく伸びて切らずにお産を終えられることもあります。人によっては会陰切開の傷が原因で産後うつになったり、痛みや恐怖感が残ってセックスレスになったりする場合も。なるべく切らずに、切っても最小限ですませられるように、できることはしておきたいですね。

マッサージで会陰をやわらかくする方法

会陰がスムーズに伸びて開くよう、オイルを染み込ませたコットンでマッサージ。使用するオイルはカレンデュラオイル、アーモンドオイル、ホホバオイルなどがおすすめです。

1. コットンにオイルをたっぷり染み込ませます。下の写真のように、中指に巻きつけるようにコットンをはさんでスタンバイ。

2. 会陰とその周辺を、Uの字を描くようにやさしくゆっくりとマッサージします。

3. 続けて膣口と肛門の間をくるくると円を描くようにマッサージしましょう。

4. マッサージに使ったオイルが残ったコットンは、捨てたらもったいない!おりものシートなどにのせて装着。そのまま一晩寝れば会陰がフワフワになります。

会陰切開をした時は正しいケアで回復度UP

食事をしっかりとる

傷の治りを遅らせるもののひとつが「低タンパク」。産後は大豆製品や魚など、良質なタンパク室をたっぷりとるとよいでしょう。ビタミン類も皮膚を回復させ、強くする効果があります。

なるべく刺激しない

切った場所によっては、座ったときに傷を圧迫し、痛みを感じることが。傷はなるべきそっとしておくのがいいので、円座クッションなどで直接刺激をしない工夫をしましょう。

安静に過ごす

会陰切開後は入院中がいちばん痛いので、なるべく横になること。傷を縫合した糸で痛みを感じる場合は、退院前に抜糸してもらうとラクになります。

痛い時には薬を飲む

痛みがつらくて眠れないようでは、傷の回復によくありません。母乳をあげていても飲める薬があるので、痛みがあるときは遠慮なく、ドクターや助産師さんに伝えて。

清潔を保つ

産後はシャワーで清潔に。会陰切開の傷が感染することはまれですが、万が一、最近感染すると皮膚がつきにくくなります。1カ月健診までセックスNGなのも感染予防のためです。

切らなかった人に聞きました!会陰切開しなくてすんだ理由は?

■陣痛がきたら、使い捨てカイロで会陰をあたためていました
あたためたほうが会陰が伸びやすくなると聞いたので、事前に使い捨てカイロを用意。陣痛がきたらタオルでカイロをくるんで、会陰に当てていました。

■助産院で習った会陰マッサージ、毎日がんばりました
妊娠9カ月のときに、助産院で教えてもらった会陰マッサージ。始めたのが少し遅かったけれど、毎日続けたおかげなのか、切らずにすみました。

■妊娠中、体が冷えないようにとにかくあたためました
いつでも湯たんぽ持参、家では靴下4枚重ねばき。体をああためる根菜類をとるようにするなど、体を冷やさない「冷えとり生活」を実践しました。

■いきみをのがすことに集中! 下半身にムダに力を入れないこと
陣痛中はタオルを握り、会陰に負担をかけないことを意識しました。だんだんと会陰が伸びる感じをイメージして、いきみのがしをがんばりました。

■いきみたくても、助産師さんのOKが出るまではひたすらガマン!
「もういきみたい!」という瞬間が何度きても、助産師さんに「いきんでいいよ」と言われるまでガマンしました。勢いでいきまず、ゆっくりが大事です。

■テレビを見る時はあぐらで座るようにしていました
妊娠中はお腹が張りやすく、運動はあまりできないかわりに、家にいるときの基本姿勢はあぐら。会陰が伸びるようにイメージトレーニングもしていました。

出典 :安産Pre-mo※情報は掲載時のものです

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